2008年 東北 花と温泉と百名山の山旅 その1

八幡平(1613)200876日)

大阪伊丹空港8:40⇒いわて花巻空港10:20 10:40−八幡平頂上駐車場11:55 12:30−バス−茶臼岳口12:46−茶臼岳13:35−黒谷地14:36−源太森−八幡沼15:23−八幡平15:47−八幡平頂上駐車場16:02−乳頭温泉鶴の湯18:00

 今回のツアーは百名山、乳頭温泉、早池峰薄雪草をめざして、1年前から練っていた計画だった。航空券はバーゲンの格安券で、しかも、花の時期となれば、この日程しかなかった。原油高でバーゲンがなく特割となったが、それでも安く東北に行けた。問題は、飛行機にはガスカートリッジが積めず困ったが、家庭ガスコンロを使用し、飛行場そばのコンビニでカートリッジを確保しての山行出発となった。

 八幡平まで高速を飛ばし、なんとか頂上から盛岡行きの路線バスに乗ることができた。百名山には少しこだわりがあり、できれば登るルート、季節を選びたいと思ってきた。八幡平最高点までは駐車場から40分である。これでは登った気になれないので、最低、茶臼口から登りたかったのだ(麓から1泊2日で楽しむほどのリッチさもないが・・・)

 少し下ったとは言え、標高1300m台からのスタートである。東北の山では、すでに潅木帯に入りかけていた。登山口からハクサンチドリが咲いていた。高山植物とぶな林をながめながらの楽しいハイキングとなった。茶臼岳の山頂は、眼下に広がる八幡平の沼や谷、さらに頂までを見渡せる最高の展望台だった。幸先のいい気分にパーティーみんながなった。実は、これが3日間で展望を楽しめた、最初で最後になるとは誰も思っていなかった。黒谷地湿地へは意外と長い下り、湿地にはミツガシワなどの湿原の花も楽しむことができた。源太森に登るあたりから雲行きが怪しくなり、遠くに雷鳴も聞き、先を急いだ。八幡沼を眼前にひらけ、大きな湿原へとすすんだ。花をゆっくりと楽しみたいところだった、雨がぽつりぽつり降り出し、雨具をつけた。雨足は強くなってきた、山頂を目前にして引き返すこともできず、観光舗装道に出て、傘をさして最高標高点に辿り着いた。森の中にやぐらのある山頂だったが、雨のためか展望もなく、記念写真をとり早々と下山した。

 今回のツアーの大きな目的である乳頭温泉へと向かった。鶴の湯はもっとも古い宿で、建物も母屋はかやぶきだった。乳白色の温泉に湯の花が浮く最高の泉質だった。内風呂(男声用だけで3つ)と露天風呂「中の湯」のすべてを楽しんだ、夕食前、後、早朝と満喫した。露天風呂は女性用もあり、混浴とは説明されたがテレビでみるような光景には出会うことはなかったのは少し残念、とは言え、料理も山菜、岩魚、骨酒と楽しめた。ぜひ、もう一度来たい宿だった。


                           秋田駒ケ岳に続く
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