--------------------------------------------------------------------------------
GS美神 リターン?
Report File.0084 「お嬢様危険注意報!! その13」
--------------------------------------------------------------------------------
「そろそろ、目的地ね〜」
「そうっすね」
「思ったよりも霊が少なくて助かったわ〜。これも令子ちゃんのお陰ね〜」
「結界で防いでくれていますからねぇ。増えることが無いから、随分楽っすねぇ」
口調では軽く言っているものの不意をつかれたりすれば真っ先に痛い目を見るのは自分なのだからと横島は油断無く霊木刀を構えて辺りを見渡していた。
「でも〜何だかやっぱり変だわ〜。予想していたよりも霊が少ないもの」
「予想以上に霊が集まっていなかったんじゃ?」
「そんな事はないはずよ〜? ここまでは調査からの分析で今までの似たような事例と同じだったのよ〜? 何かあると思うわ〜。こういった違和感を感じたら素直にそれを認めて考えなくちゃダメよ〜? 除霊は命懸けなんだから〜」
「確かにそうっすね」
令子から聞いていた冥子の人物像からこういう風に諭されるとは想像できておらず、横島は冥子の意外な一面を見ることが出来た。流石、美神さんの友達…優秀な人なんやなぁと少し感動していた。
しかし、つき合いの浅い横島にはそれがあくまでも落ち着いていればという注釈がついていることがわかっていなかった。
「そうよ〜」
えっへんといった感じで胸を張ったが比較的ゆったりとした服を着ている為か、令子などに比べて控えめな為か横島の煩悩を刺激するほどではなかった。
「じゃあ、少ない理由があるってことですね」
至極まじめに答えつつも、やっぱり脱ぐと凄いんですって感じじゃなさそうやな〜。美神さんみたいなナイスバディで色気ムンムンって感じじゃないのが残念や〜、でも、こういう清楚っていう感じもいいかもしれん等と失礼なことを考えていた。
「今まであったケースから考えると雑霊の集合化が一番考えられるわ〜」
「集合化ですか?」
「そう、一番強力な霊が核となって辺りの雑霊を融合して強い悪霊になる現象よ〜」
「ああ、あれですか…」
売れっ子の令子の所であるから、おのずと割合、難度の高い…つまり報酬が高額の依頼が集まり、そんな依頼を令子が取りこぼすことなど、ほとんど無く引き受け、ハイペースでこなしてきたので結構な数の現場を横島は経験していた。その中で何度か今言われたケースにも巡り会っていた。
「でも〜ここは偶発的な要素で霊が集まる事になったから、核となる強力な霊がるってことはないはずなんだけど〜」
「そういう話でしたよね。そういうケースでも集合化ってするもんなんすか?」
集合化した悪霊を相手にする場合、一般のGSであれば単独で相手することは考えず素直に回れ右して逃走したくなるぐらいにやっかいであり、その場合は迷わず他のGSに協力要請して対処するケースなのだ。
「ん〜、稀にだけど〜条件が揃えば集合化が発生することはあるわ〜。でも〜今回はここ最近に発生しているから〜集合化した悪霊さんがいたとしても〜結合力が弱いわ〜だから〜サンチラちゃんの電撃を浴びせたら、ばらばらになっちゃうの〜。そうなれば〜今までにあった霊と同じレベルだから〜同じようにバサラちゃんに吸い込んでもらうだけよ〜?」
そんな難しいものを冥子は問題ないと事もなげに言った。
「いや、普通はそんな手段はできないんですけど…」
この人は自分ができることは他の人もできるとおもっているんだろーかと横島は思った。そういう横島はつい最近に霊能に目覚めた(と思っている)為、感覚は一般人に近いのだ。
