蔵王・月山・吾妻山と温泉巡り

蔵王熊野岳(1841m)

1012日(金)京都21:17=夜行バス

1013日(土)山形7:39  9:20=レンタカー=蔵王ロープウェー山麓駅950 10:15=蔵王樹氷高原駅10:30−いろは沼11:00−ワサ小屋跡12:20−熊野岳山頂13:00 13:30―お釜見物13:50−蔵王ロープウェー山頂駅15:20=蔵王ロープウェー山麓駅16:20=志津温泉1720 

 百名山を巡る山旅は、東北の紅葉と温泉、郷土料理も楽しもうという盛り沢山の企画だった。費用と時間を節約する夜行バスで京都から山形に、駅レンタカーで、蔵王へと向う。夏の猛暑は東北も同じで、紅葉は1週間くらいおそく、ちょうど見頃となっていた。紅葉を楽しむために、ロープウェーは山麓線だけを使い、樹氷高原駅で下車し、スキー場を登っていく、このへんから紅葉がピークのようだ、いろは沼への登山道は、シラビソなどの針葉樹の間を赤や黄色に染まった木々が存在感を誇っていた。遠く、熊野岳へ続く尾根が見事に紅葉しているのがみられた。そこから、紅葉の間を登っていく、この絶景は、ロープウェーやドライブウェーでのピークハントではみられないので、苦労の甲斐があった。(メンバーには山頂駅まで行きたかったとの声も・・・)
 しかし、標高が上がるにしたがって、雲に包まれ、風も強くなってきた。ワサ小屋跡で尾根上に出るといっそうは激しくなった。軽ダウンやパーカーなどみんなきれるものは全部着て寒さをしのぐが、それでも冷たい。不覚にも手袋を忘れ、帽子もキャップで、手も耳も真っ赤になってしまった。10月の山の厳しさをわかった上で計画したものの細かい点で準備が甘かった。観光コースのためか、登山道には石畳がはられ、足場に使う3mくらいの丸太が数メートル間隔にあり、道に迷う心配がなかったが、少し遠回りしての登頂となった。
 山頂の社の横の避難小屋に入り、昼食を、そこでもアクシデント、ひとつしかないバーナーのねじがさびて動かず、使えない。寒さをしのぐための道具は予備くらいあってもよかったかな、メンバーに悪いことをした、それでもポットにお湯は入れてあったので少しは温まった。
 ラッキーにも昼食を食べて、小屋から出ると 視界が開けている。地蔵山から蔵王スキー場まで見渡せる。これなら蔵王のお釜もみられると向う。予想どおり、お釜がきれいにみられた。深い緑色のお釜は、光の加減で色が変わる、太陽の光を受けるとなんともいないグリーンに輝くのは魅力的だった。下山は、地蔵岳の中腹をトラバースし、山頂駅をめざす。駅の北側の三宝荒神山(1703m)が真っ赤に紅葉していたので、ついでに足を伸ばし、紅葉を楽しんでからロープウェーを2本乗り継ぎ下山した。蔵王大露天風呂による予定だったが、寒いのと時間もおしていたので、直接、志津温泉に向う。午後6時前に温泉に着いた頃に真っ暗になっていた。

 月山・志津温泉清水屋旅館は、親切で、地元でとれたあけびやきのこ、くり、山菜など使った山形の郷土料理を堪能できた。一押しの旅館です。

  月山へ続く

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