トピックス

2023年 
すみれウクレレ倶楽部 ファミリーパーティ 
in 宝塚ホテル

2023年11月1日、宝塚ホテルの琥珀の間にて、すみれウクレレ倶楽部のファミリーパーティが開催された。

まだ、興奮冷めやまぬうちに、仕事が早い私は、ホームぺージ作成に取り掛かっている。

といっても、頭がまとまらず、倶楽部専属カメラマンとして、いつも大活躍の部員達が撮ってくれた写真を、まず見てみることにした。

彼女達は、昔から、写真撮影に関して、とにかく熱い!!!!!
こんなに能動的に写真撮影係を毎回引き受けてくれる彼女達の存在は、本当にありがたい。

パソコンで次々に映し出される倶楽部員さんの笑顔・笑顔・笑顔に、疲れがとろけて、癒される。
笑顔って、なんて幸せな力があるのだろう。


一クラスずつ、振り返ってみよう。


【レフア】

お写真を見て、つくづく思った。なんて、素敵な笑顔なのだろう。

私と同じテーブルになった倶楽部員達が、「あのクラス、なんか、凄くメンバーの雰囲気が統制とれてる!」

聞いた時は、ピンとこなかったが、写真を見てすぐ実感した。
本当に!!!演奏を離れてホッとした時のお顔が、どの方も、凄く明るく輝いていて、こっちまで幸せを頂いた!

リーダーは、大変、張りのある声の持ち主で、堂々と最初のカウントをとってくれ、クラスの演奏のリズムが崩れそうになると、他のメンバー達を見ながら、自分のジェスチャーでもって、正しく軌道修正する頼もしい姿も見られた。

初舞台というのに、一人一人のソロの部分をも、それぞれ立派にこなし、クラリネットの堂々たるソロ演奏までミックスして楽しませてくれた。

このクラスに編入するため特訓中のお二人が見学で参加され、本当に私も嬉しく思った。
今年度会長の配慮であろうか、そのお二人の座席がこのクラスのテーブルの隣であり、そこで交わされる交流が垣間見えて、微笑ましかった。

これからが、とてもとても楽しみなクラスである!!!!!


【イリマ】

今年度の会長ご夫妻のクラスである。

このご夫妻のオシドリ夫婦ぶりを皆さんにご紹介した時の、お二人の輝く笑顔の素晴らしい写真があった。大量の写真群の中から探してみてね♪

このクラスは、まだキャリアが浅いが、このご夫妻は、他の団体でも重い役職経験もあり、安心して会長職をお任せできたし、彼らの入部時を思い返せば、クラスリーダーを、大変、気持ち良く引き受けて下さったのが、ありがたく印象に残っている。

毎回のように、レッスン終了後、小学校時代の給食時のように机を寄せて、持ち寄ったお菓子をつまみに練習を始める姿や、お互いを〇〇ちゃんで呼び合う姿もまたまた微笑ましい。

前回の「おもちゃのチャチャチャ」の印象が強く残っているが、今回も可愛いらしく
「おどるポンポコリン」でほっこりとスタート。

「涙そうそう」ではウクレレを琉球楽器のテイストにみなして演奏し、しっとり聞かせてくれた。落ち着いて演奏できていましたね♪
ウクレレのソロパートを受けもった彼女。緊張だっただろうなあ。

「恋のフーガ」も、リズミカルな旋律が、楽しませてくれた。♪パヤパヤ~♪

なんとも目に鮮やかな緑と黄色の、私の大好きな色彩のコントラストだ。

「パーリー・シェルズ」では、フラ経験者をリーダーにして、壮観な群舞だった。
会場が、ぱあっととゴージャスになった。

クラス最年長メンバーの、お椅子に座ってのフラが、なんとも可愛らしかった。
彼女が、娘のようなクラスメイトに優しく囲まれて、舞台を昇り降りする様子に、ほっこりとした。
レッスン中においても、娘世代の部員たちに挟まれてレッスンを受ける姿に、こちらまでハートウォーミングな気分を味合わせて頂いている。


【ピカケ】

困ったことがあると、「Sさ~ん」と、まず、リーダーの彼女を頼っていってしまう。
だって、彼女、いつも、何とかして助けようとして下さるから💛(*^-^*�)💛
本当に今まで、色々と助けて頂いてきた。

そのリーダーがフラを習っており、そこで借りてくるのだろうか、いつも、色鮮やかなコスチュームがとっても楽しみなクラスである。

今回も赤系統かなあ?って、勝手に楽しい想像をしていた私であるが、予想をくつがえして、真っ青なロイヤルブルー。
皇后雅子様が皇太子妃であった頃、好んで着られていた深く鮮やかな気品のあるブルー。本当に!!!美しかった。

入部した頃は、とても線の細いボーカルだったのに、ご婦人の編入メンバー達が加わり、今回、彼女達の声を聞いた瞬間、成長したなあって、本当に!!!嬉しくなった。

「ドラえもんのうた」に入る直前、明るいしゃべくりトークがとってもお得意なメンバーの第一声で、ぱあっと舞台が明るくなった。

彼女の語り、もっとっもっと長めに聞きたいなあ。
彼女のキャラとは、ちょっと自分と共通するものを感じ、彼女とは遠縁で血がつながっているような気さえする。

その他の選曲も全く違うジャンルから選んできて、全て魅力的だったし、本当に成長が嬉しく感じられたクラスである。

その上、フラダンスを本格的に踊れる方が二人もいてありがたい。


【ロケラニ】

とにかく、いつも、沸かせてくれるクラスで、「パフォーマンス部門」、「はっちゃけ度部門」NO1のクラスである。

今回、一緒のテーブルになり、楽しい女子トークに花が咲いた。

私も時々感じていたことだが、途中編入でありながら、最初から、「すみれカラー」にぴったりで、時々、自分と同じ息遣いというか、テンションを感じる女性がいる。
同じことを、クラスメイト達も感じているらしく、彼女自身が言うには、皆で自主練している最中に、この私が、彼女に降臨してくることがあるらしい・・・??!

