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評価・感想はあくまで私個人の主観によるものです。
またネタばれがあるので注意してください。評価は5段階で書いてます。

  タイトル                役名(CAST)  発売元  発売日 評価
 絶愛 南條晃司(速水奨)泉拓人(子安武人)渋谷克己(山口勝平)
堀内芹香(西原久美子)南本美枝子(五十嵐麗) 他
東芝EMI 1993・3  4
ずっと気になっていたドラマCDでした。速水さんと子安さんが恋人役を演じた
ということもあるけれど、どちらが受け役をされてるんだろうかと言う事を考えると(爆)

後でわかったことですが、子安さんが今までで唯一(?)受け役をされたドラマCD
のようです。貴重と言えるかも(笑)

ストーリーは
心にキズを負った少年泉拓人(cv子安武人さん)の心の支えは妹とサッカーだけ。
ある日拓人は行き倒れていた南條晃司(cv速水奨さん)を自分の部屋に連れ帰ります。
晃司は人気アイドル歌手でこの時失踪中です。
誰も寄せ付けないような拓人が自分の初恋の相手だったことを知り晃司は自然に惹かれ
ていきます
(子供の頃は女だと思い込んでいたらしい)そんな時高熱で試合にでた拓人が倒れて
晃司の素性がばれたことで拓人の過去が週刊誌にすっぱ抜かれて明らかになります。

まず、思ったのが子安さんと速水さんに高校生の役はちと厳しいなあ〜ってことです(笑)
ただ、あの切羽詰った演技や、命綱を渡るような駆引きはこの二人ならではだと
思いました。体が震えましたよ。
拓人の過去なんですが、5歳の時に目の前で実の母親が父親を刺し殺してます。
この母親が父親を手にかけた理由が死ぬほどに愛してたって言う事なんですが。
(二人の結婚への反対や周りの理解のなさなどで)

昔、原作尾崎南さんの漫画を読んだ時にはあまり思わなかったことですがこの母親が
不条理だなって腹立ちました。
自分が母親になったからかなあ(笑)
もし子供がいなければ、そういう考え方に陥ることもあるかもしれないけど愛する夫との子
がいるならなんとだってしようって思えないかなあ。
母親ってもっと強いんじゃないかなあって気がします。
しかもこの母親、拓人と晃司の前で飛び降り自殺します。拓人は2重の苦しみを背負うこと
になるわけです。

このCDドラマ部とアイドル歌手・南條晃司の歌う曲との構成になっていてお話が進むにつれ
曲も晃司の心情を映し出してます。

傷つけたくないのに傷つけてしまう。男なのに拓人への気持ちが止まらない。
手に入れたい、誰にも渡したくない・・・そして
殺してしまいたいほどに愛してる・・・と破滅的な恋へと進んでいきます。

子安さんの「抱けよ。」の台詞にはやられましたね(爆)
晃司に「同情か?」と聞かれて拓人は「同情でも愛情でもない。けど他の方法がみつか
らねえ」ってこたえます。
全身で晃司の想いにぶつかっていこうとする拓人に打たれます。
しかもここのお二人の迫力はすごいです。

全般的にみて、ストーリーを知ってないとわかりづらいCDかなって感じがしましたね。
急にお話が飛んだりしますし、そういった説明がないし。
(原作を読んだのが遠い昔だったので思い出すのに一苦労でした 笑)

最後に脇役たちのお話を。驚いたのが南本美枝子という女優のCVを五十嵐麗さんがされてて、
南本美枝子、晃司とはそういった関係のある設定です。

五十嵐さんと速水さんといえば・・・ですから(伏字にしなくていいかなあ?)こういったところで
絡んだりするのは逆に複雑じゃないかと。(この当時はまだ・・・ではなかったのかなあ?)
ファンとしてはこのお二人にもかなりドキドキしました。
それから渋谷克巳君の役にCV山口勝平さんがされてます。拓人と晃司の取り持ち役と言うか
かき回し役というか(笑)
ブックレットの中に「子安さんとの相手役も速水さんとの相手役も演った事があるから二人から
捨てられた気分ですよ」の勝平談にはめちゃぶっ飛びました(笑)
面白すぎです勝平さん。でもそうなると絶愛以前に子安さんとそういった共演をされてるってこと
だから。
それはかなり気になりますが。でもこれ以前だとカセット文庫の可能性大かも。





