おたいまつに先導された行法は19時から始まるが「火の粉を浴びる場所」を取るため17時 に二月堂前
に到着火の粉を浴びると1年間幸いと健康を得られるとか 燃えかす炭が厄払いをするとか言われて
いるが宗教的根拠はなさそうだ。しかし私には浄火と映り春のおとずれを感じリフレッシュして1年を始
めるためのすばらしい日本の伝統行事だと思っています。

二月堂前の観覧場所を確保しつつ、名物のだんごを食べながらの時間待ちですが 寒さ対策、温かい飲
物 敷物、火の粉除け持参が望ましいですよ。

明るい内に松明とはどんな物か見聞しました、写真のものは「篭松明」で篭の直径80cm重さ80kg迫力あるものを二人で担いでいました。

当日は好天で東大寺の大屋根に太陽が沈み真っ赤な夕焼けを演出し やがて夕闇にと舞台は整った。
19時 お松明に火をともし左の登廊を駆け登る 松明は大きな火玉となる、さらに本堂の欄干に突き進む 
上がった途端松明を振り回し燃え盛るそして多くの参拝者の上に火の粉が舞い散り歓声が上がる。

引き続き十数本の松明が焚かれる幻想的な様は仏教の伝統行事ながら日本人の心と文化を感じるひと時でした もうすぐ春ですね!

春を告げる! 奈良東大寺二月堂 お水取り

お水取り
奈良東大寺二月堂のお水取りは奈良時代の開始以来一度も休んでいないと言われています 21世紀
になり255回を越えたとの事です。お水取りの「おたいまつ」は毎年3月1日から14日まで行われますが
折りにふれ この伝統ある祭事を参拝させて頂いています。 
お松明
お松明は3月1日から14日まで毎日修行層が堂に上がる時の案内に灯明される 毎日10本上げるが 
12日だけは「お水取り」の行はれる日なので大きめの篭松明が11本上げられる なぜ11本なのか 
「それは戻った処世界が上堂作法に加わるから」 と解説書に書いてあるが なんのことか解らない?  

参拝紀行

    二月 堂前広場
      篭松明
全長8m直径80cm重さ80kg
火をかざし走って駆け上がる

  松明を勢いよく廻し火の粉

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