彼女達は、昨年も、「ノリ」をマスターするのが大変難しい曲を、見事に!マスターしてくれたのに驚かされたのだが、とにかく、リズム的センスが良い。

今回、「ニューヨーク・ニューヨーク」をご一緒させて頂いた。
キレッキレのリズム感を必要とするコーラスであったのだが、私の動きを瞬時に把握して演奏することが必須の、「キレ」を、見事にマスターしてくれた!!凄い!

当日は、余裕が全く無くて気がつかなかったけど、「ニューヨーク・ニューヨーク」の時の写真とか見て、かっこよくファッションをキメてくれていたのに、今頃、しっかり気がついたわ!!!!!気がつくのが遅過ぎてごめんね~(;^_^A

「500マイル」は、彼女達のキャラとは違う曲なのだが、とてもしっとり聞かせてくれた。
この曲の最後のハーモニーに、思わず、「うまい!!」って、声を出してしまった。

「異邦人」をリハで聞いた途端、「私もやりたい!!!!」って、瞬時に熱烈に思い、その次の日も、自分の頭の中で、この歌がループし続けた。
とにかく、ウクレレの音色が、エキゾチックなシルクロードの民族楽器を思わせ、驚かされて感動した!!!

そして、恒例の替え歌コーナー。
時々、「今年は何をネタにされるのだろうか。」と思い、勝手に予想してしまう自分がいた。

キャンディーズのメロディに乗せて、可愛く歌う彼女達からの私へのメッセージを、光栄にありがたく受け取った。


【モキハナ】

とにかく、自由曲に熱い!!!!!
彼らの自由曲コーナーは、リーダーのプライドをかけた、彼のライフワーク的存在になっている。

今年は、嬉しいことに、コロナ休暇中だったメンバーが復帰してきてくれたり、
休会中のメンバーが、笑顔いっぱいの魅力的なフラダンスで競演してくれた。

だからであろう。いつも笑顔の素敵なリーダーだけど、その笑顔が更に輝いていた。

私が倶楽部に抱いている気持ちと、このリーダーがモキハナに抱いている気持ちに共通するものを強く感じる。

情熱的リーダーシップに、他の全ての女性部員も、熱く、前向きについていく。
その情熱と練習量が、しっかり、パフォーマンスにあらわれていた。

彼らのパフォーマンスを聞いて、昨年感じた経験と同じ感覚を持った。

宝塚ホテルの宴会場の同じステージというのに、彼らのサウンドは、良い意味で、タバコの煙が漂うような、レトロなロンドンのパブかニューヨークのバーか、私達を、時間的にも、空間的にも、何か別世界に誘ってくれるのだ。それだけ、玄人っぽいってことだろうか。

リーダーのギターとボーカルの低音の響きが加わった時、その音の厚みに、何か他のバンドでも陰で隠れて演奏しているのではないかと錯覚した程であった。

【プアメリア
一番最古参のクラスである。

先日、彼らが、自主練前に、買ってきたお弁当を南口会館で食べる際、私も誘ってくれた。

とにかく、昔からのことを知ってくれている仲間って、本当に本当に!!!ありがたい。
短い1時間ほどの時間だったが、レッスン以外の皆さんのお話を聞くだけでも楽しく、とっても幸せな時間だった。

倶楽部の重鎮的存在のM氏。
老人クラブを立ち上げ、100名!!近くの高齢者を束ねている。
大きな地域イベントの後、子分達?!を前に座らせて( *´艸`)自分の演奏を披露しているらしい。
ドラえもんのジャイアンチックであるが( *´艸`)、彼の実力なら、皆、喜んでいることだろう。
ウクレレと歌を愛し、深めて、見事なシニア生活を精力的にお過ごしだなあって、前から感心している。
今回は、声量豊かな女性メンバーと、見事に息のあった演奏を聞かせてくれた。

「オー・シャンゼリゼ」では、クラスで一番若手の女性が、この曲に最も声が合い、大活躍してもらった。
いつもは控えめな彼女が、この日は、鮮やかなピンクの衣装に身を包み、お声がよく聞こえてきて、私まで嬉しくなった。

自由曲で、ハワイアン以外の曲を選択するクラスの多い中、オーソドックスなハワイアンやハワイの歌手が歌ったものを題材に選んで、しっとり聞かせてくれる。
これは、彼らのスタイルであり、彼らの過去の演奏発表曲を思い出させてくれる。

倶楽部、最古参のメンバーの奥様は、少し前、ちょっと体調を崩されたのだが、頑張って出てきて下さり、いつもの慈しみ深い表情で、上品な語り口をしっとり聞かせてくれて、嬉しかった。

来年度の会長も、倶楽部史上二番目に入会して下さった女性が、快く引き受けてくれた。
副リーダー、会計、相談役とプアメリアのバックアップ体制は万全である。

この倶楽部の宝として、このクラスのメンバーには、いつまでもいつまでも、お元気に、この倶楽部で私のそばにいて欲しい。



開会の挨拶でも申し上げたのだが、

入会審査の厳しい高級会員制クラブでも何でもない割に、

多少の努力を、いとわない向上心、

そして、

クラス内の信頼関係を築くのに十分な誠実さを持ち合わせた、

きちんとした品格のメンバーばかりが集まってくれているではないか!


