三 嶺〜西熊山 (四国一の縦走路)

三嶺〜西熊山より望む三嶺
◆【山行日時】 2001年5月3〜4日  
◆【コース・タイム】

5月3日  曇り、山頂付近は霧

林道終点・駐車場=40分=ダケモミの丘=42分=大きな岩=5分=水場=15分=三嶺ヒュッテ

=15分=三嶺山頂=10分=三嶺ヒュッテ(泊)

5月4日  霧のち曇り、午前中は晴れ間も

三嶺ヒュッテ=10分=三嶺山頂=50分=西熊山山頂=1時間=三嶺山頂=5分=三嶺ヒュッテ

=48分=ダケモミの丘=22分=林道終点・駐車場
◆【正味歩行時間】

5月3日  2時間07分

5月4日  3時間15分
◆【詳細】
ヒュッテ前で 展望のなかった山頂(5月3日) 西熊山
5月3日、名頃林道終点より三嶺ヒュッテへ。

登山道からは高ノ瀬辺りの稜線は見えるものの、剣山や次郎笈は雲がかかり見えない。順調に高度を稼ぎ、水場でたっぷりと水を補充してヒュッテへ。1パーティーの先客有り。小屋の利用は今回で二度目だが、約半年とは言うもののやはり時間が経つと少なからず傷むことを実感する。
とりあえず山頂へ行くが、展望はなかった。

―明けて翌4日、相変わらずの天候だったが西熊山へ。何とかそこからの景色を見たいのだ。
少し思いが通じたのだろうか、しばらくすると左手の尾根越しに石立山やフスベ谷、右手に祖谷谷が少し見えてきた。
「何とか見えてくれ」
祈るような気持ちで進む。

それにしても素晴らしいササ原だ。眺望がなくても雰囲気を味わえるような気がするのは、それだけ広範囲に広がっている証だ。特に、大タオ付近のそれは特筆に価する。

西熊山に着いても、しばらくは展望は開けなかったが、
祈りが通じたのか、次第にガスが晴れてくるではないか!
まずは、西側に天狗塚!!そして・・・、東には待望の三嶺だ!!!

何せ、こちらから見るのは初めてで、想像以上の大きさに圧倒されそうなくらいだ。
これが見えれば文句無し。稜線漫歩と写真撮影を楽しみながらゆっくりと三嶺山頂へ戻った。振り返ると天狗塚は既にガスの中だった。

小屋に戻ると二人がうどん製造業の御子息の学生さんから頂いたという讃岐うどんを持って待ち構えていた。これが空き腹には特に逸品で、曇り空のもとではあったが三嶺山頂や、剣山、次郎笈を見ながらの食事で、より美味さが増した。


お亀ヒュッテ(下右)と天狗塚方面
この方向から見る三嶺は想像以上に大きかった ヒュッテと剣山、次郎笈
讃岐うどんを食す 三嶺の池と山頂 小屋直下の登山道と眼下に名頃集落
奥祖谷かずら橋で少し寄り道して一路、剣山へ。
◆【あとがき】

今回、三度目の三嶺にしてようやく(あるいは、早くも)西側からの三嶺を見ることが出来た。

ガスが晴れていたのはそう長い間ではなかったので、西熊山に着いた時間帯がちょうど良かったようだ。

まず、西側のガスが切れてきて天狗塚がお亀岩、イザリ峠の向こうに大きな三角錐の姿を現した。

間もなくすると東には三嶺山頂も、さらに大きなそれを見せてくれた。

こちらは、手前に遮るものが何もなく、全容が見えるのでより大きく感じられた。

期待して待っていたものの、現実に見えると少し興奮した自分がそこにいた。

「三嶺ってやっぱり立派で大きな山なんだ―。」 

第一印象はこうだった。西熊山で気長に待っていた甲斐があった。

山頂に戻るまで終始その姿を見ながら稜線漫歩を満喫した。
◆【今回の、剣山の記録はこちら

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