明神山 (夢前の播磨富士)

Aコース上より望む明神山
◆【山行日時】 2001年9月8日  曇り時々晴れ
◆【コース・タイム】

夢やかた・駐車場=3分=Cコース・登山口

=15分=牛の背岩(一ツ目)=32分=小明神ピーク=20分=明神山山頂

=10分=A・Bコース分岐点=30分=鉄塔下=7分=駐車場
◆【正味歩行時間】 1時間57分



◆【詳細】
”夢やかた”を基点に、共に尾根伝いのCコース〜山頂〜Aコースの周遊コースで、明神山をぐるりと一周。

駐車場を後に簡易舗装の道を岩屋池方面へ進むと、すぐにCコース登山口がある。
しばらくは苦手の木造の登山道が続く。
しばらくは苦手の道
長谷池への分岐を過ぎると程よい傾斜の尾根上を歩くようになり、大きな岩の下部に出ると初めて登山口や神種方面の展望が開けてくる。左手を巻き、小枝を綺麗に刈り取りよく整備された道を進んで行くと、一ツ目の大きな一枚岩。
牛の背岩から見る山頂
二ツ目の一枚岩が現れる頃には右手には七種山塊も見えてくるが、正面に見え隠れする山頂はなかなか遠い。

この尾根はちょうど槍ヶ岳から延びる鎌尾根を登っているようで(スケールは随分違ってはいるが・・)、終始尾根を登って行くことや山頂が近づくにつれ傾斜が急になることが、それとよく似ている。
槍の肩にでも登っているつもりで行こう。

やがて、雑木林の中の展望の無い登山道となると、徐々に傾斜は急になってくる。
山頂は徐々に大きくなる
足元の悪い中、木の枝を頼りに急登をこなして行く。喘ぎあえぎ登って行くと、ようやく前衛ピーク。
やっとの思いでたどり着いたピークなのに、雑木に遮られ展望が全く無いので少しがっかり。

一旦下り、再び上りに転じる。左手に植林帯が現れるが、ここは赤テープを見逃さないよう右上へ進み、やがて小さな岩が現れ出すともうひと頑張り。大きな岩も現れ、前方が明るくなると明神山山頂だ。
黒尾山方面 雪彦山の三角点、岩峰群と暁晴山 夜鷹山と段ガ峰の稜線 山頂の特異な標識と笠形山
傍らの大きな岩の上に上がると、
ぐるりと360度見渡せる。
神種集落と”夢やかた”を俯瞰 姫路市・臨海部方面遠望
のんびり展望を楽しんだ後、A・Bコース方面へ下る。

Cコースと同様、山頂直下は急坂だが、こちらのコースは要所にはロープが張ってあるので少しは安心だ。
莇野分岐まで下ると急傾斜も一段落するが、もうしばらくは同じような下りが続く。

やがて谷沿いに下るBコースと、南に伸びる尾根を下るAコース分岐点。
A、Bコース分岐点
尾根上を下るAコースを下ることにしよう。
歩きやすくなった尾根上から時折振り返ると、徐々に遠くなる山頂が雑木の合間から見えて、何とも名残惜しい。
Aコースから明神山、小明神を望む
支尾根を下るようになると急な下りとなり、二度ほど小さな一枚岩を過ぎると関電の鉄塔下に出る。沢音が聞こえるようになると、ほどなくAコース登山口に出て、簡易舗装の道を少し歩くと駐車場だ。
◆【ワン・ポイント・アドバイス】
今回のAコース、Cコースとも、下部では展望を楽しめるが、上部では辺りは雑木林となり展望はなくなる。

Cコースは、前衛ピークや明神山の最後の上りがかなり急なので、下りで利用するよりも上りで利用した方が良い。

山頂手前は両コースとも、スリップ注意。

初心者には、展望はほとんどないものの、急斜面ではロープが設置されよく整備された状況や、距離も最短であることを考えると、Bコースでの往復が無難かも。

◆【Aコース〜Cコースのデータはこちら

◆【Bコースのデータはこちら


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