7日目

 La Grande - I-84,I-82,US-12 - MOUNT RAINIER NP Paradise泊

 98年7月9日(前編) 

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  ==== これは期待できるぞ ====

 6時15分、La Grande出発。
 今日はマウントレイニア国立公園に行く予定ですが、今夜の宿は決めていないので、天気次第ではシアトル観光など、別の選択もできます。 シアトル方面の天気予報を見るとPartly Cloudyと出ているので、とりあえずマウントレイニアもそう天気が悪くないと予測できます。

 しばらくI-84を走ったあと、とちゅうでオレゴン州で初めての給油をします。 オレゴン州ではガソリンのセルフサービスが禁止されているらしく、どこでも店員が給油をするということを事前に知っていたので、いつもならポンプの前に車を止めるとすぐに車を降りますが、ここではそのまま待ちます。


オレゴンのガソリン屋(Miniだけ)

 すぐに店のおじさんが来てくれました。
 レギュラー満タンでと言い、クレジットカードを渡そうとすると、それは自分で機械に通してくださいとのこと。車から降りて、カードを通してふたたび車の中で待ちます。


 給油中は、車の前のガラスを拭いてくれました。 ここでチップを渡すべきかどうかは考えどころです。他の州では、セルフサービスと店員による給油(Mini Serve,Full Serve)の両方が選べるところが多く、その場合店員による給油では1ガロンあたりの単価が高くなっています。

 僕は給油してもらったことは数えるくらいしかありませんが、その高くなっている分は手間賃だから、加えてチップを渡さないことが多かったです。
 このオレゴンのガソリン屋では、ガロン単価は旅行中の他のセルフサービス店に比べて特に高いという印象はなかったので、チップを1ドル渡すことにしました。おじさんは"Thank you,Have a nice day"と、陽気に言ってくれました。



 ワシントン州に入るのには、I-84からそのままI-82に入ってもいいのですが、Hermiston経由のUS-395の方が距離が短かいし、面白そうなので、そちらのほうにします。
 カリフォルニア州内のUS-395は思い出深い道なので、このUS-395という番号には何となく惹かれるし。 結果としては、特に面白いということはなかったですが。(^^;)

 去年の旅行では、マウントレイニアの天気予報をI-90のワシントン州境の Welcome centerで尋ねました。今回もI-82でワシントン州に入ったら、同様に天気予報を尋ねてみようと思いましたが、Welcome centerは見つかりませんでした。
 でも、この辺りはとてもいい天気で空気も澄んでおり、ずっと遠くに雪を頂いた山々も見えるくらいです。同じワシントン州といえどもマウントレイニアは遠く離れていますが、ここがこんなにいい天気だということは、レイニアの天気も期待していいのかな?と思いました。

 YakimaでUS-12に入らなくてはならないのですが、I-82を走っていてもマウントレイニア方面への案内標示がない。(^^;) US-12への標示もなさそう。 I-82が工事中だったせいもあって、少し迷ってしまいました。 
 去年もYakima経由でレイニアに行ったのですが、そのときはもっと迷いました。(;_;) 去年はマイナーなハイウェイ(WA-24)でYakimaに入ったので、そのせいかと思いましたが、I-84でもそうだとは。。。
 もしこの町経由でレイニアにいかれる方がいましたら、注意して。(^^;)

 さて、このUS-12は、去年の旅行では暗い中、ヘロヘロになって走ったという疲れた思い出のある道ですが、今回はバッチリの晴天で、体の調子もいいです。 肝心のレイニア山はなかなか見えてこないのですが、ある峠を越えると突然雲一つないレイニアが見えてきます。思わず歓声をあげました。
 マウントレイニア国立公園のゲートに到着。入園料は10ドルです。
 前の車の人が、入園料をクレジットカードで払っているようです。 確かに小屋のガラスには、クレジットカード会社数社のマークが貼り付けてありました。他の公園もみなカードで払えるのかどうかはわかりませんが。




 98年7月9日(後編)

 ==== 最高の山登り ====  

 まずは公園の中心地であるパラダイスに到着。
 この公園には2つの宿しかなく、そのうちの1つであるParadise Innで、ダメ元で空いているかどうか訊きます。この宿は、去年の旅行で、事前に予約をして泊まったところです。
 何しろ短いレイニアのオンシーズンに入っていますから、園内の宿は難しいことは分かっていますが、ここともう一つの宿(LongmireのNational Park Inn) がダメとなると、夕方になってから遠く離れた園外の宿を探さなければなりません。

 イエローストーンやティートンと違って、公園境界のすぐ外側にモーテルのたくさん集まった町があるわけでもなく、その点ここは不便です。そのかわりシアトルから近いわけですが。
 今回の旅行は、天気次第で行き先を変えることを基本にしていたので、こういうのは仕方がないのです。

