4日目

GRAND TETON NP Jackson泊

 98年7月6日(前編) 

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  ==== さわやかな朝 ====

 夕べ11時間くらい眠ったおかげで体調も何とか立て直し、朝6時半には出発できました。モーテルを出るとかなり寒く、息が白く凍りました。
 これからグランドティートン国立公園で過ごす時間は、今日と明日の2日間、天気予報によると両日とも好天のようです。

 この公園の見どころは大きく2つに分かれるのではないかと思います。
 山脈や湖の近くを通るTeton Park Road沿い、および山脈からは離れますが、 Snake Riverには近く、平原の真ん中あたりを通るハイウェイ(US-26,89,191) 沿いです。
 以前僕はこの公園に来たことがあるのですが、その時はハイウェイ沿いのほうには行かなかったので、そちらを先にしようと思います。
 明日も天気がいいようなので、今日はハイウェイ沿いだけになっても悔いはありません。のんびりと焦ることなく過ごそうと思います。

 公園に近づくと、朝焼けが山々を美しく染め、とてもいい景色になってきました。残念ながら、その先で道路工事ストップがあったせいか、最初のビューポイント(Blacktail Ponds Overlook)に着いた頃には朝焼け色は薄くなってしまい、あと20分早く宿を出ればよかったかな、と思いました。
 でも、早朝のすがすがしさはまだまだ残っていて、人のいない駐車場で思いっきり深呼吸をしました。 ビューポイントに座り込んで景色を眺めていると寒くなってきますので、Tシャツの上に2枚着込んで、体を丸くしていました。


早朝のすがすがしさ


 このハイウェイはとても景色の良い道です。ビューポイント以外にも絵になる場所がいくつもあります。 ビューポイントの方は、このあとGlacier View Turnout,Teton Point Turnout, Snake River Overlookと見ていきました。


ハイウェイの名もなき道ばたにて


 前二者は、手前がアメリカ西部らしいこんもりとした草原、遠くにティートンの山並み、中間がSnake River沿いの森林という組み合わせで、この国立公園の典型例といってよい景色だと思います。
 とても広い平原と雪を頂いた山脈という組み合わせが、素晴らしくかつ特徴的です。この広々感が、実に気持ちいいです。地図上では、西側のTeton Park Roadはそんなに離れていないように見えるのですが、ビューポイントからはその道を走る車がとても小さく見えます。



Snake River Overlook

 これらのビューポイントからはSnake River自体は見えないのですが、Snake River Overlookでは、名前からわかるように蛇行した川の流れを見ることができます。ここも素晴らしい景色です。川をのんびり下るラフティングのボートも見ることができました。

 
 ハイウェイを少し北上していると、コの字型に丸太を組み合わせただけの素朴なTriangle X Ranchの門があります。何やら惹かれるものがあり、中に入ってみました。



Triangle X Ranchの片隅

 ここは乗馬やラフティングの起点になっているらしく、奥の牧場にはたくさんの人が集まり、係員の話を聞いていました。そのうちみんなが馬に乗り、草原へと消えていきました。
 Triangle X Ranchは一般開放されている宿泊施設なのか、会員制になっているのかは分かりませんが、キャビンが点在していて、なんだか優雅な雰囲気が漂っています。もちろんここからでもティートンらしい景色を味わうことができます。



 ここの少し北にあるCunningham Cabin Historic Siteは、この地における初期の入植者の屋敷跡です。素朴な作りの小屋が残っています。 さて、ハイウェイをしばし北上し、今回楽しみにしていた場所の一つである Oxbow Bend Turnoutに到着です。



Cunningham Cabin Historic Site




 98年7月6日(後編)

 ==== ティートンの中へ ====  



Oxbow Bend Turnout

 Oxbow Bend Turnoutは、Snake Riverの蛇行によって三日月湖ができかかっている場所です。水面が穏やかで、Mt. Moran(3842m)が逆さに写っています。 期待に違わず、ここではいい景色を見ることができました。ペリカンが何羽か、遠くにいます。




