メンテナンス


道具は十分に水洗いして塩分を流しましょう
道具が傷ついた時や、壊れた時の対処方法です

ボードセイルブームジョイントシートマストウエットスーツマリンブーツ


ボード
ボードにヒビや穴が空いたら出艇せず、必ずリペアして出艇すること。内部は水を吸う素材。壊れたままで出艇すれば、水を吸って取り返しのつかない状態になります。
ヒビが入って水が侵入した可能性がある場合は、ボードを十分に暖めましょう。
夏なら炎天下にさらしておけば、プクプクと泡みたいに水が出てきます。十分乾かしてから作業しましょう。


@いつ亀裂が生じたのかが重要。陸で壊したのならすぐにリペアしても大丈夫だけど、もし海上で壊したのならすぐ水を吸っている可能性があるから傷口の回りを指で押してチェック。水が入っているようなら日なたに数日放置して、水抜きをする必要がある。 A水が入っていないことを確認したら、リペア溶剤が傷口にしっかりと接着するように紙やすり(100番くらい)で汚れや油膜を落とす。

B紙やすりで汚れや油膜を落としたら傷口の回りにマスキング。このテープは日曜大工センター等で入手できるマスキングテープと呼ばれるもの。 Cマスキングをした傷口の上に、大きめに切ったグラスファイバークロスを乗せて溶剤を塗る。溶剤は簡易リペアの時と同じもの。白いグラスファイバークロスが透明になるまで、しっかり染み込ませよう。 D触ってもベタつかないくらいまで(完全硬化の一歩手前)固まったら、マスキングに添ってグラスファイバーのあまり部分をカット。完全に固まってしまうと切れないのでタイミングを逃さずに。このときボードを傷つけないように注意。 E完全に硬化してからグラスファイバーの切り口を紙やすりで軽く磨いて終了。見た目はイマイチでも修理効果は抜群。それでも見た目が気になるようなら専門家に任せるしかない。



小さな穴や亀裂のリペアはリペア溶剤で傷口を覆って乾かすだけ。タイトロン、VLXなどの紫外線で固まるタイプの液状リペア用品は、日に当てるだけで固まるので便利。でも、曇りの日は固まらない事もあるので、そんな時は5分〜30分で硬化するエポキシ接着材(2液混合タイプ)を使う。またごく小さな亀裂ならば、水回りを目張りする家庭用のキッチンテープを貼るだけでもOK。写真左手前の白い布はグラスファイバークロス。
「常時携帯したい道具」
  • ドライバー
  • カッターナイフとはさみ
  • ライター
  • ゴムづち
  • 100番くらいの紙やすり
  • キッチンテープとセイルリペアテープ
  • メジャー等

セイル
左(セイルリペアフィルム) 中(角を円く切って張る) 右(大きめの破れ個所)

セイルはマイラー(色のついている部分)とモノフィルム(透明な部分)があり、特に気を付けないといけないのが、モノフィルム部分。
モノフィルムがキズ付いたり、破れたりした時のリペア方法です。
ただし、古くなってくるとあちこちが破れだすので、買い替えと考えてもいいでしょう。

ブーム
あまり壊れることはないですが、ボキッと折れたのもあるみたいです。各パーツが売ってます。
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ジョイント
あまり壊れませんがゴムの部分は定期的に代えましょう 
<参考>

シート
シート(ひも、ロープ)はしょっちゅう交換する必要はないですが、表面がガサガサになってきたら交換しましょう。
シートの端は火で溶かして丸くします。
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マスト
ヒビが入ってないかしっかり確認しましょう。海で折れると帰っては来れませんし、セイルも痛めることになります。

ウエットスーツ
切れたり、掘れたりした場合のリペア方法です。

マリンブーツ
底が磨り減ってきたら ”シューグー”というのがコーナンなどで売っていますのでそれを穴が開く前に厚く塗りましょう。
ゴム系のブーツはデッキ上を歩き回るとどうしても磨り減ってしまう。穴が空いたり破れる前にシューグーで補修する。
もし、穴が空いたり、破れたら、パンク修理の補修材で補修したのち、上からシューグーで補強する。
これで、何シーズンかは使用できるし、ボードにもやさしいでしょう。
これが”シューグー”です。 URL/www.shoegoo.co.jp 100円ショップで購入
上の写真は冬用のブーツです。
これを使って補修の方法を以下の手順で説明します。
もちろん、夏用のブーツも同様に補修します。


@パンク修理材で補修したところ。
穴が空いたり、破れた場合は、パンク修理セットに添付の紙やすりで傷の周囲を磨き、添付の専用ボンドを広めに塗ります。
次に、パンク修理用のゴムシールを剥がして、補修ゴムの方にも専用ボンドを塗ります。少し乾いてきた頃に貼り付け、かなづちで叩くか、何かで圧着します。

Aシューグーを使って補強したところ。
ブーツ底が磨り減ってきた時や、上記@で補修した時に、シューグーを付属のへらで厚めに塗ったところ。
その後、十分に乾かす。

Bシュ―グーが乾いて出来上がり。
厚く塗ったシューグーが乾いたところ。これで、出来上がりです。これでブーツのメンテナンスは終わりです。


 使用していて、薄くなったら早めに補修してください。ブーツが長く使えますよ。 


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