  タイトル       役名(CAST)  発売元  発売日 評価
 タブー 久保敏行(置鮎龍太郎)小川卓人(山口勝平)鬼頭昭吾(堀秀行)かよ子(山口奈々)
角川書店 1996・2  4
BL裏話VOL2で勝平さんがこのCDのエピソードを語っておられてそれがすごく気になった
ので入手しました(笑)

ストーリーは
野球部の先輩に言い寄られる敏行はストレス解消のために能天気な卓人の歌声を
聴きに彼の教室に通っています。
2年になって卓人と同じクラスになった敏行はひょんなことから卓人を守る事を約束させ
られてしまい夏休みを一緒に過ごすことに。
そして夜になるとうなされる卓人から衝撃的な事実を告白されます。

精神的な部分での繋がりをすごく大切にしているお話だな〜って思います。
敏行は奥手で性急さっていうのはないんですが、同性を好きになるって実際はいろんな
葛藤や戸惑いがあってこれが本来じゃないかな〜という気がします。

卓人の方は素直に自分の気持ちを表現するので、この先もし話がすすむと誘い受け
っぽい感じになりそうだ〜という気がして聞いていました(笑)
実際卓人が敏行を誘うシーンがあって敏行が汗あせ;しながら戸惑うシーンが目に
浮かぶように微笑ましくて(^_^;)

そして不良の鬼頭が意外と話のわかるいいやつなんですよ。
お声は堀さんだし惚れちゃいましたね〜(爆)
特筆すべきが家政婦のかよ子さん。「体なんて魂をいれる入れ物・・・男も女も関係ない。」
の台詞には心打たれました。いい人です、かよ子さん〜。

置鮎さんのへたれ攻め?と誘い受け風な?かわいい勝平さんの演技なかなか
萌えましたね〜。

それからこのドラマCDこだわってるな〜と思う点が随所にあります。

BGMが生の楽器が使われていて、ストーリーとすごくいい相性で流れます。
リアル感を出すために置鮎さんの胸に勝平さんうずくまって
台詞を言わされたシーンなんかもあるらしいです。想像しただけで萌えだよ:
(このお話は先に書いたBL裏話VOL2の勝平さんのエピソードより〜)

Hシーンを期待する方にはお勧めできませんが、良い作品だと思います。




            タイトル         役名(CAST)  発売元 評価
SWEET SUMMER SUPPLIES  二階堂真弓(子安武人) 中山類(山口勝平)
毛利時生(堀川りょう) 他
B・B・BRAND  2
私の好きな子安さん勝平さんコンビだったのですが、ストーリーが今ひとつ。
斑鳩サハラさんのお話は何作か読んだことがあるのですが乙女が入ってるのが多
くて〜、それはけして嫌いではないんですよ。

二階堂のセルフの言い回しとか性格とかがどうもバランス悪い気がします。
作られてるっていうか、わざとらしいというのか。また類の性格がぶ〜む。。。
どうして話し合いで解決しようとしないんだって思ってしまって。
感情移入できないところが多かったかな。

ただ類が自分の気持ちに気づいて自分から二階堂を誘うあたりはただ受け
という立場でなく前向きなかんじがしました。
あと、このお話はHは未遂?で終わります。類が初めてでうまく出来なかった
んですよね。
普通こういうもんじゃないかと思います
そうすぐ簡単に男どおしでS●Xできるもんじゃなかろうと(笑)

そしてこのCDは同人CD?らしいです。驚きました。自費でCDを作ってしまわれる
方がいらっしゃるなんて。(中古で手に入れたのでその辺はよくわからないのですが。)

このCDのブックレットには作者の斑鳩サハラさんと子安さん勝平さんの対談
が載ってます。

これが私にはかなりツボでした。
サハラさんのこういったCDやアニメの出演に抵抗がないかと言う質問に・・・。

子安さん 「攻められなきゃいいかなって。」
対する勝平さん 「僕はどうしても受けの役しか回ってこない。」

勝平さんのこのぼやき 嘆き?に
子安さん「勝平ちゃんだったら俺受けてやろうか?逆にしようか」って。

これ読んだとき私が固まったのは言うまでもなく・・。
でもいつか勝平さん攻め役やれるといいですね〜。





                タイトル     発売元        発売日 評価
 LOVER BOY LOVER GIRL PART2   ムービック 1992・12  5
役(CAST) 伊崎歩♂(堀川りょう) 伊崎歩♀(高山みなみ)  藤川龍彦(堀秀行)
        佐々木直人(関俊彦)  田村美幸(伊藤美樹)  榊原誠(子安武人) 藤堂麗子(折笠愛)
  CASTを見て欲しくなりました(笑)
  この作品の評価・感想はかなり偏っていますので要注意です。(他の作品の
  感想以上に!  )

