h30/03/10:更新

デジタル表示の交流電圧計

2線式のデジタルパネルメーター

回路図と説明

[主なパーツと説明]

[一応 完成]

[反 省]

  1. 使い始めて一番の反省点は、絶対的に入力インピーダンスが低いことです。
  2. テストしていた環境では、出力インピーダンスが低いこともあって、表示される値の誤差は気になりませんでしたが、真空管アンプのドライブ段などでは、大きくずれてしまいます。
  3. このままでは、使い物になりませんので、オペアンプの1回路のみで整流して、もう1回路をバッファにするとか、もうひとつオペアンプを追加して、前段に電圧フォロワを入れるとか・・の工夫が必要です。
  4. もうひとつオペアンプを追加するなら、1回路を遊ばせるのはもったいないので、1/10と10倍の増幅(減衰)段をもうける・・・等、考えることは多々ありそうです。
  5. ケース・端子・7seg表示器等はそのままで、回路を変更して作り直しです。
  作りなおした回路図

[作り直し]

  1. 始める時のコンセプトどおりに「簡単に」作るため、2回路入りオペアンプのみで作ることにしました。
  2. 入力インピーダンスの確保のために、オペアンプ1つを使ってバッファにし、もう1段(オペアンプ)のみで、全波整流を行いました。
  3. 電源電圧が9vですから、約3vの表示辺りで頭打ちになる分は、最初に1/10の減衰回路を入れて、3Pのトグルスイッチで対処しました。その時は、表示値を10倍に読み換えます。
  4.  1kHzの正弦波と整流波形
  5. この回路での整流波形の画像です。DDS120というPCを使った簡易オシロなので、あまり鮮明ではありませんが、目視できますから重宝しています。
  6. 整流波形は、山の間隔が不ぞろいですが、求められるものは、振幅の直線性ですから目をつぶります。
  7. 入力抵抗は通常は1.1MΩ、1/10倍の時には約550kΩですから、ドライブ電圧測定時にも、使えました。
  8. パーツは少し増えましたが、なんとかAB基板に載せることができました。

[再改造]

  1. 実用的には、<有用>の範囲に入ってはいますが、計測値が低くなると値はドンドン怪しくなります。
  2. 使用しているうちに、もう少し50mV以下の電圧値も正確に・・・という欲求が出てきました。
  3. そのためには、再改造が必要・・・と判断しました。

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