アポロ12号着陸船
(イントレピッド)
打ち上げ時期 1969年11月14日
軌道上の重量 15116.00kg

チャールズ P.コンラッド船長とパイロットのアラン L.ビーンが搭乗した着陸船イントレピッドは、1969年11月19日に嵐の海の南緯3度、西経23度4分に着陸した。


月面に着陸寸前のイントレピッド
 1967年4月20日に、月探査機サーベイヤー3号の着陸地点から北東へ180m離れた所であった。

 二人の宇宙飛行士は合計2回、時間にして7時間45分間の船外活動を行った。 この時の月面歩行距離は、1.35kmに及んだ。最初の船外活動では、観測ステーション(ALSEP)を設置した。2回目の船外活動では、合計34.4kgの岩石と土壌のサンプルを収集した。同時に、テレビカメラや宇宙線感知板などサーベイヤー3号の部品を回収した。


 観測ステーション(12号以降はALSEPと呼ばれる)の観測機器には、受動式月震計、超熱イオン検出装置(太陽風のエネルギーを測定する)、月塵検出器、月面磁力計、太陽風分光計、冷陰極イオン計測器などがあった。この観測ステーションは1977年11月9日まで作動した。

 コンラッドとビーンは月面に31時間31分滞在した後、11月20日にリチャード F.ゴードン・ジュニアーが待機する指令・機械船ヤンキー・クリッパーに戻った。人工月震を起こすために、上昇部を観測ステーションから60km離れた月面に衝突させた。

 アポロ12号の指令・機械船の名前は、ヤンキー・クリッパーで、重量は28,790kgであった。




アポロ計画