強力な電撃、しかも霊波を帯びたものを放つような手段や道具なんて普通では手に入るものじゃない。また、霊を吸い込む事に関しても、吸引札と呼ばれるものがあるが、その吸引札の使用前提は通常、霊的存在一体に対して吸引する事なのだ。バサラのように多数の霊を吸引するのを再現するとなるとかなりの数の札と人手が必要となる。
その辺はお金儲けに目のない令子により、道具の効果については何ができて、できないのかを詳しく説明され、しっかりとコスト意識というものを叩き込まれていた。
そんな訳で冥子と同じようなことをしようとすれば、例え道具があったとしても、コストがかさみ、確実に報酬を上回ると横島は判断できた。
「そうなの〜?」
目をパチクリとさせて首をかしげた。
「そうっす」
ああ、なんか時折、ずれた事を言うと思っていたが、このやり取りで自分の考えは正しかったと横島は納得した。
冥子は自分を基準にしており、自分が普通に出来る事は他人にも普通にできると考えているのだ。
まあ、大体は自分を基準として考えてしまうものなのだが、冥子の場合は六道の娘として何不自由なく育ち、GSとして強力な(超とついてもおかしくない)式神を12体も使役しているという、かなり特殊な存在である為、自分を普通だとして基準にするのはいささか問題がありすぎた。
(でも、誰もそれを指摘したこと無いんだろうな…)
この短い間の冥子の頼りがいある姿を見ている反面、わずかな冥子の感情の揺らぎに式神達が過剰に反応しているのも見ている為、横島は令子に絶対に冥子を泣かしてはいけないという言葉に何が引き起こされるか見当がついていた。
冥子の使役する式神達は1体1体の能力がとても高い。そして能力が高い分、必要とする霊力、制御力も並大抵のものではない。
それを12体も使役できるのであるから冥子がどれほど人並みはずれた能力を持っているか窺い知れるのだ。
要するに感情が不安定になると霊力の制御ができなくなり式神が暴走すると考えられた。
(だとしても、何か引っ掛かるんだよな…何でだ?)
推測した内容について何故かどうしても納得できない。
それは表層を見てしか判断していないことなのだと本来の横島の知識が訴えかけているのだが気付かなかった。
「横島く〜ん。はやく〜。いくわよ〜」
(まあ、いっか。大したことじゃないしな)
冥子の呼びかけに横島は引っ掛かりを振り払った。実際の所、対冥子対策においては重要な認識であり、この事がどう横島に振りかかるのか神のみぞ知るだった。
*
「…め、冥子さん。たしか、核となる強力な霊は居ないって話じゃなかったですか!?」
「おかしいわね〜?」
「どうみたって、あれは完璧に雑霊を取り込んじゃってますよっ!?」
華麗にシャドーボクシングを行い、やる気満々(この場合、殺すという意味で)で彼らを迎え撃つ悪霊に指先を震わしながら向けて冥子に指摘した。
「ん〜と、自縛霊でも居たのかしら〜?」
「新築にっすか!?」
「たまにあるのよね〜。鎮まっていたはずの悪霊が地下で眠っていて掘り起こされて目覚めちゃうとか」
「そういうのって普通、建設される前に現れるんじゃないっすか!?」
悪霊が問答無用で襲ってこないことから、自縛霊という推測は正しそうではあった。
「じゃあ、悪霊さんは〜お寝坊しちゃったのね〜」
「そんな、あほなっ!?」
冥子の言うように地下に眠っていた者ならば一階なり、地下に現れるのが普通ではないのかという疑問が沸き起こった。
「でも〜目の前に存在しているんだから現実として受け止めなくちゃ駄目よ〜?」
「いや、まあ、確かにさっさと対処せんと吸収が進んで強力になっちゃいますけど…」
「あそこから動かないようだから〜ここから攻撃するわよ〜。あの悪霊さんを倒せばこの仕事もほぼ終わりになるわ〜」
