いわしパワー脳の血管かけめぐる
 いわしはEPAやDHAなどの脳に良い不飽和脂肪酸を多く含んでいます。
魚を食べると頭が良くなるといわれるのは、EPAとDHAが含まれているからです。EPAは   脳の血流も良くするので、いわしを食べれば、脳梗塞の防止になるし、脳に良い栄養分をとることができるので、脳のはたらきが良くなり、脳の老化防止になるのです。いわし以外にも脳に良い魚は多くありますが、くわしくは本書で。

 老年の伴侶となるや薄いお茶
 年をとると、薄いお茶が体に良い。なぜか。水分不足になると血が濃くなる。すると血栓ができやすくなり、脳梗塞になりやすくなる。そのため、高齢者は定期的に水分を補給することが重要になる。

 はと飛んで怖いばい菌舞い上がる
 はとは平和の使者と言われているが、時には悪魔の手先となる。その原因となるはとが運ぶ怖いばい菌とは?それはクリプトコッカスという真菌(カビの一種)で、はとのフンにある。髄膜炎をおこすことがあるので、抵抗力の弱い小児や高齢者、糖尿病、白血病、がんの患者は、はとと接触しないように注意が必要。

 人間は昔五十で今八十
 昔五十歳だった寿命が八十歳近くまでのびた原因は?

 ポリフェノール体のさびを防止する
 
体の老化を防止するポリフェノールが豊富な食べ物は?

 片頭痛自己診断は命取り
 頭痛を自分勝手に片頭痛と思い込むと時に悲劇が。急な頭痛は必ずくも膜下出血をうたがうこと。

 年とれば豆腐が脳の友となる
 なぜ豆腐が脳に良いのか?くわしくは本書で。

このような句と解説があわせ47あり、楽しみながら、ボケ防止の知識が身につくようになっています。脳外科一筋・ドクター若林が送る平成の養生訓、ここに誕生。

認知症の中には、治療可能なもの、予防可能なもの、治療不可能なものがあります。急に認知症の症状が出てきた時は、必ず精密検査が必要です。
認知症で悩んでいる人、認知症になりたくない人、脳の健康に興味のある人、漠然と医学的教養をつけたい人、とにかく脳に興味のある人はぜひ一読を。
医学川柳だけでも一読の価値があると思います。


第一弾は『いろはでボケ封じ--健脳ライフのすすめ--』です。

いろは47字ではじまる47の句にボケ封じの知識のエッセンスをよみこみました。それぞれの句に解説をつけ、脳の健康を保ち、ボケを予防するための最新の知識が得られるようにつとめました。
昔の人がいろはガルタで字を覚えたように、現代に生きる皆さんがボケ封じの知識を会得するのに、この書が役立つことを願ってやみません。

開業歴20年の脳神経外科の専門医がボケないコツをやさしく教えます。
内容の一部を紹介します。