山空海温泉





不思議なネーミング山空海温泉 大阪の秘湯

お湯の満足度
不満足 大満足   
秘湯レベル
普通 秘湯   
総合評価
悪い 良い   

温泉施設名
 山空海温泉
住所
 大阪府豊能郡下田尻801
アクセス
 阪神高速池田木部から173号線を北上。
 左手に一庫ダムを眺める府道604号線に入り15分ほど。 
 上記画像の看板が目に入ってきます
泉質
 ナトリウム-炭酸水素塩泉 (含硫黄って気もしますが)
効能
 本当に大阪なの?って気がする 効能はメモるの忘れちゃいました<(_ _)>
営業時間
 4〜10月  10:00〜19:00
 11〜3月  10:00〜18:00  (日・祝は8:00〜)  月曜日定休
  
入浴料
 500円 +駐車料金100円
お風呂データ
 小さな内風呂 2   源泉掛け流し冷泉風呂 1  無色透明  
 強い硫黄臭  
石鹸・シャンプーなし  駐車場5〜6台のスペース       






温泉の遊人として、これほどまでに不思議なネーミングをした湯をほっとく訳にはいきません。
地図を見ると、大阪市内から約1時間ほどで行ける距離。 こんな所に秘湯が隠れていたとは・・・
拉致気味に友人を誘い出してはみたものの、助手席の君は「スーパー銭湯でいいがな・・・」と、どうも乗り気ではありません。 左に一庫ダムを見ながら車を走らせれば、山空海温泉と書かれた手書きの看板が見えはじめ、更に進めば「ここに温泉がありまっせ!」と言わんばかり、屋根にドでかい温泉マークが書かれたちょっぴりふざけた小屋が見えてきます。 それこそが山空海温泉。駐車場に車を停めると、不思議な風体に興味が出たのか私よりも先を歩きはじめた友人。


ガルルゥ〜ワン ワン オンドリャ〜 ワン!


何処からともなく聞こえてくる犬の遠吠え。
間もなく、数匹の猛犬がこちらに突進してくるではありませんか? 足元で吠え荒ぶ3匹。
そりゃそうだ・・・ 秘湯たるもの1時間そこらで着いてはいけないのだ! 数知れない困難があってこそありがたい湯。 と、自分に言い聞かせつつも後ずさりしか出来ない友人と私。 意を決し、噛み付かれるのを覚悟で突き進んでいくと、どうしたものか? あれほどまでに噛みつかんとしていた猛犬がクルリと背を向け、 時に後ろを振り向きながら歩き出すではありませんか?

道案内してくれるの? 
「ありがとう」

しかし、着けばお休みだったのである。 あの3匹は「今日は休みだ、帰れ」と吠えていたにもかかわらず 突き進む頑固な人間に愛想を尽かし、 「自分の目で確かめてから帰れ!」と、呆れてしまったのだろう・・・


後日、リベンジを兼ね再度訪れてみましたが、今度は手荒い猛犬の歓迎もなく無事に到着。

500円の入浴券と駐車代金の100円を券売機のすぐ横にぶら下がっていた竹筒に入れると、「その通りだよ」と、優しそうなお婆さんが微笑んでくれた。

さて、券売機周辺で柔らかな湯気を発せながら涼まれている常連さん達の前を通り過ぎると、いよいよ大阪の隠れし秘湯、希少な硫黄泉とのご対面である。
  


脱衣所に、入浴心得なるものがありました。

また、浴槽内には
山空海温泉憲法なるものが張り出されていました。
例えば・・・

ひとつ!オーナーがたとえ間違ったことを言ってるとしても、それを受け入れられないものは入浴するべからず!
ひとつ、金を払ったからと言って客だという態度をとるな!

膝までパンツを下ろした状態で固まってしまった





扉を開ければ、フワンと香る卵臭!

まさに硫黄の香り。大阪で火山臭の香りがする温泉って本当に珍しい。

入浴心得に書かれてあった通り、まずは陰部と足の裏を念入りに洗うと、2つある浴槽の左側に浸かることにした。

どちらの浴槽も大人が3人も入れば一杯なのだが、左側の浴槽は、38度〜42度に加温されている為ちょっぴり熱め

少し温めな右側の浴槽から誰かあがらないかなぁ〜

山空海温泉、私にとっては1.2を争う秘湯と言えるのではないでしょうか・・・










 

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