特におもしろいことがあったとか、劇的なことがあったとかじゃないんですけど、私にとっては記念的なことだったんで、私の一日をだらだらと書いてますデス。(^_^;
ええっと、始まりは3月31日。 空手の稽古を終えて、クタクタになって帰宅した時でした。部屋に戻ってアザを擦りながら(^^;カバンを置くと、机に一枚のハガキが。(私宛のものはいつも家族の誰かが机に置いてくれます) 『うん?何だ?ダイレクトメールか?』 手に取って見ると、自分の名前の下に試写会の文字が。 『おおっ!珍しい!試写会当たったんだ』 私は映画好きなので、ネットで手当り次第試写会の応募していました。けれど、根っからの抽選運のなさで、当たったためしがない(-_-;当たらないだろうと諦めモードの応募だったんで気にも止めず、何に応募したかも定かではなく。。。なので、試写会に当たったこと自体がホント奇跡で、とても喜んでいたんです。それで感慨深げにハガキを見ていくと、今度は体にザワザワっと走るものが!そう、試写会の映画のタイトルが「恋人はスナイパー 劇場版」。 『うそでしょ・・・・』 慌ててハガキをひっくり返すと、チラシやポスターと同じイラストがデーンと! 『夢?間違いで送られたとか?』 もう、全く信じられなくて、名前を確認すると、確かにそこには私の名前が。 『どうしよう・・・』 なぜかそんな気持ちが・・・。素直に喜べばいいものを、なにか起こるんじゃないか、これは間違いなんじゃないかと、不安というか、怖くなってしまいやした(^^; 実際、試写会当日までの私はかなり神経を張り巡らせていたんですよね〜。毎日机に飾った試写会状を帰宅する度、朝起きる度、部屋に戻る度に確認し、『ちゃんと現実にあるな。』とまるで電車の運転手さんみたいに指差し確認をしていやした(^_^;それでも不安だったんでしょう!試写会の会場に入る時に係の人に『このハガキ、違いますよ。』と言って入場を断られるという夢を見たほど。根っからの小心者なんですね〜、私は(苦笑)。
そんなこんなで試写会の前日、そんな私がまともに寝れるはずもなく、ウトウトし始めたのが明方の4時くらい。何度も目を覚ましてはウトウトしてというのを繰り返し、結局8時半に『もう起きた方がいいや』ということで、台所へ。頭はぼーっとしながら朝食を食べ、『ホントに今日、試写会の日なんかな〜?』と、ここまできて実感がなくなってしまいました。それまで散々ピリピリしていたのに!不思議なもんですね〜。朝食を終えて出かけるまでにすることといったら、やっぱりこれでしょう!恋スナのエピ1・2を観ること。『復習〜♪、復習〜♪』と浮かれながらDVDをセット。 しばし間。。。。 『きなこさん、かっこええ〜』『凱歌、なんて寂しそうな目をするんだ』『うう、雁太郎さん』『スナイパーの目だよ』『二人のアクションはすげ〜や』『やっと再会できたのね(涙)』と心の中でブツブツと。『やっぱりええわ〜』と思いながら、新たにDVDをセット。 しばしの間。。。。 『冒頭から飛ばすね〜』『「きなこちゃん!」だって。いいね〜、黒谷刑事!』『范の登場だ〜』『きなこさん、見事な運転テクニックです〜(笑)』『(笑)そりゃ、気分悪くなるよ』『コ−、あなたには参りますわ』『凱歌、やっぱり銃を持つことにためらいがあるんだね。罪を背負っているんだね。』『掛け合いといい、やり合いといい、見事なコンビだわ』『「ありがとう、母さん」だって、うう(泣)』『なんて切ない別れだよ、切なすぎる。 (>_<)』なんて言っている間に、すでに昼の一時頃。 こうなってくると、メイキングまで観たくなるんですよね〜。『メイキングだけ。』のつもりで観始めたのに、結局エピ1とエピ2とすべての特典映像を観ちゃうことに。気が付いたら、なんと3時過ぎ!! 『うぉーっ!もう3時じゃないか〜!』と慌てて身支度することに。3時に家を出る予定が、40分の遅れ。あちゃ〜。。
急いで電車に飛び乗り、一路試写会が行われるABCホールへ。ホールの場所は、前日に地図まで取り出して確認済み。何度も見て目にしっかりと焼きつけたので、迷うこともないだろうと思いつつ、やっぱり地図は持っていきました(^^;電車の中ではソワソワ、ワクワクの繰り返し。あっちにキョロキョロ、こっちにキョロキョロ、ホント落ち着きがなかったっスね〜。電車の中で英会話の中吊り広告の水野さんを見つけ、『ああ、もうじき観れるんだ〜、会えるんだ〜』と広告を見つめてニヤニヤする始末。絶対周りの人達に『おかしな人』と思われていたに違いない。。。 いつも通い慣れている駅で途中下車。一直線に書店に直行。その目的は・・・、もちろん恋スナ!ちょうどその日は、恋スナの巻頭特集が組まれているキネマ旬報の発売日。これを買わなきゃ、恋スナファンではないでしょ!!弾むような足取り&猛スピードで(^^; 書店の映画コーナーに。 ありました、ありました!かっこええお二人(水野さん、スイマセン。でも、大人の女性としてかっこいいんだもん!)が写っているキネマ旬報がたくさん!一瞬、全部買い占めたくなりやした(^_^) おまけに、心の中ではキャーキャー騒いでしまうし(危ない奴になってる)。時間がなかったこともあり、ぐっと読みたいの堪え、一冊購入(今思えば、保存用と読む用に二冊買えば良かったな。。)大事そうに胸に雑誌を抱え、再び電車に。雑誌だけで私は満足感に浸っておりました〜。あは。