  その昔? 戦闘士聖矢というアニメにはまりまして一輝と瞬という兄弟CP
  の2次小説を書いてたんです(笑)
  そのボイスをされた堀さんと堀川さんがこのCDで恋人役をされてると知って
  オークションで入手しました。

  お話はちょっと変わってます。友達も家族・恋人も同じなのに性別の違う
  二人の「伊崎歩」の互いの精神だけが入れ変わってしまいます。
  (うまく説明できない;)

  高山みなみさんの「歩」と堀川りょうさんの「歩」。
  女、男だからこそわかる事 見えない事があって互いが
  入れ替わるたびに大事なものに気づかされていきます。

  高山みなみさんのこう言った女性役は私的に非常に珍しくて
  とっても新鮮でした〜。

  最後龍彦が♂歩(精神は♀歩)にプロポーズするところがあるのですが
  歩の返事にほろりとしてしまいました。
  (瞬が一輝に言ってるようで!←おい汗)

  それと誠が直人の事を好きなんじゃないかと誤解を生む所。
  こちらはコミカルなシュラトとガイという感じですかね〜。
  (すみません。古いですね。ガンダムSEEDのレイとムーぐらいの方がいいかな)

   このCDはBL要素はあるのですがそう言った色っぽいシーンはありません。
   そこもよかったかな。
   前作もあるそうなんですがカセット文庫でさすがに手に
   入れるのは困難。残念です。


             

                タイトル     発売元        発売日 評価
 富士見2丁目交響楽団外伝
                野生のアマデウス
 マガジンマガジン 1998・1  4
役(CAST) 
   生島高嶺(矢尾一樹) 八十川空也(山口勝平)守村悠季(置鮎龍太郎)桐ノ院圭(増谷康紀)
  私が初めて読んだBL小説が秋月こおさんの「富士見シリーズ」でした。
  もうかなり昔のことですが・・・
  当時天才指揮者桐ノ院圭と天才バイオリンニストの悠季の恋を夢中になって
  読んだのを覚えてます。
  実は小説のネタとしても使ったことがあるほど、このシリーズは好きでして
  まあそんな事はどうでもいいんです。
   
  天才ピアニストの高嶺はピアノの腕は超一流だけど生き方は不器用で学もな
  い。一時は世界でちやほやされてるも、今はおちぶれ「音壷」でアップライトの
  ピアノ弾きをやってます。
  そこへ高嶺の眠っていたスピリットを揺さぶる天才たちと出会うわけです。
  それが悠季 そして野生児ソラです。(圭もかな?)
  ソラは小学校にすら通ってない子供で(歳は14歳)当初
  感情をうまくあらわす事もできなかったのですが高嶺のピアノを聴いて
  表現するすべを知ります。

  この辺の演技は非常に難しいと思うんですが勝平さん見事です。
  ソラになりきってますね〜。

  おやじの高嶺とまだ14歳のソラの恋ははっきりいって非常識ではある
  のだけど聴いたあと出会うべくして二人はあったんだ〜と思えます。

  このCDはBGMがいいです。つうか私の大好きなクラッシック曲が沢山
  入っていてテンポよくお話が流れます。
  ストーリーは高嶺の語りになっていて
  ピアノを弾きながら語ってるようなそんな感じもあります。
  
  それから一番驚いたのが増谷さん。まさに桐ノ院圭!! 私のイメージ通りの声
  演技です。
  
  富士見2丁目シリーズ〜はレーベルの違う二つのメーカーからCD
  が出ていてキャストも違うんですね。

  悠季はJUNE版は置鮎さん ソニー版は堀川さんと言うことで。他に
  保志さんがやってらっしゃるのもあるんですか?
  (その辺の所ご存知な方よかったら教えて下さい。)
  はじめ堀川さんの方がイメージとして悠季ぽいかな〜と思ったんですが
  (悠季の線の細さとか芯の強さとか。)
  いい意味で置鮎さんに裏切られてしまいました。こういう役もされるんだって
  見事に当たり役です。