そういって冥子はサンチラを影から出現させ電撃による攻撃を実行させようとしたその時、シュッと言う音と共に横から何かが冥子目掛けて飛んできた。
『「!」』「きゃっ!」
気付いたサンチラが反応するがそれよりも早く横島が神木刀で叩き落した。本人に自覚はないが拳銃より撃ち出される弾丸を容易く迎撃できる反応速度をもつ横島にとって、それよりも遅いものを弾くのは殊更に簡単なことであった。
その何かを弾いた瞬間、その感触から硬いものではなく柔らかいものであったことと異臭が鼻を刺激した。
「何だ?」
その臭いに覚えがあった。だが、こんな場所にそんなものが何であると疑問が湧く。頭から否定したいが現実にあるのだから認めるしかない。その臭いは主に公衆便所などに漂うものだった。とどのつまり、糞の臭いだった。
「な、なに〜? この変な臭い〜」
思わずぷーんと漂う臭いに堪らず冥子はハンカチを取り出して鼻を抑えた。
横島もその臭いには心当たりが合ったが認めたくなーいと思った。だが、ちらりと見るつつ、神木刀をみると茶色いナニかがついていた。そのことに神木刀がへこんだのか見る見るうちに色がくすんでいこうとした。
「うげっ!? やっぱりそうなのか!?」
茶色いナニかとは糞だった。どうして新築マンションにそんなものが存在するのかわからないがとにかく認めたくなくても糞だったのだ。
愛刀の姿に思わず悲鳴をあげるが、だからといって状況が変わるわけでもなく再び自分達に目掛けて飛んできたのだ。しかも、今度は複数。
本来ならば避けるべきであり、本人が自覚する以上に回避能力をもっている横島にとってはそれをすることは容易であるのだが、それは出来なかった。なぜなら、彼の背後には冥子がいたからだ。冥子にあたればどんな事になるか解らないが、とんでもない事になるという自分の予感と令子の忠告とが横島の選択肢をなくし一本道としていた。
「とぉわ!? 手前は動物園の猿かーーーっ!!」
横島は剣の達人というわけではないので柔らかいものを意図した形で完全に防げるわけではない。ただ、彼女にあたるよりはまだ自分に災難が被る方がましと考えたのだ。
よって、然るべき結果が待ち受けていた。
ぺちょ
「ぎゃーーーっす!?」
大半は防げたもののそれでも、はじけてしまいその一部が横島の頬に付着した。それは思いのほか精神にダメージを与え、隙を作ってしまった。
そう、その隙により、冥子の方へアレが一つ横島防衛線を突破したのであった。
「ひっ!?」
さすがにここに来て冥子も悪霊が投げつけてきているのが何か理解できていた故に向かってくるものに顔が引きつった。
本来なら冷静に式神に命令を下し迎撃させればいいのだが正直、頭がいっぱいいっぱいになってしまっている為、できようはずも無かった。
「しまっ…」
冥子の悲鳴を聞き、我に返った横島が振り返った時、何時の間にか主を助ける為にアジラ、アンチラ、メキラが影から飛び出していた。
アジラが火を噴いて迎撃し、その火により石となったアレをアンチラが鋭い耳で石を弾き、メキラが冥子を安全圏へと瞬間移動で退避させていた。
代々の六道の式神使いが冥子のようなおっとりさんでも何とかなっているのは率いる式神達が優秀なのが最大の理由ではないかと思わせるぐらい実に見事な自律行動による連携であった。
冥子に被害が及ばなかった事にほっとしたがそれはつかの間の事であった。なぜなら…
「う〜ん…」
ぱたりと冥子が倒れたのだ。おそらくあたると思ってしまったショックか、アジラによる炎により、爆発的に広がった思わず鼻を抓みたくなるようなきつい臭気によるものであろうと思われた。ケガを負ったとかではない事に安心はできるが横島にとっては歓迎できるような事態ではなかった。
なぜなら術者たる冥子が気絶したということは使役している式神達も実体を維持できなくなるという事なのだから。
