乗鞍岳2007年730日) 

自宅 500−ほうき平シャトルバス乗り場1000 1030−畳平11:05 11:15―乗鞍岳山頂13:15 1335−畳平1535 1600−平湯温泉1700

夏にもかかわらず日本海に寒気が入りこみ、不安定な天候の中だったが乗鞍岳をめざした。シャトルバスで畳平に到着した時は、視界もあり、曇も切れ間がみられ、なんとか頂上をめざせるかな?という感じで登りはじめる。駐車場からいきなりお花畑に降り立った。黄色いミヤマダイコンソウや白いハクサンイチゲが見事に咲いていた。めずらしくクロユリも群生して咲いていた。そのくぼ地からがらがらした道を登っていくと、砂礫帯の中で大きなコマクサの株をいくつもみることができた。株の大きさに感動した。雪渓の下にはコバルトブルーの池もあり、素晴らしい景色が続いた

コロナ天文台のドームを見上げなら肩の小屋に回りこんでいった。「コロナって、知っている?」と、パーティーの女性に聞くと「知らない」という、「常識問題、コロナっていうパンは?」というと「知っている」という笑い話をしながら登れるくらいの楽な道(車道)だった。肩の小屋からは、少し傾斜が増してきた。雨も時々降りだし、そのあたりでメンバーのひとりの元気がない(急にしゃべらなくなった)、バテるほど歩いていないのにと思ったが、「頭痛もするからおいていって」という、きっと軽い高山病かなと思った。畳平は標高2700mあり、車で一気にあがり、「雨の降らないうちに」と思い休憩もせず、歩きだしたためだろう。本来なら高度順応するように1時間くらい休憩すべきところだった。しかたないので、休憩し何か食べることにした。しんどいと言っていた女性は、コンビニで買ったおにぎりを食べると急に元気がでてきた。高山病というよりシャリバテのようだった。

山頂にはなんとか到着し、ワインで乾杯をするが雨がにわかに降るだし、ゆっくりと飲んでいられず、下山することにした。ところが下りだすと空には青空がみられ、もう少しおればよかったといいながら肩の小屋まで下り、そこで2回目の乾杯をし、結局、ほぼ一人でフルボトル1本を空にした。今回は運転できるメンバーがいてよかった。
ほうのき平から平湯までは20分もかからずに到着し、平田館で露天風呂においしい料理を楽しみ、明日の焼岳登山にそなえた。


           焼岳登山の記録へ