アール・デコ展

20世紀初頭までの華やかなアール・ヌーヴォー様式の後を受けて、1920〜30年代に花咲いた芸術様式をアール・デコといいます。 初期の物はアール・ヌーヴォーの装飾的な部分を残していて、特にクラッシック・アール・デコと呼ばれています。

新宿の伊勢丹で開催された今回の展覧会は、ニューヨークのソナベンド夫妻のコレクションを紹介していて、机や椅子のような家具から装飾品、ボトル、花瓶などに至る多彩な作品が展示されていました。

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今回、ウッキーの印象に残った作品を紹介します。 上の写真はいずれもルネ・ラリックの作品で、左がパンフレットの表紙に載せられた「花瓶 <アカンサス>」という作品。 右が「花瓶 <バッカスの巫女たち>」という作品です。 中でも右側の花瓶は、落ち着きと暖かさが伝わってくる印象的な作品でした。 いつか、現在は東京都庭園美術館になっている旧朝香宮邸を訪れたときに、建物の間仕切りになっているガラスがあまりにすばらしいので、しばらく足を止めて見とれていたことを思い出しました。 いずれも単色のすりガラスなのに、人を魅了するインパクトがありました。

ラリックの作品を集めた、滋賀県にある成田美術館の訪問記も紹介していますので、ご覧下さい。

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