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許しとは、
踏みにじられたスミレの花が、
自分を踏みにじったかかとに
放つ香りである。
マーク・トウェイン |
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7月になりました。
最近二人の娘が香水にはまっていて、‘マイ香水’を持つようになりました。
わたしたち3人はまったく香りの好みが違います。
別に驚く事ではないかもしれませんが、私はちょっと驚きました。
私の中で、いつも「私の娘」という縛りで彼女たちを見ていたので、無意識に私と同じ、
また私の感覚が引き継がれていると勝手に思い込んでいたのでしょう。
ずいぶん偏見に満ちた錯覚です。
その錯覚にはっきりと「NO!」を突きつけられ、戸惑ったのでした。
そういえば、私たちは洋服の好みも全く違い、共有することが出来ません。
お揃いの服を着てくれていた時期が懐かしく思い出されます。
「大人になったな…」
娘から漂う甘い香りに時の流れを感じました。
先日、ある箱の中から香水を発見しました。
それは、私が娘と同じ年頃に買った「CHANEL No.22」です。
少々香りは濃く感じましたが、今でも好きな香り・・・
好きなものは好き! 誰の影響も受けない個性なのかもしれません。