Willow Flats Turnout

 ここの先にJackson Lake Lodgeがあるので、ダメ元で部屋が空いているか聞いてみます。もちろんダメでした。(^^;)
 さて、昨日に引き続いてColter Bayです。とりあえず店で昼食になりそうなものを買い、木陰のテーブルで食事です。すぐ近くにはリスの姿が見えます。


 Colter Bayは、この公園最大の湖であるJackson Lakeに位置するビレッジで、マリーナもあります。ここから湖に突きだした半島へのトレイルがあるので、少し歩いてみました。Jackson Lakeは眺めはいいのはもちろんだけど、何となく物足りない感じもします。あくまで「何となく」なのですが。 
 でも、ここにはモーターボートのレンタルがあります。グループでここに来て、ボートを借りればとても楽しそうです。遠くから、ボートに乗った人たちの歓声が聞こえてきます。


 このあと来た道を引き返し、Jackson Lake Junctionで山に近い方の道(Teton Park Road)に入ります。この道を少し走ると、自然の展望台であるSignal Mountainへの分岐があります。ここへは1回目のティートン訪問のときにも来たのですが、その時は大粒の雨が降ってきたので、ほとんど見ることができなかったのでした。
 今回は天気は問題ないのですが、Signal Mountain Roadの途中の展望台も、終点の展望台でも、期待したほどの絶景ではありませんでした。 ここから眺めると、草原と森林、湖と山脈がはっきり分かれている、ティートンの全体的な様子はよく分かるのですが。


 さて、この道をMount Moran Turnout,Teton Fault Turnoutと南下していくと、雪化粧をした山々にどんどん近づき、迫力のある景色になっていきます。 しかし、やっぱりこの公園の特徴ある地形が分かりやすく、魅力が伝わりやすいのは、山から離れたハイウェイ沿いのほうかな、という感想を持ちました。  ハイウェイ沿いのほうでは湖が見えないのですが、そのかわり秀麗なティートン山脈の姿が美しく見えるし、広々とした空間がとても気持ちいいです。

 そんなTeton Park Road沿いの中では、やっぱりJenny Lakeがいいですね。
 ここの湖畔の一部分を走れる一方通行路に入りました。 湖水に触れることのできる木陰の岩に腰掛け、冷たい水にさわっていると本当に気持ちいいです。多くの人が入れ替わり立ち替わり現れて、あまり落ち着けませんが、ここは公園の中心地のひとつですから、そんなものでしょう。



South Jenny Lake


 South Jenny Lakeの店で飲み物を買い、のどを潤して、一休みです。 ここでは少し湖畔を歩きました。 まだ日は高いですが、朝早くから活動していましたから、早めに宿に向かうことにします。
 夕べ泊まった宿(ジャクソンの町の北はずれで、ティートンには一番近い)にもう一泊してもよかったのですが、ここには食事できるような店がなさそうなので(夕べは食欲がなかったので構わなかったんですが)、ジャクソンの町の中で泊まることにします。

 通りから外れたところにある、TETON INNというモーテル(84.8ドル)に決めました。さすがにジャクソンの宿は高いです。狭いモーテル(清潔ではありますが)なのにこんなにしますから。
 ジャクソンは虫が多いところらしく、このモーテルの駐車場のあたりにもいっぱいいました。モーテルのオフィスの入口には網戸がついていたのが印象的です。

 時刻は18時。町を歩きながら、夕食の場所を探します。やはりこの町では食事代も高そうな感じです。 庶民的なレストランを見つけたので、入ってみます。 旅行の4日目にして、初めてのレストランの夕食です。(^^;)  
 イタリアンのコンボ(ラザーニアと、スパゲティと、あと何か(^^;) )になぜか惹かれてしまい、注文しました。でも、予想通りまずいです。(^^;)
 アメリカでのラザーニアは、まずいというのは自分の経験から分かっているんですが、なぜか懲りずに注文してしまいます。(^^;)  つけあわせのガーリックトーストのほうは、まあまあなのですけど。


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