試写会があるABCホールは朝日系列のテレビ局にあり、大阪の中心地にありました。電車で中心地に向っていくと、外の景色は次第に高層ビルが立ち並ぶ都会の街並に。それを見つめる私の視線は、必ずビルの屋上へと注がれます・・・。恋スナ病の症状その1デス。恋スナ情報や予告編を目にしてから、どうも高層ビルや高い建物を見ると、どうも視線がその屋上に。屋上を見てどうこうってわけじゃないんですけど、屋上を見ると『屋上での銃撃戦って、どんなのだろう?』『あのビル、ヘリポートがある。戦いやすそうだな』『どんなスナイピングシーンなんだろう?』と、次々と恋スナ妄想にスイッチが。。(^^;いろんな妄想をしながらも、この妄想もいよいよ終止符が打たれるんだなと、ちょっぴり寂しい気もありつつ、駅に到着。この時、既に五時半。またまた足早にホールに向かいました。 ホールに到着すると、既に長い列。もっと早く来れば良かったと嘆きつつ、観れるだけでも幸せと自分を納得させて、列に並ぶことに。20〜40代を中心に、下は親子連れの小学生からお年寄り夫婦まで、並んでいる人達の世代はバラバラ。女性がやや多めかな。男性4対女性6といった感じでしょうか。このホールでやる試写会はペアではなく、大体一人しか抽選に当たらないそうで、この時も一人で来られた方が多かったみたいです。 いよいよ開場。長い列の後ろの方だったわりに、二列目の真ん中の席をゲット。実はホールの場所をネット検索していたら、あのサイトで『二列目の真ん中が穴場』という情報をゲットしていました(^^;確かに、いい席だったな〜。私は一人だったので話す相手もおらず、上映までの時間を持て余していたので、周りをキョロキョロと。『この中に恋スナファンがどれだけいるんだろう?』と改めて参加する人達を見渡してみるのですが、これまた全然分からず。。(-_-;キネマ旬報を読んでいる人を探したんだけどな〜。 一列目に陣取っていた人達は知り合いのようでかなりの大人数。たくさんの映画のチラシを交換しながら、まだ公開されていない映画の話が次々と。『ああ、この人達は映画ファンね。』と推測。はたまた、斜め前の人達は雑誌のコピーを交換中。雑誌の内容からして『この人達は、ウンナンさんのファンだ。』と。もう一方ではスーツ姿に恋スナのプレスシート(!)を持ち、なにやらスケジュール帳を睨んでいる人が。『う〜ん、プレス関係の人かな?いいの、持ってるな。欲しい。。』と羨望の眼差しを向けてしまいやした。段々人間ウォッチングになってましたね〜。
そうこうしているうちに、司会の方が登場。いろいろ話されていたんですが、記憶が定かではなく。。。上映が楽しみ楽しみで上の空だったですよね〜。スンマセン、司会の方。 でも!これだけは聞き逃さなかった!なんと19日に梅田ブルクで内村さんの舞台挨拶があるとのこと!しかも、AJIさんも来ると!『これを行かずしてどうする!』とばかりに、早くも仕事のことを忘れていました(^_^;コラッ!!あと、この上映が終わったら劇場鑑賞券を販売すると。しかも鑑賞券を買った先着50名に恋スナのプレスシートが付くとのこと。これは買わねばと決意を秘め、一人燃えてました、あはは。 で、いよいよ本編の上映。 観終わった時の感想は、『・・・・足りない。』でした。 何が足りないと感じたのか、詳しい感想は別に書くので、ここでは語りません。 ただ、なんとも言えない気持ちを抱きながら会場を後に。(もちろん、プレスシートをゲットして) 帰りの電車の中で、何度も映画を思い返し、取り留めなくいろんなことを考えていました。浮かんでは消えていく考えだったので、自分でも何を思っていたのやら。それと何とも言えない感覚。後で分かることですが、この何とも言えない感覚はこの映画独自のもので、観終わる度に抱えてしまうものなんですよね。その時はそれが分からず、ずっと『何だろ?この感覚?』と考えていました。 電車の中でそんなことを思いながら、ふと視線を移すと、また英会話広告の水野さんが目の前に。『何でしょうね、この感覚は?』と心の中で問いかけ、視線を斜めに移すと、そこには医薬品広告の竹中さんが。『ここにも恋スナ関係者が』と思いつつ、また視線を移して横を見ると、そこにはクレジットカードの阿部さんが!『ここもかよっ!恋スナ関係者に囲まれてるよ!』と、ミムツッコミをかましてしまい、先程の気分はどこへやら(^_^; 家に帰って、劇場版の感想を書き留めておこうとしたのですが、これが全く言葉にならず。自分の抱えた感覚が何なのか分からないので、言葉にできないんですよね。 今までこの映画が好きだから、楽しいから、面白いからと、何度も足を運んで観に行くことはあったのですが、この映画に関しては、全くそれとは違うものになりました。この映画が好き?と聞かれたら、正直分からないんです。確かに笑える部分も面白いと感じる部分があるのですが、今までとは違うんですよね。原因はやっぱり観終わった時に抱えるあの感覚。あの何とも言えない感覚が私の中で引っ掛かる。あの感覚が言葉にできなくて、とてももどかしく感じるんです。だけど、そうなることが分かっているのに、なぜかまた映画館へ足を運んでしまう。それがまた、理由が分からない。 『何だろう、この映画は?』と、いつも思います。今までこんな感覚も、この気持ちにさせる映画もなかったのにな〜。不思議なものを持っているんでしょうね、この映画は。
あっ!試写会の話から反れてしまいました。スイマセン(ホイさん調で)なんてね。(おわり)
|