上山高原〜扇ノ山
山頂に向け登高するMさん、Yくん 背後は大ズッコ

山頂に向け登高するMさん、Yくん 背後は大ズッコ
◆【山行日時】 2008年4月12日  曇り(のち稜線はガス)
◆【コース・タイム】 
上山高原・駐車地点=50分=小ズッコ小屋=50分=大ズッコ=15分=扇ノ山山頂

=20分=大ズッコ=25分=小ズッコ=30分=上山高原・避難小屋=5分=駐車地点

(コースタイムは滑走時間とシール歩行時間とが混在しています)

パタゴニア
◆【概要と画像】
コースタイムのとおり、今日のルートは上山高原から扇ノ山往復。

Aさんの迎えの車に乗り込み自宅を出発。道の駅・ハチ北で前日から車中泊のYくんたちと合流したら一路、登山口の上山高原へ。

海上集落を過ぎてようやく山腹に残雪が現れるほどで、道路上には雪はまったくなし。前回駐車地点とした最終の作業小屋あたりでも雪はなく、車のままどんどん高度を上げる。

桂の滝入り口付近からは沿道に残雪が現れるものの、どうやら除雪作業を行ったようで
「これなら上山高原まで上がれそう。」
案の定、楽々上山高原着。これで1時間半以上の歩行を省略できたことになり、大いに助かった。

ここからでも扇ノ山はそれなりに遠い。しばらく林道を歩き、しょうぶ池を右手眼下に見るようになってようやく山頂方面を望めるようになる。
しかし、それも今はガスの中で目にすることはできない。

やがて林道から左手の沢筋に取り付き小ズッコへと延びる尾根を上がる。下部では潅木の枝が少々うるさいが、高度を上げブナ林帯を歩くようになると左手に仏の尾方面が見渡せ、小ズッコ小屋はまもなく。

ここからは平(なる)い尾根筋を緩やかに歩く。やがて天気も少しばかり回復して、左手に仏の尾〜青が丸が見え出す。ブナを縫っての歩行は快適だ。

大ズッコに上がれば山頂は指呼の距離。梢越しに山頂小屋がはっきり見えるようになる。

コルまで下ったら最後の登り。展望台を見るようになるとやがて山頂に着く。

しばらくすると南東尾根から数人の人が上がってきた。山頂間近となり近づくと、こちらの名前を呼びかけるではないか。津山のNさん、Kさんたち3人パーティーだった。

昨年の氷ノ山以来一年ぶりの再会に話に花が咲き、小屋でワイワイ、ガヤガヤ一緒に食事をとったら、山頂東斜面を滑る。

彼らは細板だが、なかなか上手い。
「次はこれですよ。」
Nさんに誘われたが、あんなに細い板で滑る自信はなく
「これで十分ですよ・・・。」

山頂に戻ると次第に鳥取側からガスが湧き出していた。やがてそのガスが稜線を覆い始め、のちにはすっかりガスに包まれてしまった。

帰路にも何本か滑る予定にしていたが、視界がなくなったのであえなくキャンセル。
大ズッコまでに東へ延びる尾根を東へと帰る彼らと別れ、こちらは往路を忠実にたどる。

油断は禁物。トレースを外しかけるとコンパスも確認しながら緩やかに下る。

小さなスギの森が現れると小ズッコ小屋着。
ここからは往路をたどらず、林道へ下るルートを採る。夏道の登山口と思われる箇所で林道に降りればひと安心で、あとは林道を滑るのみ。

ミズナラやブナの大木を林道脇に見ながら下り、上山高原・避難小屋そばのベンチで談笑したあと駐車地点へと戻った。

上山高原を出発 尾根から見る仏の尾、青が丸方面
上山高原を出発 このときは仏の尾、青が丸はガスの中だった
小ズッコ小屋 ブナ林帯を緩やかに登高
小ズッコ小屋 ブナ林帯を緩やかに登高
左手に仏の尾〜青が丸が見えてきた 展望台
左手に仏の尾〜青が丸が見えてきた 展望台
氷ノ山方面と陣鉢山 山頂小屋と氷ノ山
氷ノ山方面と陣鉢山 山頂小屋と氷ノ山
豪快に滑るMさん Yくんは華麗に舞う
豪快に滑るMさん Yくんは華麗に舞う
津山・Nさん 津山・Kさん
細板で滑降の津山・Nさん 同じく・Kさん
氷ノ山 ふるさとの森コース方面から見上げた山頂小屋
氷ノ山 南東尾根(ふるさとの森コース)方面から見上げた山頂小屋
ガスの中、大ズッコへ登り返す 小ズッコ小屋(中央左)着
ガスの中、大ズッコへ登り返す 小ズッコ小屋(中央左)着
西ヶ丸のブナ原生林帯 上山高原・駐車地点はまもなく
西ヶ丸のブナ原生林帯 上山高原・駐車地点はまもなく

◆【ワン・ポイント・アドバイス】
荒天時に限らず、地形図、コンパスは必携です。

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