箱型タイマー&カウンター(リメイク)
R7/1/13:更新
元はカセット・ケース昔に買った木製のカセット・ケース(外寸:25Cm×13Cm×9.5Cm)に大型の7seg_LEDを組み込んだ、カウンター(得点表示)兼用のタイマーです。手直ししました。
<概 要>
- 蓋を締めてトグルラッチ(バックル)をセットしたらそのまま持ち運べるように・・・と考えたので、蓋の部分に表示部(4桁7セグLED)を取り付け、操作部は全て内側のパネルに配置しました。
- 蓋の部分を垂直に立てるために、フリーストップヒンジを使います。
- 本体と表示部(蓋)を繋ぐ配線は最小限の4本にしました。そのために I2cのアダプター(TM1637)は表示部の基板の裏側にICソケットを付けて差し込み、7segの各セグメントに単線を這わして配線しました。
7segLED表示板の裏側(TM1637を配置)- 今回のリメイクに当たり、使って頂いた方々の要望や感想を取り入れて、いくつか新機能を取り入れました。
<動作の説明>
機能切換(スライド)スイッチを「タイマー側」にしてリセットボタンを押すと、タイマーの動作が始まります。 (スライド)スイッチを「カウンター側」にしてリセットボタンを押せば、カウンターの動作になります。 リセットボタンは、電源スイッチをOFF/ONすることと同じです。
電源が入ったときのスライドスイッチの状態で動作が決まります。 <タイマーの動作>
- (<タイマー>の状態で)電源スイッチをONすると、7セグLEDが点灯します。ツマミの状態により、示している時間は不定です。
- タイマーのツマミを回して、計測時間を設定します。30秒以内は5秒、2分以内は10秒きざみ、2分を越えると30秒きざみでセットできます。
- インターバル時間を設定します。計測時間の間(あいだ)の秒数です。5秒刻みで0から20秒までセットできます。0に設定すればインターバル無しも可能です。
- インターバル時間中はメロディが鳴ります。音量は電源SW横のボリュームで設定できます。
- 『始/止』ボタン(赤)を押すと短くブザーが鳴って計測を開始します。
- 計測中はLED表示の数値が減って行き、残り3秒間は短く(プップップッ)ブザーが鳴ります。タイムアップするとメロディが流れ、インターバル時間が過ぎると、開始のブザーが鳴って自動的に次の計測が始まります。この動作は意図的に止めるまで継続します。
- 計測中やインターバル中に『始/止』ボタンを押すと、その動作を止めて、時間設定の状態に戻ります。ここでは設定時間やインターバル時間を変えることが出来ます。
- リセットボタンを押しても同様に時間設定の状態になりますが、この場合はメロディもリセットされて初めに戻ります。
<カウンターの動作>
- (<カウンター>の状態で)電源スイッチをONすると、7セグLEDが点灯します。表示は得点( 0: 0 )を示します。
- ゲームで得点した側のボタン(L+ または R+)を押せば、短くブザーが鳴って点数は加算されて行きます。
- 誤ってボタンを押した場合は、L- や R- を押して修正して下さい。
- 得点したサイドの上部(前面のみ)に緑LEDが点灯します。サーブ側を示します。
- レシーブ側が得点した時(サーブ交替時)は、点数表示中央のコロンが点灯しますが、サーブ側の連続得点時には消灯します。
- バドミントンのゲームを想定していますが、得点は21点を越えても継続できます。(上限 99点)
- ゲームオーバー等で、新しいゲームに際しては、リセットボタンを押せば初期の状態( 0: 0 )に戻ります。
<休憩ボタン>
今回のリメイクで『休憩ボタン』を新設しました。 タイマーやカウンターの、どの場面からでも『休憩ボタン』を押せば、5分または3分の計測を開始します。 休憩時間の後20秒間メロディが鳴って、『休憩ボタン』を押す前の状態に戻ります。 休憩時間(分)の設定は操作パネル中央のスライドスイッチです。
<PICプログラムについて>==>ソース(Hi_tech_c)
- 特徴的なことは、タイマー群(ループ)とカウンター群(ループ)の外側にwhileループを設けて、リセットしなくてもカウンター群からタイマー群へ移動できるようにしたことです。
- Jump_flgの値を工夫してタイマーからカウンターへ戻ることが可能になりました。
- 今までメロディは常に最初からでしたが、前回止まった途中から継続するようになりました。
![]()