2008年 東北 花と温泉と百名山の山旅 その2

秋田駒(1637)200877日)

乳頭温泉鶴の湯5:00−八合目5:30 6:12−展望台6:45−阿弥陀池小屋7:30−男女岳8:00−阿弥陀池小屋8:20 8:40−馬の背8:49−焼森9:15−八合目9:50−乳頭温泉蟹湯−田沢湖たつ子像−花巻空港−岳・早池峰山の麓の民宿大和坊

 きょうは、「花の秋田駒ケ岳」が目的だ、早朝、5時30分からマイカー規制がされるので、その前にゲートをくぐることにした。4時起床、温泉に入り、5時出発した。予定通りにゲートに入りし、林道を車で登っていく、カーブが延々と続く、観光バスに追いてしまうが、追い越しをさせてくれたので、5時30分には8合目に到着した。標高1150mを越え、すでに森林限界に達している。「ここまで道をつけてはだめだね」と言いながらもあれば使うのが心情か?きょうも雨が予想されるので、降り始めないうちに朝食とした。鶴の湯でつくってくれたお弁当だ、おおきなおにぎり2個、いぶしたくあん、岩魚の甘露煮、ゆで玉子だった。自分はおにぎりだけ食べ、あとは昼食のワインのあてにすることにした。

 腹ごしらえをして、登りはじめる。湯森山の稜線は見えたがポツリポツリしはじめ、展望台の手前で雨具を着用、展望台ではまったくガスで視界なし、それでも「花の秋田駒、下をみて歩こう」と励まし合いながら進む、たいした登りもないまま阿弥陀池に着いた、対岸まで見えない、突然と避難小屋の前に出た、視界は50mもない、小屋にザックを置き、山頂をめざした。花はたくさんある、チングルマをはじめお花畑の間を登って行く、しかし、視界はなし、山頂に着くも物足りないを感じつつすぐに下だり、避難小屋へ、まだ9時にもなっていないので昼食にもならず、かっといって、予定していた男岳などのピークめぐりも、お花畑を求めて遠回りの周回コースにも足が向かず、最短コースで下山し、再度、乳頭温泉をめざすことにした。馬の背へは急な登りだったすぐに稜線にでられた。そこからは緩やかな下り、横岳を経て、焼森へと下る、そこであきらめていたコマクサの群生をみることができた。火山性の黒々とした砂礫の中で、小さな株があちらこちらみられた。ピンクの愛くるしい花が、荒涼とした砂礫とガスの中で浮かぶ姿は感動した。展望には恵まれなかったが、コマクサの群生をみられたと大きな収穫だった。焼森から急な下りとなるが、1時間もかからずに、8合目に下り立つことができた。ここでかなり早い昼食をとり、ワインで乾杯、今回は運転手が他にもおりたった。

時間が大幅に余ったので乳頭温泉に戻り、今度は、ちがう温泉と思ったがまったく事前研究してなく、最奥に行く道も通行止めになっていたので、道のつきあたりにあった蟹湯に入ることにした。ここは、透明な温泉に、真っ白い湯の花が浮いていた。鶴の湯とは感じがちがうがいい温泉だった。まず、内湯を楽しみ、その後、露天風呂に、ここも混浴だった。今回のツアーは、ご夫婦1組に、男1、女2の5名だった。

昨日は、女性専用の露天風呂があったから同メンバーには会わなかったが、この蟹湯には露天はひとつしかない、女性陣はどうせ入らないのだろうと思い、ひとり緑の森の中の露天風呂を楽しんでいるとメンバーの女性が来て、「早くでろ」「こっちをみるな」のコールにやや興ざめした。やはり、テレビの中と現実の違いを感じたが、開放的な森の中の露天風呂はよかった。その後、田沢湖観光などをしながら早池峰山の麓まで移動した。

                  早池峰へ続く
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