焼岳(2007年7月31日) 

 平湯バスターミナル500−大正池520 530−田代橋610 625−登山口640−焼岳小屋 903 910―焼岳山頂 1045 1130―焼岳小屋1245 1305−上高地バスターミナル1535 1600−平湯―帰阪 22:00

 焼岳へは、平湯から上高地へのシャトルバスの5時の始発に乗り込んだ。20分足らずで、大正池のバス停に下りた。自分たち3人以外に下りた人もいない、準備体操をしてから大正池から梓川ぞいを田代橋まで散策しながら上った。そこで宿でつくってもらった朝食用のお弁当を食べ、腹ごしらえをした。今度は梓川の右岸の林道を下った登山口まで、結構時間を費やしてしまった。焼岳登山口からは最初はゆるやかに尾根をまくように登っていくが、崩壊のすすむ谷ぞいに登りだすと急登となる。梯子場も3ヵ所ほどあり、最後の梯子は岩壁にかけられた10mくらいはあるもので少し怖い感じがする。コルに近づいてくると道は沢から離れ斜面をジクザクを切りながらしばらく登ると、焼岳小屋に着いた。

焼岳小屋から「展望台」という小山を越えると、森林限界なのか、火山のためか、わずかな高山植物と赤く、黒く焼けた瓦礫の急な山肌を登っていった。これが結構長く感じたが、所々水蒸気が吹き上がったり、山頂直下では硫黄が噴出しているなど他の山ではみられない光景も楽しめた。それと、絶景は登るにしたがい奥穂高、前穂、西穂がみえてきて、最後は槍ヶ岳までみるとことができた。また、西は笠が岳、双六、鷲羽岳あたりまで、東は上高地がすみずみまで手にとるようにみえ。登りは思ったより時間がかかってしまった.下りも急なので登りと同じくらいかかるかと思っていたが、同行の女性陣も頑張ってそこそこのペースで下れたので、予定どおり、平湯温泉で汗を流してから帰阪することができた。

 前日の乗鞍岳と合わせて、少し忙しなさもあったが12日で二名山の充実の山旅が終わった。