瑞牆山(2230)2008719日)

大阪7/18 19:20⇒瑞牆山荘3:00 7:20−富士見平小屋8:50−瑞牆山山頂11:20 12:20−瑞牆山荘15:02−瑞牆鉱泉−金峰山荘

 
職場のワンゲルのツアーとして、奥秩父の
2山に望んだ。瑞牆山荘前の駐車場で仮眠をとった、意外に寒く、せっかく用意したテントも寝袋や防寒着がなければ耐えられず、次々と車に移動していった。自分は、長袖、薄手のフリースでなんとか寝られたが、寒さで何度か目を覚ました。

                         金峰小屋から





登りはじめは、山荘前から自然林の豊かな森の中の道だった。ブナよりミズナラの方が多かった、緑の美しさにしばし足をとめながら、緩やかな登り道をすすだ、富士見平への中間点を越えると少し急な登りとなる、9名のパーティーだったが、寝不足のためか一人が貧血気味となり、2回目の休憩、そこからそのメンバーのザックもザックの上にくくりつけて登る。日帰りハイキングの装備にワイン2本、水2Lなので、クラミングやテント泊まりの装備に比べれば、2つ担いてでも楽勝だった。そのメンバーも2ピッチほど空身で歩くとあとは元気になり、全員登頂することができた。

富士見平に着き、「おいしい水場があると書いてあったが」とのリーダーの声に、「5分ほど下で、バケツが見えていたけどあれ?」と言うと、「みんなそのときにいうてな!」とのブーイング、リーダーと元気なメンバーで水を汲みに降りた、そこは本当に斜面から冷たい水が湧き上がっていて『おいしい水場』だった。小屋の前で待っていたメンバーにも、コップでおすそ分けをするとみんな「うまい」の声が上がった。

富士見平からは、5万図では谷筋へトラバースだったが、実際の感じは結構な下りだった、30分ほど谷底に下降した。その間も樹間から瑞牆山の岩塔がチラリチラリとみえた、「あんなところに登るの?」というくらい険しい岩山だった。沢を渡るところで休憩し、いよいよ岩山への急登である。最初こそ、整備されたはしごなどがあったが、あとは沢筋のごつごつした岩やザレ場をひたすら登ることになった。天気がいいぶん、暑さも堪えて、パーティーが縦長に広がってしまう。それでも休憩となれば、左上にみえた「やすり岩」の圧巻される眺めに感動した。その下をコルまで登りきると「頂上まであと10分」の標識に励まされ、岩と樹の間の稜線を辿るとまもなく素晴しい景色の山頂に着いた。


岩山の山頂らしく、南側は大きく切れたっていて、喜んで記念写真を撮っているメンバーにひやひやするくらいだった。北岳、甲斐駒がきれいに見えた、八ヶ岳は残念ながら雲がからんでいたが、富士山は雲の間から頭をみることができて、「やった!」という感じだった。あまりに暑いので、山頂下の木陰で、ワインで乾杯した。小学生70名が先生に引率されて元気に登ってくるなどさすが連休の百名山らしい混雑だった。

 下山は、急な下りを心配していたが結構いいペースで下ることができた、一気に沢の渡渉点まで下り、富士見平へは30分の登り返し、あとは緑の森の中を下り、瑞牆山荘前の駐車場に到着した

 林道を黒森へと下ると、「みずがき鉱泉」の看板があり、思ったより早い下山だったので、立ち寄ることにした。古い村営の施設だったが、お湯はやや茶色がかっていて、とてもいい湯だった。湯上りにやぎの乳でつくった自家製のアイスに「はなまめ」のトッピングがされたデザートは美味だった。

 信州峠を越え、高原野菜畑を抜けて、明日の登山の基地、川上村の金峰山荘に向った。

                                        金峰山へ続く
home