式年遷宮行事

お木曳とは?
20年に一度の「式年遷宮」では30にも及ぶ祭典・行事が行われるが もっとも盛り上がる行事が「お木曳」と言われている
お木曳とは ご用材を神宮神域へ運びこむ遷宮行事で 大きな奉引車で外宮へに運ぶ「陸曳」と五十鈴川をの上り,内宮へ
運ぶ「川曳」があり  ご用材は木曽から運ばれる 今回は 2007,07,28 に行われた最後の川曳の記録である。

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伊勢神宮ご神木のお木曳

木曽駒から切り出されたご用材は伊勢市に集結、製材されて船形の台座に乗せられ川曳きされる

125の社と鳥居のすべてを立て替えるのに1万本のヒノキが必要だと言われています。
かってこの お木曳きは神宮周辺の神領民の役務とされていたが 
今は20年に一度の お祭りとなっている 五十鈴川沿いの各町内会
の「お木曳自治団」が「のぼり」を立てて順次川曳きを競いあう 町の
誇りとなっている。
ご用材は船ごとクレーンに吊るされ川へと誘導される
ご用材は無事五十鈴川下流に着水
川曳きの出発準備完了 「エンヤー」の掛け声と「木遣り歌」で曳き手を鼓舞 出発を促す
100〜200mの綱で二手に分れ奉曳する
内宮まで約1kmを4時間くらいかけて五十鈴川を上る 途中休んだ
り 曳き手を鼓舞するため「暴れ」と称して綱を川面に叩きつけたり 
リーダーが綱の上に乗って盛り上げる。
五十鈴川は穏やかな流ればかりではない 深場あり急流の瀬あり曳き手は難行する。
やっとトロ場に入り川に浮くと急に軽くなる
またもや瀬の入り力がはいる
お馴染みの宇治橋が見えてきた 内宮は目の前 曳き手は緊張
宇治橋の観客に向かって若者の木遣り歌が始まる
マイクなしでの木遣り歌は 相当の度胸と声量そそて訓練が必要だろう 選ばれた者の「晴れ舞台」照れることなく誇らしく。 一服の清涼剤でした。
木遣りが終わり 神木はカーブして川から陸へ内宮へ!
宇治橋下の坂を一気に駆け上ります
内宮境内に入り玉ジャリを滑らせ所定の場所へ
奉納する所定の場所で固定していたロープを解く
一本づつ丁寧に解体
御神木なので絶対に地面に付けないように慎重に転がしまとめる。
御神木は無事に奉納されました バンザイ!