 フロントで聞いてみると、バス付きはいっぱいだけど、バス・トイレ無しならなんと少しだけ空きがあるとのこと。\(^o^)/ 贅沢は言っている場合ではないので、もちろん喜んで泊まることにします。
 69ドル+TAXということで、とりあえずチェックインの手続きをした後、16時以降に鍵を渡すとのこと。
 これで今日と明日を、余裕を持って過ごすことができます。(^o^)



パラダイスにて


 さすがに平日といえどもオンシーズンです。パラダイスには人と車が多いです。運良く駐車場のいい場所に車を止められましたが。
 ビジターセンターに歩いて行き、天気情報を入手。今日はずっと天気が良く、明日は少々崩れるとのこと。
 同じ建物のファストフード屋で、昼食をとります。去年と同じハンバーガーです。(^^;) 値段は高いけど、結構おいしいのです。


 さて、パラダイスを起点とする、山登りのトレイルに入ります。
 去年6月上旬に来たときには、トレイルは3メートルはありそうな雪に覆い尽くされていましたが、今回はトレイルの入口では、一部を除いて雪が消えて、高山植物が新芽を出しています。中には気が早い草があって、花も咲かせています。(パラダイスはアメリカ全土の中でも豪雪で有名だそうで、平均降雪量はなんと630インチ(16メートル)ということです。毎年3階建てのParadise Innが全部埋まるそうです。)

 今はまだ最高のシーズンではないらしく、写真集で見るような「あたり一面お花畑状態のパラダイス」にはなっていません。 でも、そこら中で雪解け水が流れていて、とてもすがすがしい気分ですし、かえってこれくらいのほうが、咲いている花が可憐に見えるのだと思います。


足下に咲くのはこんな花



す、すごい(^^;)


 Skyline Trailというのを歩くことにします。途中のところどころに雪が残っている場所があり、大丈夫かな?と思いましたが、何とか歩けました。

 雪山登山の格好をしたグループとすれ違いましたが、本来こんな装備が必要なのでしょうね。 あるていど高度を上げてレイニア山に近づくと、もちろんレイニアの眺めもいいのですが、麓側の景色がどんどん良くなっていくのがわかります。

 トレイルの入口では見えなかった、秀麗な山が遠くに見えてきました。 レイニア山に似た感じの、雪を全面に頂いている独立峰に近い山があります。


正面遠くにMt.Adams



 パークレンジャーが近くにいたので、あれがMt.St.Helens(1980年の大噴火で有名)かと聞くと、あれはMt.Adams(12276ft)で、St.Helensはその右側にある雪を被った平坦な山の方だということ。
 なるほど、噴火のときに山自体の相当な部分が吹っ飛んだということだから、レイニア山(こちらも火山だけど)のような秀麗な姿ではなくて当然です。(^^;)



トレイルの途中にて

 それほど長い間歩いていた感じはないけど、トレイルの入口から見るのに比べてずいぶんレイニア山が大きく見えてきました。
 Nisqually Glacier(氷河)が近くにあるはずですが、この辺ではまだ雪に覆われた場所が多いため、どれが氷河なのかよくわかりません。(^^;)


 まだトレイルの途中ではありますが、もうそれほど景色は変わらないと判断し、絶景を楽しんだ後で引き返しました。帰りは別のトレイル、Alta Vista Trailです。出発から4時間かけて、パラダイスに戻ってきました。



 次に、車で少し下に降り、Reflection Lakesに来ました。
 ここでは道の脇の駐車場から眺めるだけなのですが、雪を頂いたレイニア山と、手前の深い森、湖の組み合わせが美しいです。この時は少し風が吹いていて湖面はさざ波が立っていました。
 名前の通りの山の姿を映し出す湖にはなっていませんが、山の上半分は結構きれいに湖面に映っていました。



Reflection Lakes



 パラダイスに戻ります。Paradise Innのまわりにはリスがいっぱい。 トレイルでもよく見かけたけど、ここってこんなにリスがいたのね。(^o^)  雪深い去年の6月は全然見かけなかったけど、その時は冬眠していたんですね。

 宿にチェックインです。セミダブルとシングルベッドの組み合わせで、狭いし、空調はありません。室温は窓の開閉で調節するのです。(^^;)


Paradise Innの部屋

 去年の旅行で泊まったバス付きの部屋(新館)とは、ずいぶん違いますが、山小屋に泊まっている気分になって、悪くはありません。(^_^)

 共同シャワーで汗を流し、ロビーの横のサンドイッチ屋で夕食を買い、表のベンチで食べました。20時過ぎでもまだまだ明るいから、山を見ながらその辺を散策し、満ち足りた気分で床につきました。



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