本当に本当に、誇りに思う!!!!!




皆さんにとって、「すみれウクレレ倶楽部」が、
心地よい大切な大切な居場所であり続けますよう、
心から願っています。

そして、これからも精進してまいります。

本当に、ありがとうございました!!!



  写真館へ





いきいきふれあいサロン 
桜のつぼみ 出演

2023年10月24日、いきいきふれあいサロン「桜のつぼみ」に出演させて頂いた。


この春、子供が巣立ち、第二の人生が始まったと同時に、私は地域ボランティアを始めた。そこで出会ったK女士からの出演依頼である。


彼女は、週に一度教会を借りて、地域の高齢者のための百歳体操兼お茶会を、月に何回かは外部からゲストまで招いて開催されている。

彼女がサロンを続けていく限り、延々と続くであろうイベントのアレンジメントは、
傍から見ていても、そのご尽力はいかばかりかと、地域の掲示板で彼女の活躍ぶりを見ながら、感心していた。

地域ボランティア主催の街歩き会で、彼女に初めて実際にお会いし、その日交換したラインで、想定通り( *´艸`)自分がウクレレ倶楽部を主宰していると明かした1分後に!!サロン出演が決まった(*^-^*)


11月1日には、我々にとっての毎年恒例のビッグイベント、宝塚ホテルでのパーティ兼発表会がある。
その直前ならば皆の練習も出来上がっているし、良いものをお見せできるのではないかと、あえて、この日程を選んだ。
また、11月のファミリーパーティへの、良い度胸づけになるだろうと・・・。


プレッシャーが高まるのがわかっていながら、地域ボランティア仲間にも、最も自分らしい姿を一度は見ておいてもらいたい気持ちもあり、勇気を出してイベント出演を告知した(*^-^*)


(^O^)/ 今回のイベントの流れ (^O^)/


♪ハワイアン・ウェディング・ソング♪
 

~映画・ブルーハワイなど古き良き時代のハワイのお話~

♪トゥ・ユー・スイートハート・アロハ♪ 


~ハワイアン音楽を全世界に広めた伝説的ラジオ番組のお話~

~カウアイ島・ハナレイの写真鑑賞とお話~

♪カ・ウア・ロク♪ フラダンスと競演


~ハワイからニューヨークへ、疑似フライト体験?~

♪ムーン・リバー♪


~5番街のティファニーで、疑似お買物体験?~

♪ニューヨーク・ニューヨーク♪

~グランド・フィナーレ~

♪この木なんの木♪ 会場の皆さんと大合唱

♪ハワイ・アロハ♪ アンコール曲


6曲の演奏曲に対して、1時間ものゆったりした時間を与えられた。

曲の前後のMCで、曲を取り巻く歴史や海外旅行気分すら味わって頂けるようにとの願いを込めて、美しいハワイの写真やエキゾチックなフラとの競演など、バラエティに富んだイベントを目指した。

サロンのお客様達が、柔和な笑顔をたたえながら、私の言うことに、いちいち、うなずいて下さったり、爆笑して下さったり、それらの反応が嬉しくて、ついつい調子に乗って、得意の!!「客いじり」に磨きがかかった( *´艸`)


気が付いたら、残り時間が、あと10分!(;^_^A
準備万全に用意していた「ウクレレ体験コーナー」をやる時間はとても無く、諦めて( ;∀;)、会場の皆さんと、「この木なんの木」の大合唱!


以前、下見でこちらのサロンを見学させて頂いた時にも凄く感じたことだが、こちらの皆さん、歌唱力+文化度レベルが高い!

これは、このサロンにレギュラー出演されているお歌の先生も、お向かいのNさんちの奥様も太鼓判を押していらっしゃった。

延々と我々の演奏を、そして、テンションの高い私の話を聞かされ続け、皆さんも、ご自分のエネルギーを、ぱあっと発散したい気持ちが湧いてきていたのであろう。

「この木なんの木」の大合唱では、会場が一つになり、体を揺らしながら歌う声の響きに、後で動画を見て感動した。


そこへ思いもかけず、アンコールのお声!!

全く!!想定していなかったことで、一瞬たじろいだが、いつもの宝塚ホテルのパーティのフィナーレで皆で大合唱していた「ハワイ・アロハ」を思いついた。

この曲は、ハワイでも、パーティやコンサートなど、大きなイベントの後、会場の皆が手に手をつなぎ大合唱する、国歌に準ずる曲である。


この曲のパワーは、さすがに凄い!!今回初めて、改めて実感させられた。
コロナの関係で、手に手をつなぐことは差し控えたが。

会場のお客様は、もちろん、この曲を歌えない。
しかし、私達俱楽部員が、コーラスも交え、体を揺らしながら歌うと、お客さん自身は歌ってもいないというのに、その笑顔が一瞬で輝き、一体感が生まれたのだ!
後で送って頂いた動画見て、それを確信した。

この曲を、これからは、もっともっと大切に歌わねばと考えるきっかけを、今回のイベントは与えてくれた。


イベント終了後、倶楽部員から出る言葉も、誰からも、「楽しかった(^O^)」の一言。

演ずる者も楽しかったのだから、お越しになった皆様方も、楽しんで下さったに違いないと願わずにはいられない。



自分のやっていることを活かして、このような形で、地域の人々に、ひと時の幸せタイムを味わって頂けたのならば、こんなに幸せなことはない。


頑張り続けるK代表率いる「桜のつぼみ」のスタッフの皆さん!!!

