御前谷・タンボ平滑降200854日)

室堂山荘7:15−一の越8:15−竜王岳コル8:45−御前谷滑降―2450m−トラバース道10:20−東一の越10:45−タンボ平11:38−水平道12:20−黒四ダム12:40−扇沢13:55











               
     東一の越から立山直下の滑降ルート
 山荘で、しっかり朝食を食べ、 きょうはフル装備での出発だった。きのうも登った一の越をめざす、
1時間あまりで乗越、直下に達し、ここから小屋前にでず、トラバースしながら竜王岳直下のコルをめざして、稜線をめざす、そこからしばらく登り最初の休憩をとった。長い1ピッチだった、そこからは少しのアルバイトできのうも登ったピークに出た。きのうよりも好天で、槍・穂高連峰も見え、針の木方面も雲が切れた完全な快晴だった。そこから竜王岳直下のルンゼから御山谷に滑り込んでいく、出足は急斜面ではあるがザラメ雪での滑降に少し慣れ、ターンを楽しみながらの素晴しい滑降となった。2820mの山頂から2450mのお岩までか標高差400mの滑りを堪能し、休憩する。テレマークのグループも休憩していた。そこから東一の越に出るためにトラバースルートをめざして直登する、かなりの急斜面をジグザクきりながら標高差100mほどを30分で登り返し、25分ほどトラバースをし、東一の越に出る。ここは山スキーですごい賑わいだった。少し行動食をとり、ゆっくりと休憩した。予定よりもかなり早く行動ができていたし、天気は快晴だった。

そこからは、急な出だし、下にはタンボ平が見渡せる、Hさんは大胆にコルからの急斜面を滑り出し、自分は斜下降で緩斜面を求めた、ところがHさんはコル直下で転倒、その足元から表層が小雪崩が起きたがすぐに止まった。遠くに大観峰からロープウェーをみながらの壮大な景色に中の滑降は素晴しかった。タンボ平への緩斜面は途中デブリを乗り越しには少し苦労したが、楽しいスキーだった。

ロープウェー駅の直下からは樹林帯となり、ツリーランをしながら黒四ダムをめざすが、最初こそブナ林の緩い斜面だったが尾根が細く急になり針葉樹林帯に入ると、滑りどころではなく横滑りでなんとか高度を下げる、すぐ下には黒部湖がみえるもののブッシュと急斜面に苦しめられ、予定コースより早いとは思ったが思い切って尾根から浅い谷に滑りおりることにした。幸いにもすぐに湖岸の水平道に出ることができた。しかも、ダムそばでさほど歩くこともなくダムに出ることができた。そこはゴールデンウィークですごい人並みにはびっくりしたが、予定よりかなり早く降りれたことに満足し、ゆっくりしようと思ったが、駅員さんから「早く乗らないと混みますよ」と言われ、トロリーバスに乗る列に並んだ。

 扇沢では、待合室でビール、焼酎を飲み、昼寝をして、駅の軒先でビバークをした。

                               【5月5日針の木谷マヤクボ沢滑降へ】

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