「ちょ、ちょっとぉ!? め、冥子さん!?」
なんだかんだと不安も感じるがそれでも今の横島にとって充分に頼りにできる先輩たる冥子の気絶に動揺した。この状況に横島は一人で対応しなければならなくなったのだ。
焦りはつのりつつも、次々に投擲されるアレにひいひい言いながら、必死に横島は避けた。
幸い冥子は安全圏内で倒れている為、悲惨な状況には陥る事はない事もなく、かばう必要も無いとあって格段に対処がしやすくなっていた事でなんとか余裕を持つ事が出来るようになり、何とか突破口は無いものかと悪霊の動きを監察した。
いや過ぎる攻撃に使われているアレは悪霊が石のようなものを手に持つとポゥッと光に包まれてるとできていた。どうやら化石となっていたものを霊力か何かで元の状態にもどして投げてきているらしい。そんな事が解ったからといってどうしようもない。
しかし、こちらの反応に面白がってか悪霊が調子に乗って次々に投げていたアレの飛来する間隔が徐々に長くなり散発的になって来た事もあって無限に続くわけではない事に気が付いたのだ。
それからはひたすら悪霊からの攻撃を凌ぐことに専念し、攻撃がやっと止まった時には、片で息を切らしていた。
そんな横島を悪霊は頭を掻きながらうききと馬鹿にしたように笑った。
その様子に昔の嫌な出来事を思い出して沸々と怒りを滾らせた。悪霊はあの攻撃によって結構な霊力を使ってはいたが、それでもまだまだ元気である。それに比べて横島の方が消耗が激しい。
消耗から霊力を回復させる事は横島の場合、源泉が煩悩である為、妄想できれば回復も望めるが現状ではそれを刺激するような要素など皆無であり、今の糞だらけの周りの状況や心理状態からでは難しかった。
更に不利な事に横島がシリアスな状態の時、煩悩による霊力の出力アップも回復も無くバッテリー駆動しているようなもので、使い切ればハイ、それま〜で〜よといったものであり、加えて霊力の質も低下する。
先ほどまでの防御でほとんど霊力を消費しており、どう考えても目の前の悪霊を祓うには少々厳しいものであった。
「こいつめぇ…あのクソ猿を思い出させやがってどうしてくれよう」
脳裏には小学生の頃に連れて行ってもらった動物園で猿に糞を投げつけられたという嫌な思い出がよみがえっていた。
あの時はそれがむかついてこちらもやり返し、それに反応して向こうもまた投げてきて、それをやり返すという投げ合いになってしまい、泥だらけならぬ糞だらけに母親に大目玉を喰らう事になったのだ。勢いとはいえあんな事をやってしまった事ははっきりいって、誰にも言いたくない黒歴史である。
思い巡らせるが中々いい方法が見つからない。接近しようにも通路という限定空間内では忌々しい遠距離攻撃を避けつつ難しかった。
何度も果敢に接近を試みるが吸収されなかった雑霊達にはばまれ、消耗が段々と積もり、足がおぼつかなくなってきていた。
その事にまずいと焦り、打開策が無いかと必死に考え、冥子に起きて加勢してもらうという案があるにはあったが、駆け寄って起こすには敵を排除しなければならず、声を掛けて起こすにしても直ぐに気がついてもらわなければ、逆に悪霊たちに認識されてしまい冥子を危険にさらしてしまう。どうしようもなかった。
次善の策としてとにかく喚いてその煩さで冥子に気がついてもらうというぐらいしか打つ手は無かった。
その策も思いついてからずっとやっており、今では自分でも何を叫んでるか分からないほど無茶苦茶に声をはりあげているが効果は無い。
何とかしのいで、ちらりと冥子の方を見るが起きる様子も無く何とも穏やかな表情で気絶しているのに力が抜けた。
それがいけなかったのだろう。それが原因で集中力が解けてしまい、疲労のたまった足を滑らせ尻餅をついてしまった。
「しまっ」