にこにこ笑顔で、楽しく私達を受け入れて、一緒に盛り上げて下さったお客様方!!

出演して下さったモキハナクラスさん、ロケラニクラスさん、フラのMackieちゃん!!
私は、誰を見ても素敵なすみれウクレレ倶楽部の一人一人が、とってもとっても誇らしかったよ(^O^)/

指導する私が言わせてもらったら、手前みそになってしまうけれど、動画で聞こえてきた皆さんのウクレレサウンドに、ハワイで聞くサウンドと重なるものを感じ、歌もコーラスもしっかり十分にこなせているし、気づかない間に、倶楽部のメンバーのスキル自体が、かなりのレベルに、しっかり成長しているのを感じたよ。

本当は、動画とか、ここに貼り付けたいくらいやね!!

本当に、本当に、ありがとうございました!!





ありがとう 22周年

2023年6月1日、すみれウクレレ倶楽部は、22周年を迎えた。

特に今春は、下の子が社会人となり、私にとっては「母親業」からの定年退職の春だった。

子供達は、結局、二人とも、仕事の関係上、生涯、関西で暮らす可能性はゼロとなり、還暦をまじかに控えた私は、夫婦二人だけで明るくしっかり生きていけるよう、これから始まるシニア生活への展望を、すごく意識するこの頃である。


というわけで、
自ら打ち立てた
『自分の心に正直に、本当にやりたいことだけする。』

という方針に従って、第二の人生を歩み始めている。

人に流されず、忖度(そんたく)することもなく。


昨年から、興味を引くコミュニティに、冷やかしではなく真面目に足を踏み入れてみては、自分の気持ちに偽りなく興味を引かれる場を吟味・選択してきた。
そして、結局、今までずっと続けてきた英語サークルの他に、二つのの趣味・嗜好を活かしたボランティア活動を始めた。



皆さん、ご存じのように、私は、毎日、1万歩のウォーキングをしている。

ウォーキング時間は、今の自らを静かに振り返られる、私にとって最も聖なる時間だ。

「自分の今の生き方はこれでいいのか。」

そんな時、参考・指標になるのが、「今までの人生で、やって良かったこと。」を挙げてみることである。

そこで頭にトップに浮かんでくるのが、「すみれウクレレ倶楽部」なのである。


この22年間、本当にたくさんの方々と出会い、倶楽部を喜んででもらえるようにと、あきれる程の熱い思いで関わってきた。

そこで培った「人馴れ」が功を奏してか、新しいコミュニティに足を踏み込んでいく際も、躊躇も抵抗もなく、堂々と新たな出会いを楽しむ自分の姿に驚く(*^-^*)


音楽的にも、終わりのない研究や楽譜作成に、莫大な時間を費やしてきた。
今までの努力の成果がつまったパソコンデータが、もし、万が一、すっかり消えてしまうようなことがあったならば、もう私は、ショックで生きていけない!!!!!


学生時代は、宿題や課題はやらされている感があり、全く楽しくも、ありがたくも感じたことはなかった。

しかし、シニアのために、このような稽古事などによって課せられる課題・宿題は、皆さんにとっても、決して疎ましいものではなく、ものすごくポジティブに喜んで受け入れて下さっているものと確信している。自分がそうだから。



十人並みの自分の容姿に、最近は老化が加速し、使用する美容液の量も、うなぎのぼりである。

窓ガラスに映る猫背をも猛省し、自らを戒める。

そろそろ、しゃれた服でも新調しないといけないかな・・・・
などなど・・・(*´Д`)

これらのモチベーションが、一体、どこから来ているか。
紛れもなく、「すみれウクレレ倶楽部」をはじめとする社会活動である。


このようなコミュニティ活動は、そこに参加している瞬間だけ恩恵を受けるものではなく、間接的に自分の人生全般に、「張り」「生きがい」「彩り」など好ましい刺激を与えてくれて、それが結局、「自信」にもつながっていくものだと思う。



そんな恩恵を自らの活動によってもたらすためには、
自分の心に正直に、吟味して選んだコミュニティであることが必須であるし、
そのコミュニティが自分の心に沿っていると受け留めたからには、魂を込めて、真剣に関わらなければ、その奥にある「宝」を見つけられないだろう。

「すみれウクレレ倶楽部」が皆さんにとって、魂を込めて関わるに値する、大切な場所であってくれることを、心から願っている。

私は、そんな皆さんを、愛情いっぱいに、しっかり受け留めたい。



2022年 
すみれウクレレ倶楽部 ファミリーパーティ 
in 宝塚ホテル


2022年10月26日、宝塚ホテル・琥珀の間において、
すみれウクレレ倶楽部のファミリーパーティが開催された。

肝っ玉の小さい私は、何回経験しても、イベントが近づくにつれ緊張感が高まってくるタイプなのだが、そんな時、ふと、
このホームページの中の、【倶楽部ヒストリー】のページを目にした。

