2004年夏 北海道の17日間の山旅 その5 礼文島

12日目 726日(月) 礼文島へ

620発 クイーン宗谷で礼文島へ、雨で停滞に

 きょうも、朝がはやい、一番のフェリーで礼文にわたった。当初計画では利尻から礼文の順だったが、天気はどうみても23日は悪そうで、登山のチャンスを礼文で待つことにした。小さいフェリーだったが、のりごごちはよかった。客船ですぐに横になった。2時間もせず、着くがどうみても嵐の直前の雰囲気、しかたないのでキャンプ場に向かうまえに、きのう会えなかった生ウニを買いに行く、ウニ漁の元締めのような店に行き、一番高いむらさきウニを1パック買った、向こうはこだわりのプロなのか、商売なのか、発泡で保冷剤まで入れて梱包してくれた(結構高かった3000円になってしまたかな)これを荷台にくくり、キャンプ場に、ドス黒い雲のした、北の寂れた漁村をいくつか通りすぎ、目的の船泊のキャンプ場に着いた。そこは設備もきれいに整っていた。芝生、トイレ、管理錬、炊事場があった。テントを張ると風雨が激しくなってきた。停滞と決め込み、買ってきた1升ビンを片手に、ウニを楽しむ、昼間からベロベロに酔い、昼寝となった。夕方は、近くの町営の銭湯に行き、近所のお店で買い物をし、夜は、キャンプ場で、ライダーが56人集まり、突然の宴会となる。楽しい夜だった。

13日目 727() スコトン岬へ

 きょうも予想どおりの悪天だった。本当は島の北から西海岸を南まで歩きたかったが、この天気では無理だと思った。それでも、とりあえず、スコトン岬をバスでめざす、北の岬は旅情たっぷりで、荒々しい海に突き出た岬はいいロケーションだった。土産物屋も何店かあった。そこをあとに海岸線のハイキングコースに入ると、高山植物が咲き乱れる以外、何もない海辺だった。アップダウンが結構あるコースだった。岬をひとつ乗り越えると小さな漁村があり、また岬を乗り越えると、番小屋があったりした。天気は悪いが、雨にはならず、半日ほどあるいて、山越えに入るあたりで濃い霧となり、そこから先はいよいよ民家もなく、エスケープルートもなくなるので、先にすすむのをあきらめ、バス道をめざす、バスは一日数本しかなく、結局あるいてキャンプサイトまで帰った。

14日目 728() 礼文薄雪草を見に行き、利尻島へ、

きょうも天気は回復しない、昨日、途中で断念した礼文島南部を歩きに行く、礼文薄雪草の群生地は車道から小一時間ほど入った丘の上にあった。少し時期がおそめだったが、「エーデルワイズ」をみることができた。素晴しいお花畑だった。そのあと桃岩の下の漁港でウニ丼を食べる。その後、フェリー乗り場に戻り、利尻島へ渡った。海からだんだんと利尻岳がみえてきた。登ってみたい山だ。

キャンプ場に行くには、はやかったので利尻島を単車で1周ツーリングをした。60キロほどで走りやすく、利尻岳をさまざまな角度からみながら走った。スーパーで地元の貝を買い、温泉に入り、登山口にあるキャンプ場に着き、乾杯!! 


 2004年夏 北海道の17日間の山旅 その6 利尻岳