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遠くて近いは男女の道 近くて遠いは田舎の道 落語【お直し】からの引用です 私の住む町から有馬温泉までは1時間足らず。 有馬グランドホテルの仲居さんと付き合っていた友人にとっては近い道だったかも知れませんが、 私には近くて遠いは有馬の道。昨年やっと訪れたんですから・・・。 近いのでわざわざ宿泊しなくてもええやん、新鮮な魚介類が食べれる訳でもないし驚くべき土地の物がある訳でもない・・・ってのが理由でしょうか。 なのに有馬における宿泊費は日本でのトップレベル。 他の温泉卿ならそこそこいい感じの旅館に泊まれちゃいますよ、何故こんなにも高いのでしょうか? 答えは、まっ茶色に秘められたお湯にあるのでしょうか? 山麓にたたずむ温泉街と言えども所在は神戸市。都心からのアクセスが便利だからでしょうか? 故に人件費が高い? 食材などの輸送コストがかかってしまう? 高級志向の確立? やだやだ、学生時代のレポート課題みたいになっちゃったので考えないでおきましょう。 ![]() 休日という事もあって、有馬本温泉金の湯は大繁盛! 脱衣所には溢れんばかりのヒトヒトヒト 浴室に一歩踏み入れてみれば、人だかりの中でもはっきりと見て取れるまっ茶色の湯。 有馬温泉は鉄分を多く含んでいるために見た目がまっ茶々なんですね、それが異彩を放ち「ど〜だ私が有馬温泉だ!日本三古泉だけじゃなく三大名泉でもあるんだぞ!驚いたかど〜だ?」と言わんばかりである。 しかしながら、隣で浸かっていた男の子の「お湯が錆びてるやんけ」って言葉に、似て非なるは有馬温泉と工業排水か・・・と呟いてしまった。 H17 晩秋 ![]() ![]() H18年のお盆休み、2日間の休みが取れたのだが予定もなく徒然感。 徒然なるままに日暮もいいんだけどと、携帯をポチポチいじっていれば有馬温泉 有馬ビューホテルが13125円で宿泊出来るらしい。 しかも、今話題の岩盤浴が楽しめる太閤の湯の入浴料2400円も含まれていて、けっこうお得な感じ! 朝食のみのプランではあったが、この値段で有馬を体験できるもんなら安いもんだよ、うん。 さっそく、携帯の予約画面はコチラをクリックしてしまった。 ![]() 有馬温泉太閤の湯は有馬ビューホテルの中にある温泉施設で宿泊の有無を問わず誰もが入れる健康ランドっぽい総合温泉施設。有馬温泉特有の茶色の湯をはじめ、ラジウムを多重に含んだ銀泉、両方の湯を混ぜ合わせたブレンド温泉など計17種類の浴槽があり、なかなかに楽しそうで温泉のテーマパークって感じがする。 ただし岩盤浴と溶岩浴は大盛況のために2時間待ち。 宿泊客の方でしたら、夜スムーズに入れますよと教えられ、先に夕食も兼ね街中を散策する事にした。 良いんだろうか?良いんでないの?岩盤浴する前に飲んでもいいのかな?良いんだよ〜♪ 頭の中で葛藤するも4杯ほど五臓六腑に染み渡らせれば、いよいよ専用のバスローブに着替え岩盤浴なるものに初挑戦! その瞬間、トラウマが甦った。 伊勢志摩にあるリゾートホテルなのかエステホテルなのか、タラソテラピーを体験できるタラサ志摩! あの時もこんなバスローブやら水着に着替えさせられ、美を追求するコースとやらを体験させられたのだが、今なお苦い思い出となって消えていない。 太ももやら背中に水をチョロチョロ、まるでおしっこをかけられている様な時を過ごしたかと思えば、 消防隊のホースの様なものから水をぶっ掛けられたり、 これは妊婦さんの為のプール教室なの?って思えるような水中ダンスをさせられたり・・・。 ふんだりけったり・・・ 海水から取り出したマイナスイオンでリラックスする空間では、説明してくれる女性の「このお部屋には〜、伊勢の海からとりだした〜、ゴホンゴホン、ウンッ、上質なマイナスイオンが〜、ゴホンオホンッ」 って咳が気になんねん!癒されるはずが反対にストレスを溜めることになってしまったタラサ志摩。 バスローブ姿の自分を見て苦い経験がよみがえった、溶岩浴は大丈夫なんだろうか? タラサ志摩の男女比率は9:1、いや10:0に限りなく近いって感じだったけど、岩盤浴はほぼ同率。 それだけでもホッとしながら扉を開ければ、ムワ〜ン !すぐに出してくれって思う。 我慢しながらもねっ転がること数分、怖ろしいまでの汗が滴り落ちる。 普通の汗とは違う汗が出るんですってフレーズはよ〜分からないが、全ての汗腺が開ききった気がしないではない。 気付けば岩の上に30分、ビール4杯のほろ酔い気分はすっかり消えてしまっていた。 続いて、岩盤浴以上に熱い溶岩浴と、岩塩浴ってのを試せば、これまた大汗をかいてしまう。 お肌は驚くほどにスベスベ。 コレ!けっこうはまっちゃったかもヾ(o'x`o)
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