6日目

6日目 後編へ

 97年6月4日(前編)

 Glacier NP,Waterton Lakes NP    Apgar泊

 ==== カナダへの半日入国 ==== 

 朝食をとろうと、泊まった部屋から離れた建物にあるレストランに行きました。外は意外に暖かく、トレーナー一枚でも、短い時間なら平気なくらいです。
 レストランはまだ営業していませんでした。仕方ないのでフロントに置いてあるコーヒーを買い、ソファーに腰掛けて飲みました。

 6時過ぎ出発。天気は曇りです。
 今日はまずカナダ側にあるウォータートン・レイク国立公園に行ってみることにします。ウォータートンとグレイシャーは隣接していますが、園内の道でつながっているわけではなく、いったん外に出て走ることになります。
 近道(Chief Mountain International Highway)があるのですが、7時まで CLOSEDと標示がでているので、仕方なくCardston経由の遠回りルートをとります。 でも、ついでにカナダの田舎町を見ることができるし、ハイウェイを少しドライブできるし、まあ良かったかなと思います。


 さて、US-89の終点にある税関に到着しました。
 ここで、カナダの入国審査官に、たくさんの質問をされました。 滞在の日数、どこから来たか、この車はレンタカーか自家用車か、アメリカ入国はどの都市からしたのか、酒・タバコ・銃器・クマ撃退用スプレーは持っているか等々。終わりかと思ったら、車を置いて2階へ上がるようにと言われました。

 2階では、パスポートに挟んであった緑色のアメリカ出国カードがなぜかひっかかったらしく、係員がどこかに(多分シアトルの税関かなと思いますが)電話して問い合わせしていました。
 やっと解放され、カナダのハイウェイ(アルバータ州2号線)を北へ向かいます。カナダに入ってすぐのところで、馬に乗った農民がたくさんの牛を連れて移動していましたが、絵に描いたようなのどかな光景でした。こういうのって、アメリカではお目にかかったことがありません。



アルバータ5号線。カナダだからkm表示

 国境から25km、Cardstonの町に到着です。せっかくですから町の中をぶらぶら歩きました。

銀行でいくらかのカナダドルに両替し、車に戻り5号線に入ります。
制限速度は時速100kmですから、こういう道にしてはずいぶん高い水準です。


 途中のMountain Viewで、給油します。代金を払ったあとで、お釣りで飲み物を買います。
 カナダドライ・ジンジャーエールがあったので、これってアメリカで見たことあったかな?と思いながら手に取り、レジでお金を払おうとしますが、何しろ初めて見る硬貨だから、言われた代金をサッと払えない。(^^;)
 モタモタしていると、レジのおばさんがこれこれこれね、と僕の手のひらから硬貨を取り、お釣りをくれました。「いま初めてカナダドルを使ったものだから」とごまかしましたが(^^;)、なんかアメリカに初めて来たときのことを思い出しました。


 ウォータートン・レイク国立公園に向かう途中で、小雨が降ったりやんだりという天気になってしまいました。 公園入り口の碑の前で記念撮影しましたが、足下にはリスの巣穴がいくつもあり、昨日グレイシャーでたくさん見たリスがいました。この碑に限らず、園内の標示にはみなフランス語が併記されているのが、アメリカとは違うなあと思いました。


ウォータートン・レイク国立公園の入口



 97年6月4日(後編)

 ==== 降ったりやんだり ====

 ウォータートン・レイク国立公園では、まずは湖の一部がアメリカに入っているCameron Lakeを訪れます。湖畔にはまだ雪が積もったままだし、湖面も半分くらいは凍っているようで、まだまだ冬という感じです。そんなに寒くはありませんでしたが。 
 ついで公園の中心地、Waterton Parkですが、ここはすっかりリゾートの町といった雰囲気です。Waterton Lakeの湖畔の町で、何本もある通り沿いに、店が立ち並んでいます。


 アメリカの国立公園なら、グランドティートンのジャクソンしかり、アーチーズのモアブしかり、こういった町は国立公園の外に配置しているものですが、カナダの国立公園は考え方が違うようです。 
 それはともかく、楽しい雰囲気の町です。湖畔のトレイルを歩きましたが、美しい湖水と山々がいい感じです。


Waterton Lake


 ここで、久しぶりにレストランで昼食をとります。ビーフシチューでしたが、美味かったです。(^o^)
 それから、残ったカナダドルを使うために土産物屋に立ち寄ります。 手持ちのカナダドルを使い切るだけでは代金が足りず、米ドルとあわせて払おうとしたため、店のお姉さんが戸惑いながらも、一生懸命計算してくれました。(^^;)

 このへんでウォータートンを後にして、グレイシャーに戻ることにします。 アメリカの入国は、カナダのほうとはうって変わって、係員がパスポートを一瞥するだけで"Have a nice trip,bye-bye"という具合に、至って簡単なものでした。車のナンバーがワシントン州のものなので、単にアメリカに戻ってきたのだと思われたからでしょうか。


Many Glacierにて

 グレイシャー国立公園では、昨日あいにくの雨だったMany Glacierに行きます。薄日が射す、まあまあの天気です。川の流れや湖、山を眺めた後、US-89 を南下しました。
 とちゅう、公園南部のTwo Medicineに寄り道してみましたが、今まで見てきたのと同じような湖の眺めだし、大粒の雨が降ってきたので、早々と引き揚げました。


 明日は、朝のうちはSun Roadの西側方面で、そのあとマウントレイニア国立公園に行こうとしているので、今夜は公園西側で泊まることにします。 Sun Roadは全通していないため、東側から西側に行くためにはUS-2の遠回りをしなければなりません。鉄道の駅があるEast Glacier Parkを通り過ぎ、西へと向かいますが、だんだん空が暗くなり、雨が激しくなってきました。


 何とか公園西口にたどりつきます。West Glacierの町にはモーテルが何軒かあり、いずれもVACANCY(空室ありの表示)が出ているようです。
 でも、ここから2マイルの園内にあるApgarのビレッジには2つのモーテルがあり、車内でグレイシャーの新聞を広げてみると、両方ともすでにオープンしているようなので、West Glacierは素通りしてApgarへ行きました。


キャビンの傾いた部屋にて.。 川の流れが見える

 2軒のなかでは、雰囲気の良さそうだったApgar Village Lodgeのキャビンに決定。 
 47ドルですから、安いほうでしょう。川のほとりにある、木の内装が素朴なキャビンです。川の方へかなり傾いているのはご愛嬌としましょう。(^^;)


 雨はやみました。レストランでゆっくり食事をしてからでも、外はまだ明るく、部屋の窓から青緑色の川の流れがはっきり見えます。
 ここはかなり緯度が高いせいか、夕方になって暗くなりはじめてから、実際に真っ暗になるまでの時間が、とても長いのが印象的でした。


7日目へ