  そのうち堀川さんの悠季も聴いてみたいですね。

  このCDについてたオマケのトークCDの感想はここから→フリートーク感想へ
  





      タイトル            役名(CAST) 発売 評価
 少年探偵鹿鳴敬介  鹿鳴敬介(田中真弓)サド公爵(置鮎龍太郎)堀口孝行(緑川光)呉警部(三木眞一郎)五十嵐刑事(山口勝平) コロンビア  
このCDはとある経緯で頂きました。BLと言えるかどうかちょっと判断つきませんが私の
お宝CDであることは間違いないのでここに感想を置きます。

ストーリー
ショタコン怪盗サド公爵(CV 置鮎龍太郎さん)は予告状をだし狙った物を大胆不敵に
盗みにくるという怪盗。
とは言っても盗むものは美少年の使った笛だとかマニアックなものばかり。

そのサド公爵を追う少年探偵の鹿鳴敬介(CV田中真弓さん)。
そして鹿鳴敬介のハートを手に入れたいサド公爵。

追って追われて追われて追ってのドタバタドラマです。

サブキャラも一癖も二癖もあって個性豊かです〜。

サド侯爵と以前愛しあっていたという堀口孝行(CV緑川光さん)。
再び彼の愛を得るため?サドを追うため自ら敬介の助手となります。

そしてサドを追う呉警部(CV三木眞一郎さん)彼もショタコンで実は敬介が好き?
という妙に変態が入ってます(笑)

そしてやはりサドを追う五十嵐警部(CV山口勝平さん)彼だけがどうもまともな
ようです;

なんでも敬介がサドを追うようになった経緯は寝ている間にはいていたパンツを
盗まれたという不覚から・・それって見られたってことでは(^_^;)

あと気球から落ちた敬介が一時的に記憶をなくしサドは敬介を自分の弟に
してしまうのですが・・。もうサドが健気に敬介に尽くすシーンが可笑しくて、
記憶が戻った敬介は少しサドに心揺れてました。

金田一やコナンのパロな台詞もあって突っ込みどころも満載です。
とにかく敬介・田中真弓さんが元気いっぱいで楽しいです。
あとサブキャラの出番も結構あります。(BLCDだと主演のキャラ以外あまり
出番がなかったりするのですが)
山口勝平さんの大人の役も初めて聞いたような気がします。




      タイトル                  役名(CAST) 発売日  発売元 評価
  じれったい唇  萩雅之(野島健児)沢渡肇(子安武人)
谷口聖(平川大輔)
 
2005 インターコミュニ  
 じれったい唇は遠野春日さん原作のドラマCDです。
 インターコミュさんは登録しておくと新作が発表される前にメールで案内が来るんですが

 その案内内容にそそられて『聞きたい〜』と注文してしまいました(笑)

 ストーリー
 萩雅之が取引きで訪れた会社の社長は昔付き合っていた恋人・沢渡肇だった。
 昔自分を捨てたはずの肇に強引にドライブに誘われ、取引きの見返りに体を要求されるが・・。

 肇がとってもひどいやつだと思いました。また子安さんの声が冷たくて。
 (演技と言えひどいやつだとマジでおもったよ )
 ひどいやつでも嫌いになれない雅之の葛藤がすごくよかったです。
 どこかで信じていたいっていう切ない気持ちがとってもあらわれてて。

 7年という時を独り想い続けるっていうのは、難しいとも思うんだけどそういうの
 もありかな〜と思いますね。(経験談か?苦)

 あと私としては、雅之が別荘から抜け出した事がわかった時点で肇は追いかけるべき
 だったと思いました。(っつうか追いかけて欲しかった!!)
 ホントに心配だったら待ってなんかいられないとおもうな〜

 このお話はBLというよりML(メンズラブ)ですね〜。大人の恋という感じがします。
 野島さんの受けって言うのを私ははじめて聞いたんですが、声が柔らかくて
 色っぽくて大人だ〜。新たな発見でした(笑)

 フリートークの方は胸がきゅんとなる時のお話(?)ますます子安さんがわからなくなったけ
 れど、そこが惹かれる所なんだろな。(なんだそりゃ;)