すみれウクレレ倶楽部 IN 宝塚 倶楽部ヒストリー

一回一回、魂を振り絞ってこなしてきたイベント名が並んでいる・・・。

こんなにたくさん、こなしてきたのに、「肝っ玉」も、それなりに成長しているはず、と自分に言い聞かせ、自らを励ました。


コロナに振り回された数年間であったが、大きなコロナ感染を出すことなく、無事にこの日を迎えることができたのは、本当に、幸いの一言である。


パーティの前半は、時間に余裕がたっぷりでき、課題曲のMC中に、私が、
魅力溢れる各クラスの紹介コメントも語ることができたのは、幸いであった。
その時話したコメントとかぶることも多いが、各クラスについて、楽しい記憶を呼び起こしながら書いていくとしよう。


【イリマ】
目も覚めるような蛍光カラーの明るいコスチュームは、一気に明るいハワイの日差しを思わせてくれた。

前年度の、彼らにとって初パーティの時は、私が指揮者をしなければ統制がとれなかったのに、すっかり今回は自立して、まとまった演奏をこなせたことは、成長を感じさせてくれて嬉しい。

初めて経験する自由曲のコーナーも、きっと、楽しかったことだろう。

クラスで一番若手のメンバーが、打楽器でリズムをとる中、皆さんの頼もしい演奏姿を見て嬉しかった。

宝塚の男性合唱団で活躍中のリーダーの美声を披露する場面もちりばめられ、更に楽しませてくれた。

来年度の会長・会計を、このリーダーが、オシドリ夫婦ペアでこなして下さることになったが、現時点での彼らのリーダーシップぶり・積極性を見るにつけ、安心してお任せできると、心から安堵している!!


【ピカケ】
今年度会長・会計を務めて下さったメンバーのいるクラスである。

穏やかな女性達の集まった癒し系クラスで、レッスンでも私が癒されている。

末娘的メンバーのMちゃんは、大阪市内に引越しした後も、忙しい仕事と両立させて、朝一番のクラスに通って来てくれている。
優しいお姉ちゃんメンバーや、お母さんメンバー、そして、武庫川の上に広がる宝塚の青い空や新鮮な空気に癒されるのだろうなあって、いつも微笑ましく見ている。

花で飾られた帽子をかぶると、更に、このクラスの美魔女効果がてきめんだった。

クラス結成当初は、か細いボーカルであったのだが、なんのなんの!!!レッスンが進むにつれて、深い、しっとりまとまりのある安心感あるボーカルになってきたではないか!!
その点で、大変!!成長を実感させてくれているクラスである。

会長も、自分の母世代というのが信じられないくらい積極的に多方面で忙しい中、それはそれは完璧に、細やかに行き届いた準備に奮闘して下さり、イベント当日は、司会やフラでも活躍して下さり、そのパワーに驚かされた。


【ロケラニ】
いつも、パフォーマンスのセンスに、発想力に、感嘆させられるクラスである!!!

課題曲のI Alii No Oeは、ふてぶてしい浮気性の亭主に仕える奥さんの愚痴の歌であるが、私が彼女たちに演出を依頼していた、演奏前の寸劇も見事にこなしてくれたし、この曲のノリ感を存分に出すという簡単そうで難しい課題を、見事にクリアーして、曲の魅力を存分に表現してくれた。

彼女たちの自由曲コーナーは 今や、倶楽部員にとって、お楽しみの目玉コーナーとなっているが、本当に彼女らのパフォーマンスは、
ディズニーランドのアトラクションのように、いつ何が飛び出すかわからないワクワク感がある!!!

恒例の「替え歌」コーナー。
私としては、レッスン内の、一体、何をネタにされるのか、正直なところ戦々恐々としているのだが(;^_^A)、やはり、意表を突く切り口で攻めてきて、そのセンスは脱帽ものだった!


今、ホームページに掲載する写真の選択作業中だが、彼女達は、あらゆる場で、目いっぱい、自らを楽しませている写真だらけなのだ!

このクラスの皆さん、人生を楽しむ術を心得ているような気がする。


【モキハナ】
男性リーダーを中心に、一人一人が、真に音楽大好き人間の
集まったクラス!!

そのリーダーも、この発表会での自由曲コーナーのネタを増やす目的もあるのだろうか、「ジャズボーカル教室」にも通われており、自由曲でも、センスの良い選曲が心にしみる。

今回は、お衣装もとっても都会的で、本当に「シック」という言葉がぴったりな!!大人っぽいクラスである。

自由曲では一人一人歌う場面も存分に取り入れ、各個人が、得意なボーカルを自信を持って聞かせてくれた。

ウクレレを取っ払ったとしても、コーラスだけでも、見事なパッケージになってしまいそうなクラスである。


【プアメリア】
倶楽部開設当初からのベーシストのTさんと、最ベテランのこのクラスで、リハーサルで顔を合わせた時は、すっかり、20年以上前の昔話に花が咲く。年月のたつ早さに、しみじみと感慨深い思いを馳せながら。

