蒜山三座縦走
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このページの画像はすべて Canon IXY DIGITAL 55で撮影しました

三平山登山道より見る蒜山三座と蒜山盆地(遠くに氷ノ山山系) 翌10/9撮影
◆【山行日時】 2006年10月08日  くもりのち時々晴れ

◆【コースタイム】

犬挟峠・登山口=30分=雲居平=30分=下蒜山山頂=35分=フングリ乢=30分=中蒜山山頂

=45分=上蒜山山頂=55分=三木ヶ原・下山口=5分=牧場

◆【正味歩行時間】  3時間50分





かつて、三木ヶ原から上蒜山へ上がり下蒜山へと歩いた際、塩釜で家族との待ち合わせがあったため実現できずにいた三山の縦走を、ここに来てようやく現実のものとした。

犬挟峠、下蒜山登山口
今回はそのときとは逆ルートの下蒜山〜中蒜山〜上蒜山。

下蒜山登山口の犬挟峠を8時、歩き出す。

二度ばかり階段の急登をこなすと雲居平も望むササ原に出る。
階段状の登山路を急登









あいにくガスで下蒜山は望めないが、道端に咲く大好きな白い花、ウメバチソウや可愛い花を見ながらしばらくは散歩気分で歩く。




ヤマラッキョウウメバチソウ
















雲居平を過ぎると下蒜山への登り。

ササ原を縫ってジグザグに急登するほどにガスのせいで視界はなくなる。

雲居平より下蒜山下蒜山の上りより雲居平、5合目方面を俯瞰
















急登を過ぎると九合目で、緩やかに少し歩くと下蒜山山頂着。

折角のベンチもガスの露に濡れ、展望も皆無なので役に立たず。先を急ぐ。

下蒜山山頂ぬかるんだ急坂をスリップしないようにしばらく下ると、のんびり歩けるようになる。

フングリ乢(画像のちょうど中心地点)付近のササ原と中蒜山方面













高度を下げながらササ原を歩くようになると、やがて潅木の中のフングリ乢。

ここからは中蒜山へ向け上るようになる。

塩釜からのルートを左から合わせると、間もなくガスの中に避難小屋が見えてきた。中蒜山は南へすぐ。

中蒜山中蒜山手前、塩釜分岐
















小屋内には同じように犬挟峠から歩いて来たと思われる4人パーティーと2人パーティー、単独の人と自身の計8人。

足元を見れば大体どこから歩いて来たか想像がついた。

下蒜山から来た人は塩釜から上がってきた人たちに比べると、足元の汚れようがずいぶんひどい。

犬挟峠〜下蒜山間は概ねササや登山路脇の草の刈り払いが施されていたが、その後の下蒜山〜中蒜山(厳密には塩釜分岐)間はそこに比べると、さほど手入れされていなかったのがこの結果。

4人パーティーと自身が下蒜山からだった。

ヤマラッキョウと上蒜山上蒜山東より中蒜山(右)、下蒜山
















登山路脇で昼食中のご夫婦
早目の昼食後、中蒜山をあとにすると鞍部のユートピアまで気持ちのよい尾根歩き。

この頃から次第にガスが晴れ、眼下の蒜山高原が望めるようになってきた。

行き交う人もこれまでとなら、ずいぶん多い。

背後にはたどってきた下蒜山、中蒜山も姿を現せた。

上蒜山山頂は元来ほとんど展望なし






鎖もある坂を上りきると下山路との分岐。

上蒜山三角点は西へ5分ほど。展望はないものの、ほとんどの人がここへ足を運ぶようで狭い切り開きはすぐに人でいっぱい。

植林帯を急降下



分岐まで戻ったら槍ヶ峯へと続く尾根を下る。右手には大山、烏ヶ山、矢筈ヶ山、甲ヶ山がようやく見えるようになった。

ここでは上蒜山登山の家族連れが目立つ。

八合目の槍ヶ峯からは下山路の傾斜はきつくなり三合目辺りからはさらに急な植林帯を下る。

下山口は放牧場





スリップしないように慎重に歩を進めたらやがて百合ヶ原放牧場上の下山口に着いた。

上蒜山〜中蒜山を歩いて以来、約10年。
そのときから歩きたかった三山をようやく歩くことができた。





元来、犬挟峠へ戻る手段はタクシーでと考えていた。

縦走中は
「相乗りさせてもらえる人に出会わないかな〜?」
としきりに考えていたが、こんな虫のいい話しはさせてもらえる人にすら会えず、かすりかけもしない。

しかし、まんざら捨てたものでもない。

中蒜山の小屋で出会ってその後、上蒜山で再会した若い人が事情を察知して、塩釜までの相乗りを承知してくれていた。

タクシーを呼び、車道を二人でしばらく歩くとタクシーが上がってきた。

塩釜まで2,010円也。犬挟峠までは3,370円との情報があったが、塩釜から犬挟峠まで彼に送ってもらったおかげでここでの出費はなんと1/3以下で済んだ。

おまけに時間はまだ14時にもなっていない。

ずいぶん得した気分のまま、大山山頂に向かうため大山寺に向け車を走らせた。


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