徹底的な隙に悪霊はチャンスと横島に襲い掛かった。横島は何とか防ごうとするも集中力が途切れてしまったせいか、動きに精彩がなくどうみても凌ぐのは無理と絶望の思いに囚われようとしたとき、何かが悪霊に向かって飛来した。
それはストンと吸い込まれるように悪霊の額に突き刺さった。
『ぐぉーーーーーー!!』
致命的な一撃を受けた悪霊は苦悶の声をあげて霧散した。
カランと悪霊に刺さったものが落ちる音が響き、自分が助かったことを横島は認識した。とともに悪霊の周りにいた雑霊も次々と飛ばされてくるお札が命中し消滅した。
「れ、霊対ボウガンの矢!?」
自分を助けてくれたものが何かをようやく理解し飛来した方を見た。そこには霊対ボウガンから神通棍に持ち替える美神令子が立っていた。
「み”、み”が”みさん」
横島は恥も外聞も無く涙と鼻水を流しながら令子の腰にすがりついた。そんな横島を普段なら殴り飛ばしている所だが、命の危機を感じていただろうし、何より冥子のお守りを押し付けたこともあって無碍にはできんかとよしよしとそんな横島の頭を撫でてやった。
今回の件は横島にも大分、不手際があるがこれは致し方ない。あくまでもまだGS見習いであるのだから未熟なのは当たり前なのである。このような事態になったのは令子の判断の誤りであり、一人前であるはずの冥子の失態なのだ。
どちらかというと横島の経験も考えればここまでよくやったというほめてやるべきだろう。だが口には出すと調子に乗るので頭を撫でる行為だけにした。
「まったく冥子がついているからと思ったけど嫌な予感がしたから急いできてみれば案の定ってわけね。この様子じゃまだ冥子は起きそうに無いわね」
「そうっすね」
いまや、危機が去ったことを察知しているのか本格的に寝てるようにも見える様子に横島は肩を落とした。そんな様子を令子は見て横島が冥子に対してダメな子というレッテルが貼られたのではないかと推測し苦笑した。
「それになんだか臭いし」
辺りに立ち込める匂いに令子は顔をしかめた。
「ぎくぅ!?」
「どうしたのよ?」
「い、いいえ…」
幸い令子が気づいていないことにほっとした。どういう理屈からか、悪霊が退治されて投げられていたアレは乾いた泥のようになっていた。おそらくもともとが化石だったものを悪霊の力でアレの形に戻り、悪霊が滅んだことで元に戻ったのだろう。
ちらりと神木刀を見ると付着していたものがぱらぱらと落ちていた。
(帰ったらちゃんと洗って磨いてやらんとな…)
場合によってはカンナかヤスリがけする必要があるかも知れないと考えた。
「さてと、引き上げるわよ。冥子にかかわってここまで無事なんて珍しいというか初めてのような気がするし、さっさと引き上げないといやな予感がするから」
「あいさーっ!」
令子の言葉に同じ不安を感じた横島もすばやくまだ気を失っている冥子を抱き上げ、撤収した。
が、予定調和ということなのだろうか? 案の定、横島たちがマンションからでて心配そうにうろうろしながら待っていた雇い主のところまで戻ってきた所で冥子が気がつき、抱き上げられていることに事態が分からなくなってパニックを起こし、その配下の式神たちを暴走させるのであった。
よく被害にあっている令子は暴走の気配を察知した段階で反射的に金を出す雇い主とぽわぽわ浮いていたキヌを引っつかんで退避した為、被害は冥子を抱き上げていた横島と周辺に止められていた数台の車だけと通常よりも被害は抑えられた。
「何で俺だけーーーっ!?」
横島の断末魔の叫びが辺りに響いた。つくづく経験がものをいうと後に語ることになった出来事であった。
(つづく)
--------------------------------------------------------------------------------
注)GS美神 極楽大作戦は漫画家の椎名高志先生の作品です。