h27/3/19:更新交流電圧計を作りました
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- アナログメーターを使った交流電圧計です。テスターの交流Vレンジは1V未満が計りにくいためと、視覚的に針が振れるアナログメーターが欲しかったためです。
- オーディオ・アンプの入出力を計測できれば充分なので、周波数等の性能は欲張らずに、デュアルオペアンプを利用しました。
- 電源投入時にメーターの針が大きく振れるため、遅延リレーを入れました。
- メーターの目盛は表示板を丁寧に外して、スキャナ-で読み取ったものにレタッチソフト(私はJtrimを利用)で位置や傾きを合わせて目盛(数値)を追加して、透明フィルムにプリントしたものを元のメーターに貼り付けました。恰好だけは「それなり」になりました。※下方 [メーターパネル] 参照
(ケースの内部) 上側が計測部、下が電源部です。[反省と感想]
- [ノイズ?]電源部をアルミ板で囲ったり、入力部と離したりしましたが、ノイズのため、10mvレンジで0.8mv以下の信号は計れません。
- 電源部は雰囲気でデュアルトラッキング(ハンドブックの回路をほとんどそのまま)にしましたが、交流電圧計なので、単に正負のレギュレータだけで充分だったように思われます。
- [校正]元々測定器がないから自作なので、厳密な校正は出来ません。2.5Vレンジでテスターに合わせてあとは、分圧用の抵抗値の誤差を信じるしか方策はありません。しかし、アマチュアの趣味の範囲では、相対的な値さえ分かれば合格と割り切っています。
[主なパーツと説明]
- アナログ・メーター:100μAの電流計(秋月の通販)
- ロータリースイッチ:6接点のもの
- Di 1N4148:何でもいいんですが一応高速という文字があるものを使いました。
- NMJ2114DD:これも、どれでも良かったのですが、低雑音をうたったものにしました。
- リレー:OMRON G5V1 メーターのOn-Offなので小さなもので可です。
- 電源トランス:12Vx2 (0.1A)です。容量は小さいもので0kです。計測時で消費量はDC 20mA以下でした。
- ケース:外形 190x80x150mm 多分 リード のものだと思われます。
(前後のパネル板をL型アルミで補強しました。)