R2/05/09:改稿バドミントン・タイマー(インターバル・タイマー)
週に1回程度ですが、バドミントンで汗を流しています。 バドミントンの練習では、準備体操(ストレッチ)で筋肉が温まった後に『基礎打ち』などと呼ばれている練習をします。
バドミントン・タイマー正面画像
ロビングとドロップ、プッシュとレシーブのように、ネットを挟んで対人で、一定時間続けて打ち合うのですが、その時間は、1回が1分半とか2分とかずつ、数種類ある内容を変えながら20回、30回と続きます。複数の人がいる場合は、毎回相手を変えることも多いのです。
つまり、1分半の時間を計り、10~15秒間をおいて(この間に相手を変えて)、また1分半を計ることを続ける必要があります。毎回キッチンタイマーで計っていると、頻繁にタイムアップのピピッ音を停止しなければならず煩雑だし、時々開始ボタンを押すのを忘れたりしますので、これの自動化が出来ないかと工夫したのが、このインターバルタイマーです。
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<使い方>
(回路図)
- 電源(背面)を入れると赤LEDが点灯します。時間設定の状態です。
- 秒(青)のボタンを1回押すと、緑LEDが1個点灯し10秒を示します。もう1度押すと緑LEDは2個目が点灯し20秒を示します。
- 分(黄)のボタンを押すと、黄LEDが1個点灯し1分を示します。画像は1分30秒が設定されています。最大設定時間は4分50秒です。
- インターバル(白)ボタンは1回押すと5秒ずつ増えて、55秒までセットできます。これはLED表示はしませんが、液晶の下段に数値で表示します。
- 始(赤)ボタンを押すと、タイマーがスタートし、液晶は1秒ずつ、LEDは10秒ごとに表示が減って行きます。
- 最後の10秒はLED(緑)が点滅し、残り3秒から時報のような音もでます。
- 設定時間が0(ゼロ)になると、設定したインターバル秒間メロディが流れ、インターバル秒が終わると「ビッビッ」とブザー音が出て、再び設定時間からのカウントダウンがはじまります。
- インターバル秒が設定されていないときは、設定(リピート)時間が0になるとメロディはながれず、すぐに次のカウントダウンが始まります。
- カウントダウン中に始(赤)ボタンを押すと、動作を中止して(設定した時間を保持したまま)設定中の状態に戻ります。(開始ボタンを押す前の状態)
- リセットボタンは、すべての動作を中止して電源を入れた時の状態に戻します。
主要パーツ一覧 No. 項目 細目 数量 備考 No. 項目 細目 数量 備考 1 Pic 16F648A 1 2 アンプIC NJM207D 1 3 LCD AQM0802A 1 ピッチ変換付き 4 LED 5mmΦ 10 赤1、黄4、緑5 5 スピーカ 56mm 0.5w 1 薄型 6 スイッチ タクト 5 7 スイッチ シーソー型 1 電源用 8 電池ケース 単3×3 1 9 半固定VR 10kΩ 1 音量調整用 10 アルミ板 パネル用 1mm厚,0.5mm厚 11 取っ手 80mm 白 12 抵抗 1/2w型 15 13 コンデンサ 電解 4 14 コンデンサ フィルム 4 15 ICソケット 18P 1 16F648A用 16 ICソケット 8P 1 NJM207D用 17 ダイオード SBD 1 逆接続防止 18 プリント基板 ICB86G 1 PIC回路用 ![]()
- 箱は4mm厚の合板を接着剤で張り合わせて、黒のラッカーを吹き付けています。
- タクトスイッチのボタンはユニバーサル基板にハンダ付けして、基板ごと箱の内側から厚手の両面テープで張り付けています。
- 電池ケースは、裏蓋に穴を開けて、0.5mm厚のアルミ板で外へ向けて固定しました。
- LCDの表面には保護用に1mm厚のアクリル板を付けました。
- インターバルのメロディ出力時は音量により100mA以上流れますが、カウントダウン時の消費電流は約10mA程度です。
ソース(Hi_tech_c)(ヘッダーファイルや楽譜ファイルも付けてあります。)
- LEDはダイナミック点灯を利用し、7個のポートで10個のLEDをコントロールしています。
- メロディ部分はICを利用する手もありますが、http://www.ne.jp/asahi/air/variable/picmel/ に掲載されている air variableさんのオルゴールのプログラムを拝見し、非常に巧みに作られていますので、ヘッダーファイルやメロディ・データの作成方法も含めて、利用させていただきました。
- このソースには、ドラエモンのテーマ曲を入れました。