R2/10/20:更新
CDプレーヤーのVer2を作ります。
◎パソコンを立ち上げなくてもCDが聴ける手作りプレーヤーのVer2です。
◎基本は、リサイクルショップで手に入れたCD-ROMドライブと自作したコントローラーです。
[製作の概要]
- 前回(1回目)のプレーヤーはケースの加工が大変だったので、今回はコンパクト型のデスクトップPCの箱を利用します。
- 元々DVD-Recorder用の5incベイがありますから、CD-ROMドライブを取り付けるための加工の手間が不要です。
- 電源も元のPCの物を利用しますから、必要な電圧(12v,5v)も揃っており、容量も十分です。
- ただ、元のPCは比較的新しいものなので、S_ATA用の電源はありますがIDE用のコネクタは付いていません。
- 電源ユニットのケースを開けて、PC用の20Pコネクタは取り去り、IDE用のコネクタを繋ぎ、別線でコントローラ用の5vを引き出しました。
- この5vは、D/Aコンバータの電源と冷却ファンの電源としても利用します。
- また、電源SWにあたる緑色のコード(これを黒コードに繋ぐと電源ユニットがONする。)を引き出します。これを前パネルのスイッチに接続します。
- 冷却用のファンは、本来は12vに接続されていましたが、そのままでは回転音が大きいので、コードをケース外へ引き出して、5vで駆動します。
- 電源の消費電流は大きくありませんから発熱も少なく、5v駆動の静かな回転でも十分だと思われます。
- フロントパネルには電源SW・リセットボタン・パイロットLEDがありますが、リセットボタンとパイロットLEDはそのまま利用します。
- 電源スイッチはPC用で、一時的に接触するだけのタイプですのでOn/Off2極のプッシュボタンに変更しました。
- 元PCのMain-Boardがねじ止めされていた場所に3mm厚の合板をねじ止めして、その上にコントロール基板とDACを載せます。
- LCD(液晶パネル)は各種カードの差込口を集めたパーツ(ケース)がありましたので、その空間に木製の板を介して取り付けます。
- ユニバーサル基板(木版に固定)に、足長の連結ソケット14pをハンダ付けし、ピン(左端14p)を差し込んで支えることにしました。右端もピンヘッダーとソケット(無接続)で支えます。
- 4個のタクトスイッチは、ユニバーサル基板に乗せて、全面の壁に浮かせて取り付けます。
- 残りの作業は、組み立てと配線(結線)です。
[主な部品]
- 電源ユニット:FSP150-50GLT の型番 5V 14A,12V 10Aと表記されている。
- CD-ROMドライブ:LG CRD-8400B 前回と同じで面白くはないのですが・・・。
- LCD:TC1602E 16文字 2行
- DAC:SsSlctブランド 型番なし 電源 DC5v(超安価品)
組立前の画像と説明 |
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電源ユニットから引き出したコード |
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LCD(液晶パネル)と取付 |
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コントローラと台 |
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DACとPushボタン |
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フロントグリル |
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利用するCD-ROMドライブ |
[一応完成]
- とりあえず各部品をつないで、問題なく動作することを確認しました。
- まだフロントパネルの表示は何もありません。
- CD-ROMドライブは専用の取付場所ですし、ボタンSWは見栄え良く治まっていますが、LCDは建付けが悪く見た目もよくありません。
- リスニングの結果は少し「キンキン」した感じの音で、DACの価格を考えると「こんなもの・・」なのかなー・・といった感想です。
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