法 師
粟津温泉






日本最古の宿 法師
お湯の満足度
不満足 大満足   
秘湯レベル
普通 秘湯   
総合評価
悪い 良い   

温泉施設名
粟津温泉 法師  
住所
石川県小松市粟津温泉
アクセス
北陸自動車道 加賀ICより25分  
泉質
ナトリウム硫酸塩泉
効能
慢性関節リウマチ、慢性筋肉リウマチ、神経痛、神経炎、慢性皮膚病など 
お風呂データ
大浴場・露天風呂・貸し切り家族風呂・庭園風呂 
お宿データ
1泊2食 25000円〜
秋・究極の蟹コース 42000円〜
 



「粟津温泉に行ってきます」と休暇願いを出せば、「何で粟津温泉やねん!?近くに山城や山中温泉があるやろ。
コンパニオンさんとチョメチョメしよう思うても、マイクロバスに乗せられ30分も走らなあかん所なんやで」と思いもよらぬ答え。

女性目当ての温泉旅行ちゃうちゅうねん( ;; ̄3 ̄)!!。
1300年の歴史を持つ日本最古、しいては世界最古の宿としてギネスブックにも認定されている法師に宿泊してみたかったのである。

さて粟津温泉に到着すれば、確かに上司が喜びそうなヌ〜ディ〜な歓楽街などはなく、と言うか、温泉街の雰囲気すら感じない物寂しい様相。
そんな中にあって、お目当ての法師は威風堂々凛として構えていた。

「ようこそお出で下さいました、お疲れ様でしたね」
手入れされた庭が鑑賞出来る和室のロビーに通されれば、お抹茶のサービスで出迎えてくれた。
しかし茶の湯の心得が全くない私にとっては、取りあえず3回まわせばいいんだっけかなレベルなのでやややっかいなおもてなし。
懐紙もないのに飲み口を手でなぞった行動には「おぉ〜もしかしてお茶の心得がある人やって思われたんちゃうん」って自我自賛にもなってしまったのだが、 あっ(*〇o〇*)ゞ!!
茶器を回す前に「ほほぉ〜これはこれはまた立派な〜、九谷焼ですかな?」なんて言いながら茶器をまじまじと見なあかんかったんちゃうん?
鼻の下のちょび髭を撫でながら「なかなかど〜して」と唸らなければならなかったのでは?
しまった・・・あぁ〜しまった・・・

など、おバカにのたまったりもしてみたけれど、作法などは全く気にしなくて良かったのである。
歴史は古く重みは感じられるが、堅苦しくない暖かい雰囲気が法師には漂っていた。


法師 秋の館 法師 秋の館

秋の館 掘りごたつ 本館ではなく秋の館と呼ばれる一室に通されれば、青を基調とした内装に驚かされ、別室にあった小さな掘りごたつが粋に思えた。
一見無駄に見えてしまいがちな小さな空間に「やられたなぁ〜」と心を奪われ、すっかりお気に入りの場所になってしまう。
湯上りには、風情ある庭を見ながら静かにビールを飲み、朝の輝かしいコントラストで目を覚まさせられれば、朝食前だと言うのに掘り炬燵にビールを持ってきては、またグビッとやってしまう。


法師 露天風呂
大浴場 露天風呂
法師 庭園風呂
庭園風呂

粟津温泉の泉質は硫酸塩泉(芒硝泉 ぼうしょうせん)と呼ばれるもので、特に色や臭いがあるわけでもないので、見た目には単なるお湯にしか感じない。しかし、細胞組織の回復が早まったり、また痛みを和らげたりしてくれるので『傷の湯』なんて呼ばれたりもする。

そんなうんちくよりも、1300年もの前からとうとうと沸き続けてきた湯に思わず長湯をしてしまい、長逗留してみたいと感じさせられるのであった。











   
 

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