ネバダ州田舎道の魅力と全線走破計画


 ネバダ州といえば、カリフォルニアとユタという観光資源の豊富な州にはさまれている割に、一般的な観光地と言えばラスベガスくらいしかなく、いまいち印象が弱い州ですね。
 でも、僕の場合、ネバダの道をただ走っただけの思い出が、大好きなデスバレーやアーチーズやブライスに行った思い出と同じだけ印象に残っています。
 十数年前、I*NY(*はハートのマークです)なんてステッカーが流行ったけど、I*NVなんてステッカーが売りに出されたら、迷わず何枚か買って、車に貼ります。(^_^)


NV-88 North カリフォルニア州境


  さて、他の西部の州とは違うネバダの田舎道の魅力とは、

 ☆白っぽい景色の砂漠地帯
 ☆遠くに見える尖った薄土色の山々
 ☆まっすぐで、周期的な登ったり下ったりの繰り返しである極端に見晴らしの良い道
 ☆車や人、町が少なく辺鄙なところ
 ☆局地的には変化するけど全体としてはどこまでいっても変わらない景色
 ☆緊張感と開放感の混じり合った独特な雰囲気
 ☆ジョシュアツリー
 といったところでしょうか。



NV-361 South 典型的なネバダ州の景観


 これらの魅力は対面交通の田舎ハイウェイのほうが際だちます。インターステートではあまり味わえないのではないかと思っています。

 他の人はあまり興味を持っていないでしょうが、僕はこういう景色が大好きです。(判官びいきなボク(^_^; ネバダ・フェチですので、話半分に聞いてネ。(^^;))



 さて、そんな中で、特によく覚えている道は、NV-375を中心とする、CEDAR CITY,UTからネバダ州を横断する道です。

 次に印象に残っているのは、BURLEY,IDAHOからHAWTHRONE,NEVADAまでを一日で走ったことです。(BURLEY - US-30 - I-93 - JACKPOT - I-80 - CARLIN - NV-278 - EUREKA - US-50 - NV-361 - US-95 - HAWTHRONE)
 緑豊かなアイダホ州の景色から、荒涼としたネバダ州の景色に変化していくさまが、興味深かったです。
 この一連の道の中では、「アメリカで一番寂しい道」という触れ込みのUS-50や、63マイルの間一台も車とすれちがわなかった、NV-361も印象に残っています。


US-50 "The Loneliest Town" Eurekaにて



 ところで、僕の長期的な夢として「ネバダ州のハイウェイの全線制覇」というのがあります。
 ハイウエイ(インターステート、US、州道で、路線番号のついてあるもの))全てについて、州内の一部区間だけでも走れば制覇したと言えるのなら(たとえばUS-6のネバダ州内は310マイル。そのうち10マイルでも走ればUS-6を走ったことになる)そんなに無理ではないかも知れないけど、本当に全線全区間を制覇するのは途方もない計画なんですが。(^^;) 
 便利な道は続けて使う傾向にあるから、カバー率が上がるほど難しくなりそうです。
 「アメリカ本土(サンフランシスコかシアトル)=アラスカ(デナリ国立公園) 間の陸路往復旅行」に並ぶ、将来の夢,目標としておきます。