K10DのAF調整
我がデジイチK10DにFA_Limtedを導入してから、どうも焦点が狙ったところに定まらない。K-7も発売間近で気になるが...。
PENTAX FA Limited 43mm f=1.9 1/125
開放値でにじり寄って撮影するとやはり後ピン。上の写真は調整する前のAFです。一番前の葉に合わせてもも合焦するのは後ろ。うーん。今までレンズキットのDA18-55などではさほど気にならなかったのですが。いろいろ調べてみると、K10Dの後ピンは結構よくあるらしいことが判明。43mmでも、31mmでもやはり同じような結果になるので、AF調整してみることにしました。しかし、この方法が使えるのはVer1.1xまでとか。ウチのK10Dは1.30なのでダメ。1.10のファームウエアを入手して、バイナリデータを書き換える方法もあるそうだが、AF調整だけなら、USB接続でデバッグモードに入り、簡単にできる方法もあるらしいので、試してみることにしました。
1,http://dednev.pisem.net/setup_gx10_dmctrl_1.1u_eng.exe
ここからダウンロードしてインストール。インストール時にパスワードを求められるので、"penta-club.ru"を入力
2,K10DとPCを付属のUSBケーブルで接続し、K10Dの電源を入れる。
3,インストールしたGX10-K10DDebugModeControlを起動し、”Connect To DSLR”をクリック。
4,DebugModeSettingのラジオボタンを"on"にし、”Save Settings In Camera”をクリック。
5,K10Dの電源を切り、USBケーブルを抜き、再度電源をON。K10Dのモニタ上にDebugModeの文字が出る。
6,MENUモードで詳細設定を送っていくと通常の設定の後にAF調整が追加されている。
7,テストパターンを撮影しながら調整。
8,調整が終わったら、再度PCと接続し、”Close DSLR connection”をクリックし、"DebugMode switched off"のラジオボタンをチェックした後、”Save Settings In Camera”をクリック、接続を切る。
こういう流れです。
テストパターンはカメラが45度の角度になるようにセッティングし、開放値で撮影します。
調整前では43mm ,31mmともに、”This text should be perfectly in focus.”の文字がぼやけています。後ピンです。
調整後です。結局、90μm前へ調整しました。念のため、2Xのテレコンを付けて調整し、試写します。午後から岐阜・大野町のバラ祭りに行って撮影しました。
PENTAX FA Limited 31mm f=4.0 1/350
PENTAX FA Limited 31mm f=1.8 1/2000
PENTAX FA Limited 31mm f=1.8 1/2000
31mmで撮影しました。花の中心に合わせて撮影してみましたが、「だいたいあってる」んじゃないかと思います。なんか一皮むけたような感じがします。やっぱK10Dって、やればできる子ww。(でも、K-7も気になるなあ。)
FAlimitedの明るさ、ボケ味も良い感じです。31mmの方は紫のフレアがちょっと多いような気がしますが、シビアコンディションなので仕方ないのでしょうか。こうなったら77mmもやっぱりほしいです。