このクラスにしか出せないような癒しの世界がある。
長い年月に培われたしっとりした落ち着きや情感が感じられるのだ。

自由曲では、クラスメンバーがフラで協演する場面もあり、彼女の慈しみ深い表情が、このクラスのいぶし銀のような魅力を代表して体現しているかのように感じられた。

クラスのリーダーであり、すみれウクレレ倶楽部にとっても、型をとって彼のブロンズの胸像を作りたいような、倶楽部重鎮の男性による、恒例の個人演奏もあった。

御年83歳にして、腹式呼吸で培われたボーカルが迫力を増し、皆を感嘆させた。
年齢を重ねて、「声量」と「歌詞の端切れ良さ」「歌唱法」に磨きがかかった。

人間のボーカルは鍛錬すれば、こうなるよって、皆に体現してくれた。


【ベーシスト Tさん】
倶楽部開設当初、「ベーシスト募集広告」をホームページに掲載したのが、ご縁の始まりである。
それから、長い長い年月を越え、今に至るまで、そのご縁がしっかりと紡がれ続いていることのありがたさ。
今、改めて、ありがたいご縁だったんだなあと実感している。

ボサノバギターとボーカルをご披露頂いたが、3曲に渡り、楽譜を見ることなく、ひたすら、目を閉じて自分の世界の中で音楽を紡いでいかれる、その集中力・平常心に感心させられた。

ボサノバ独特のコード進行と彼のボーカルに、お風呂にゆったりとつかっているように、心身の疲れが溶け出していく錯覚を覚えた。




お疲れ様でございました!
そして、
ありがとうございました!!!


各クラスが、見事というほど良いリーダーに恵まれ、
仲良くまとまっているのが、なんて幸せなことだろう!!!

こんなご縁こそ!
シニアのグループ活動の、
幸せ極まりない醍醐味なのだから!!


これからも、倶楽部員の皆さんの、決して負担にならないよう、
ゆったりと、そして丁寧に、
それぞれのクラスに合う進度・プロセスを経て、
幸せ気分で私について来てくださるよう、
肝に銘じ努めてまいります!


今後とも、どうぞよろしくお願い致します。



ありがとう 21周年


「すみれウクレレ倶楽部」は、2022年6月1日、21周年を迎えた。

 

海外旅行も解禁となり、世界はコロナとの共存へと、少しずつ明るさを取り戻しつつある。

自粛休講と再開を繰り返す中、ずっとついてきて下さってきた倶楽部員さんには、感謝してやまない。



 
先日、新曲の音源を倶楽部員さん達に送付しようとパソコンを見ていた時、
長い間休会している、ある倶楽部員さんのお名前を、宛先リストの中に見つけた。

彼女は、ベテラン倶楽部員さんで、ご高齢の上、足も悪く、ずっと杖をついて通って下さっていた。

ところが、ふとしたきっかけで骨折してしまい、その後、ずっと長期にわたって休会されている。


以前、電話でお話しさせて頂いた頃は、ほとんどベッドの上で過ごしているものの、トイレなどへ少しは歩けるとおっしゃっていた。


そして、彼女は、「私が、ここで退会を申し出てしまったら、本当に、全てが
終わってしまうような気がするんです。」と何度もおっしゃっていた。


そして、本当に!!「すみれ」が生きがいであったこと。

パーティでの喝采が忘れられないこと。

レッスンでの、引き締まった空気の中に響く、ピリッとした私の指導の声や、
クラスメイトとの関わり・・・。

全てが、彼女の生きがいであったと、切々と語ってくれた。

主宰者冥利に尽きる、ありがたい言葉の数々であった。


私は言った。
「〇〇さんの命ある限り、〇〇さんは、在籍扱いです。」

彼女は、本当に嬉しそうに、「嬉しい・・・。」と言っていた。




久々に、彼女の名前をメーリングリストで見て、「お元気になさっているだろうか。」と思っていたまさにその日に!なんと、彼女が再び電話をかけてきてくれたのだ。

前より、幾分、お声が弱々しくなっていた。

「それが、先生。 もう、ベッドから一歩も歩くことができなくなってしまったんです。     もう一生、自力では歩けないかもと言われたんです・・・。
だから、ついに、退会させて頂く頃かと・・・。」

彼女は言葉を続けた。

「でも、ベッドのそばに置いているウクレレケースを見る度に、
もう、すみれに行きたくって、行きたくって、・・・悲しくって・・・。」

「新しいホテルでのパーティはいかがでしたか。行きたかった~・・・。」

「クラスの皆さんはお元気ですか。   ああ、羨ましい・・・。」

電話だから顔は見えないものの、目を細めながら話す彼女の姿が目に見えるようだった。


私は、迷わずに一言。
「〇〇さんの命ある限り、〇〇さんは、退会のことは考えなくて結構です。」

彼女はまた、「嬉しい・・・。」と一言、言った。


このメッセージが、彼女の心の灯になってくれるものと信じているし、
そうあってくれるよう、祈り願っている。

 


人生には、良い時もあれば、本当に辛くて苦しい時もある。


私も、ある事で悩んでいた時、尊敬する女性から、彼女がとても苦しい時、
趣味の英語の詩を読んでいたら、その時だけ、憂いの世界から別世界へと完全に!!!ワープすることができたという話を聞いたことがあった。

素敵だなあと私も試みようとしたが、私には到底、無理な芸当だと諦めた。


私は、そんな時は、趣味などで気を紛らわせる気にすらなれず、趣味は全て放棄してしまって、ただただ、悩むタイプである。

そして、掃除や仕事・用事など、やらざるを得ないことや、やるべきことになんとか没頭して、だましだまし紛らわせては、苦しみと共存していくタイプである。


でも、うちの家族を見ていても、どんな時でも、気晴らしを上手にしているのを見るにつけ、「すみれウクレレ倶楽部」でのウクレレや歌、また、時には
レッスンにおける課題・宿題さえもが、倶楽部員の皆さんにとって、
そんな逆境の時には特に、現実逃避の休息の場・癒しの場となってくれれば、こんなに嬉しいことはない。


さあ!私も、皆さんの幸せの、ごくごく、ささやかなきっかけとなりますことを
我が使命と心に誓いながら、これからも、頑張らせて頂きます。

 どうぞ、よろしくお願い致します!!


