この地に来て自然という生命に触れ街中に住んでいる時には、
感じ無かった生きているという感覚
つくずく思う事は、人間というものの身勝手、愚かさです。
何故、人は人を傷つけ(心も体も)憎しみあうのでしょう?
自分の価値観で人を見、他人を否定するのでしょう?
そんな濁った心を持つ飼い主を彼等(犬達)は、どう見て感じているんでしょう?
そんな人達(家族)に囲まれて幸せでしょうか?
人間は誤魔化せても彼等には誤魔化しは通用しません
ずいぶん前の事なんですが目に焼き付いて離れない光景があります。
それは、私が車に乗っていて渋滞にはまり‘フッ‘と横を見ると
かなりお年を召したおじいさんと一匹の雑種
おじいさんは、杖をつきフラフラと・・犬もそれにあわせてゆっくりと歩いていました。
そこに3〜4人の女子高生達が前から歩いて来たなと思ったらいきなり
その彼女達が「わぁ〜可愛い〜」と言いながら撫ぜはじめました。
外見は、なにも可愛くないどちらか言うと汚い一匹の犬なんですが
なんとも言えない雰囲気がそうさせたのでしょう。
おじいさんは?と見てみると何度も何度も彼女達に頭をさげ
「ありがとうございます」を繰り返していました。
その後は車も動き出し見ていないのですが、おじいさんと
一匹の犬の真実のつながりを見せてもらった様な気がして
その日一日は、すごい幸せな気分になり羨ましいかぎりでした
私も犬達と触れ合っていてイライラしたり腹が立ったりした時に
あの時のあの光景を思い出し(思い出してしまう)彼等に「ゴメンゴメン」と
謝ってばかりいます。
見た目だけの関係じゃなく、あの様な関係を築いていきたいと
日々暮らしています