アポロ14号月着陸船
(アトランティス)
打ち上げ時期 1971年1月31日
軌道上の重量 15277.00kg

 アポロ14号着陸船は、1971年2月5日にフラマウロ高原の南緯3度39分、 西経17度30分にある小さい窪みの傾斜が8度のスロープに降り立った。


面に着陸したアトランティス


 目標点から僅か100m外れただけという正確な軟着陸であった。搭乗者は船長のアラン B.シェパード・ジュニアとパイロットのエドガー D.ミッチェルであった。

 船外活動は12号と同じく、2回に別けて行われた。 活動時間は9時間23分、歩行距離は3.45kmに達した。2月5日の最初の船外活動は、観測ステーションや観測機器の設置に費やされた。


アポロ14号のCSM


 次の船外活動は、6日の午後10時から翌日7日の午前1時(UTC)近くまで行われた。二人はコーン・クレーターの縁近くまで往復し、42.5kgのサンプルを収集した。この船外活動の最中に、シェパード船長がゴルフクラブの6番アイアンでボールを2回打つという余興が飛び出した。到着から33時間31分後の2月7日に月面を離れ、スチュアート A.ルーサが待機する指令・機械船キティー・ホークとドッキングした。翌日の2月8日、着陸船は廃棄されて12号と観測ステーションの中間(南緯3度42分、西経19度67分)地点に衝突した。観測ステーション(ALSEP)は、1977年9月5日まで作動した。

 アポロ14号の指令・機械船の名前は、ライト兄弟が初の飛行に成功したノース・カロライナ州の村の名前に因んで、キティー・ホークと命名された。重量は29,229kg。




アポロ計画