2021年 すみれウクレレ倶楽部 
20周年記念 ファミリー発表会
in 新・宝塚ホテル

2021年10月20日、ついに、新・宝塚ホテルにて、発表会を開催することができた。


2020年、予想もしていなかった「コロナ感染拡大」の脅威が世界中を脅かし、その「コロナ」君が、名前は可愛いんだけれど、実に憎たらしい程しつこいやつで!世界中から、どんどん、元気を奪っていった。


このパーティ開催も、このコロナに翻弄され続けた。

今だから言えるが、コロナ初期の、あの異様な重々しい雰囲気の中でのロックダウンの最中は、正直、倶楽部活動そのものの行く末に、もう無理なのかもと、絶望にも近い思いを抱いたこともあった。

休講と再開を何度も何度も繰り返し、なんとか、その灯を消さないよう、
一体、何度、渾身の思いで皆さんに一斉送信メールを送ったことだろう。


パーティが延期に延期を重ねる中、結果的には、同じ曲を2倍の時間をかけて練習してきたこととなり、絶対に!!皆さんに、「飽き」だけは感じさせることを避けたかった。

実際には、音楽というものは、1曲を歌いこんでこそ、やっと、行間の魅力がわかり、自分自身に染み込んで馴染んでくるものだと思う。

「北国の春」を歌い続ける千昌夫氏も、同じようなことを言っていた。
皆さんが、今回、そのような感覚を体験して下さったのなら嬉しい。



しかし、さすがに、同じ曲だけで皆さんを、これ以上、引っ張り切れないと判断した時に、新たな課題曲を、各クラスに一曲ずつ投入することを決意した。

追加分の資料も加わり、ベースのイチローさんに送った総資料は膨大で、送る側ですら把握が大変なものとなった。

それでも、嫌な顔一つせず、全てを受け入れて、きちんと間に合わせてくれたイチローさんに大感謝!!!

今回より初めて設けたイチローさんコーナー。
楽譜立てを置くこともなく、目をつぶって自分の音楽の世界に入り込んでいる彼。

そして、ステージ中に、「新しい宝塚ホテルの、こんな素敵な会場で演奏できて、最高に気持ちいい!!」と言い切った彼の舞台度胸に感服!!!





今回のパーティにおける会長・会計の方々には、通常の2倍もの期間、私と、開催までのもどかしく長~~~い期間の労苦を共にして頂いたのだが、どれ程、心強かったことか。


ひときわ明るく大らかな会長さんの朗らかな笑い声に励まされ、
いつも、彼女のそばには、重要な現実問題を確実に詰めていってくれた会計さんがいて、
それ以外にも、彼女達の所属するロケラニクラスさんには、
自らプログラムデザインを名乗り出る方、写真撮影係を名乗り出る方がいて、本当に、見事なチームプレイだった!!

彼女らは、ユーモア交じりに、でも、ジーンとする歌詞で、替え歌を作って歌ってくれたのであるが、コロナ奮闘中の私をしっかり見て感じ取ってくれていたことがダイレクトに伝わり、自分の出番への不安に、情けなくも大変ナーバスになっていた心に、ず~んと響いた。

「皆、ちゃーんと見てくれていたんだなあ。
あの頃の自分、そう言えば、頑張っていたなあ。」

勇気づけられながら、心の中で、そうつぶやいた。




20周年を過ぎて、つくづく、思うんです。

たまたま、ウクレレ体験の告知を何らかの形で目にして、勇気を出して連絡してきてくれて、体験レッスンで倶楽部を気に入ってくれて、入部してくれるだけでも、また、第一回目の練習に足を運んでくれる段階になるだけでも、本当に奇跡的なご縁だと、私は思うんです。


そんな中、20年間、在籍して下さる方をはじめ、長年、まっすぐに私についてきて下さっているプアメリアクラスのメンバーには、普段から、口で言い表せない程の感謝の思いを噛み締めている。

いや、感謝という以上に、倶楽部における彼らの存在自体が、私の心の宝、そして、間違いなく!!!私の誇りなのである。

大変、ささやかではあるが、全倶楽部員さん達の前で、プアメリアのレイを捧げて彼らをたたえることができたのは、私にとって、最高に有意義な機会であった!!!



