◆【山行日時】 2002年11月24日 くもり時々晴れ ◆【コース・タイム】 後山キャンプ場・駐車場=20分=渡渉地点(下)=37分=稜線(船木山)=13分=後山山頂 ◆【正味歩行時間】 3時間20分 ◆【詳細】 兵庫・岡山両県境に位置する後山は岡山県下では最高峰、兵庫県下でも第三位の高峰だ。また、辺り一帯は氷ノ山・後山・那岐山国定公園の一角をなし、西へ船木山、駒の尾山へと続く県境尾根にはブナやモミが点在するササ原を縫って中国自然歩道が整備され、かつては修験道であったこの山域も、現在では広く多くの人に親しまれている。 登山口の後山キャンプ場へは兵庫県千種町より志引峠を越えるか、岡山県西粟倉村を経由するかのいずれかのルートで車を乗り入れることになるが、自身の道勝手から前者を選択、千種川の清流を右に左に見ながら遡る。
キャンプ場はもう少し標高の高い所にあるので、集落を抜け一段上部を走る広域農道に出て、標識に導かれるように細くなった道をさらにしばらく上る。
駐車場から、わずかにあと戻りした所に登山口はある。
やがて沢を二度渡ると、登山路は沢を離れジグザグに急登するようになる。右下には樹間に後山地区が見え隠れするが、それも束の間、次第に植林を見ながらの登高に変わる。
しかし、気持ちのいい歩行はそう長く続かず、右へ行場(?)への標識跡を見ると尾根までしばらく直登の道が続く。この付近が本コース上、最もきついところだ。
下草の植生が変化してくると、やがて登山路脇から木々が消え、ササが覆うようになると傾斜も緩くなり間もなく稜線に出る。
船木山は稜線上の通過点に過ぎず小さな標識があるだけだ。船木山をあとに後山に向かい歩き出すと、すぐにちくさ高原への道を分け、ブナの古木も見られる稜線歩き。
登山口に来るまでは、あんなによく見えていた稜線も、いつの間にかガスがかかり展望は利かなくなってしまった。
船木山を通過、後山キャンプ場への分岐を過ぎると、ブナやモミの点在するササ原を気持ちよく歩けるようになる。
以前ここを歩いた残雪期には、中途半端に横たわったササが足手まといとなりずいぶん歩きづらかった。
少し下り、小さくアップダウンしながら進むようになり、小さなピークの度うしろを振り返ると船木山や後山が遠くに見えるようになる。
鍋ヶ谷山から駒の尾山までは案外近く、知らず知らずのうちに避難小屋前の分岐に着く。
広々とし石のオブジェで整備された駒の尾山山頂からは、これまでの鬱憤を晴らすかのように一気に展望が開ける。
しばらくのんびり展望を楽しんだら山頂を後にする。
背の高いササ原の中を鍋ヶ谷山、船木山へと戻る。 ◆【ワン・ポイント・アドバイス】 後山〜駒の尾山間の縦走路、岡山県下では最も高い所を歩くことのできる縦走路だが・・・、周りには背丈の高いチシマザサが繁り稜線上ではあまり展望を得ることができない。
◆【残雪期の記録はこちら】 ◆【残雪期の画像一覧はこちら】 ◆【日名倉山の記録(雛倉神社より)はこちら】 ◆【東粟倉村のホーム・ページはこちら】
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