船上山〜後醍醐天皇ゆかりの地を訪ねて〜
船上山

登山路より東面のササ原と岩壁を望む

◆【山行日時】 2003年7月20日  くもり

◆【コース・タイム】

東坂登山口=25分=休憩舎=15分=船上神社=5分=奥の院

=5分=船上神社=25分=登山口

◆【正味歩行時間】 1時間15分


◆【詳細】

今日は待ちに待った地獄谷釣行の日だったが、前日からの荒天に阻まれ実現することが出来なかった。

とりあえず一向ヶ平まで出向いてみたものの、少し下流の野井倉橋からの景観は昨日、夕刻に確認に来た際の清い流れが嘘のように轟々と濁流が流れる。
これを見れば、今日の地獄谷遡行を中止したことが正解だったことは一目瞭然だった。

野井倉橋から見る加勢蛇川の濁流と東大山
野井倉橋にて

当初の予定を大幅に変更。

荒天でも難なく登れそうな船上山を当面の目的地とし車を走らせる。

東坂登山口
東坂登山口

東坂登山口に着いた頃、昨夜からの雨はようやく止んでいた。

登山口の『船上山行宮跡』やハイキングコース案内板を見なくとも、山中に足を踏み入れれば、ここが後醍醐天皇ゆかりの地であることを理解できるほど、同天皇にまつわる史跡が数多く残る。

登り始めるとすぐに東面に広がる岩壁をわずかに望み、緩やかに高度を上げる。

ササ原と岩壁 自然林帯を行く
緩やかな登り 自然林帯が広がる

右手に回り込むと自然林の広がる中を登るようになる。

横手道との分岐を過ぎるとジグザグに登るようになり、しばらくし登山路が広くなったかと思うと前方が明るくなり、あっけなく休憩舎の立つ山頂だ。

休憩舎付近
山頂付近には休憩舎もある

船上神社へは勝田ヶ山、甲ヶ山へと続く縦走路をほとんど水平にしばらく進めば、やがて境内に出る。

山頂から神社まではほとんど傾斜もなく後醍醐天皇ゆかりの史跡も多くあり、それらを見る度、当時に思いをはせるのもいいかもしれないが、山好きから言わせてもらうと、この付近、全くといっていいくらい展望のないことは残念な気がした。

船上神社 奥の院
船上神社 奥の院

奥の院まで足を延ばし再度、神社まで戻った後、間もなくに到着した倉敷山の会の皆さんと談笑しながら昼食。

船上神社
『倉敷山の会』の方々と右端にKさん

その後、来た道を山頂方面へ戻る。

山頂部の樹林帯 アサギマダラ
山頂部を行く アサギマダラ

休憩舎の立つ山頂部を外れると樹林帯を下るようになり、ジグザグにしばらく下ると横手道を合わせ、右手の視界が開け道路が見えて来ると、間もなく登山口に出る。


この後向かった、伯耆大山(弥山)こちら


◆【ワン・ポイント・アドバイス】

この山は後醍醐天皇について少なからず予習しておけば、いにしえに思いをはせ興味をもって歩けそうだ。

ただ、山好きにはクライミングのゲレンデであったり、専ら甲が山〜矢筈〜東大山縦走路の起点に過ぎないかもしれない。


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