ル ナ 3 号
打ち上げ時期 1959年10月4日
軌道上の重量 278.5kg

 ルナ3号は円筒形の探査機で、無線電波装置、遠隔測定装置、自動フィルム処理機能を持ったテレビカメラ、科学機器、発電用の太陽電および温度制御装置が搭載されていた。ルナ3号は地球からの指令により、1959年10月7日40分間以上にわたり、月の裏側の約70%を29枚の連続画像に収め、このうちの17枚が地球に電送された。電送された写真は非常に不鮮明であったが、コンピュータ処理で現像され、その結果、表側とは非常に異なっていることが判明した。この画像から月の裏側に二つの暗い地域が発見され、「モスクワの海」と「夢の海」と命名された。



ルナ・シリーズ