さてさて、今、ホームページの「写真館」に掲載する写真を、膨大な写真群の中から選択中であるが、写真を整理していて、コロナならではの経験をすることがあった。

今年の春、入会されたばかりのイリマクラスさん。
もちろん、コロナ真っただ中での入会だったので、マスク姿しか見たことがない。
つまり、目から下のお顔は、私の想像で作り上げていたお顔であった。

マスクを外したお写真を見て、「こういうお顔でいらっしゃったのね。」と初対面の気分。

私の想像で作り上げていたお顔と違うのだもの。
皆、もっと、若々しいわ~♪

イリマさんのメンバーの雰囲気に、心地よい統一感があって、今回の先輩のパフォーマンスを見ては、次回からの発表に、一致協力して奮闘してくれそうな予感大!の、大変、これからが楽しみなクラスである。



頼りがいがあって聡明な男性リーダーのもとで、しっかりした力量のボーカリスト揃いのモキハナクラスさんは、自由曲でも、美しいコーラスとセンスの良い選曲で、いぶし銀のようなシブい魅力で演奏を聞かせてくれた。

どのクラスより、自由曲の練習への取り組み開始が早く、他の楽器も持ち込んでは、それはそれは楽しそうに、レッスン後に、毎回!!!自主練に励む様子がとても微笑まかった。

実は、モキハナ・リーダーさんのクラスメイトを見る目に、私が倶楽部員を見つめる目と共通したものを、いつも感じている。
きっと、瞳の奥にある熱い思いも同じだろう。



ピカケクラスさんは、ウクレレ演奏時とフラダンス時の衣装共々、カラフルにグレードアップし、ハワイのクリスマスソングの演奏時に、クラスで一番末娘的存在の可愛いまゆちゃんが、「マライア・キャリー風にキメテや!」という私の言葉を忠実に守り!!長身スタイルを、まじで、マライア・キャリー風にキメてくれたのは嬉しかった♪

この末娘に、いつもニコニコ笑顔の穏やかな長女的メンバー、そして、優しい優しいお母さん的存在のお二人で構成されている、ほっこり癒し系クラスである♡




そして、レフアクラスさん。

レッスンでも、私の言ったことを、一言一句、丁寧に自分のものにしてくれて、芸磨きにとても熱心なクラス。

今回はフラでも大活躍してくれ、その時の衣装も首飾りも凝っていて、
ステージがぱっと華やいだ。

レフアさんは、パフォーマンス中に、マスクの上に見えるお目目が笑顔の写真が多く、普段以上に笑顔がいっぱい見られる程で、私も嬉しい。

楽譜立てが眼下にあるので、余程意識しないと、どうしても、伏目がちになるのだが、「意識的に顔を上げて客席を見る」という私の教えも守ってくれたのね!

イベントでは緊張してこわばってしまう私と違って(汗;)、「練習には厳しく本番では楽しめる」メンタルが、心底、羨ましい!!!




そして、宝塚ホテルさん。

緊急事態宣言が出たら、全てのレストランも宴会場も、終日、完全にクローズしてしまうコロナ対策の徹底についてはよく知っていたが、今回、目にしたコロナ対策は、本当に素晴らしかった。

普段10人で使うテーブルに4人以上は座らせず、まるで、広大なモンゴル平原に散らばる羊を彷彿とさせるパーティでの人口密度。

最後尾のテーブルに座るメンバーが遥か彼方に見え、お顔の判別すらできない。

その上、たびたび宴会場のドアを開けての換気。

初田家御用達の「一蘭」ラーメンチェーンの「味集中カウンター」に匹敵するような完全なパーテーションを、何と、一人ずつテーブル上に施し、私が頼んでいたマイク消毒のタイミング以外にも、キャプテンが消毒液を持ちながら、忙しいお仕事の合間に歩き回る姿を目にした。

料理は、いつもの大皿・取り分け方式でなく、「正餐スタイル」で、一人一人に、温度にも気遣いを感じる上品な器に盛られたコース料理がホテルスタッフによって、一品一品、丁寧に運ばれた。

「黙食」厳守と言っていたのだが、こんなに徹底されているホテルの元だったらと、少しその表現を緩和して、「小声での会話の許可」を出した。


モラルの高い倶楽部員さんのマナーも相まって、有名なウクレレ・ボーカリスト「IZ」の歌が流れる中、優雅で安心できるランチタイムの時が流れた。



何度も重ねた延期であったが、なんと!新規感染者数が最低レベルにまで落ち込んでいる時に、結局はパーティを開催できたのだ。

本当に、夢のような展開だった・・・。


何はともあれ、
最後まで、ついてきて下さった倶楽部員さんの
忍耐力があればこその開催、
心から感謝致します!!

本当に、ありがとうございました!!!


さあ、一つの大きな目標が終わりました。



これから、あなたの前に広がる真っ白な道を前にして、

新たな生活を、新たな人生を、

どうやって謳歌していきますか。


「すみれ」がその確かな一助となりますように!!!


ありがとう 20周年


2021年6月1日、すみれウクレレ倶楽部は20周年を迎えた。


昨年の春前から始まったコロナウィルスとの闘い。
まさか、これ程長期に渡り、全世界に甚大な影響を与え続けることになろうとは・・・。


コロナに翻弄されながら、その時々の状況に応じて、主宰者としての決断を迫られることの繰り返しだった。


南口会館が閉鎖になってしまった時は、かえって決断がたやすいのだが、会館が閉鎖にまで至らない時の、主宰者としての身の振り方・判断が難しかった。
もちろん、恒例行事の宝塚ホテルでのパーティ開催の時期についても悩まされ続けた。

自分なりに、状況把握に敏感になりながら下した決断を、その時々に、倶楽部員さんに一斉送信メールで発信していった。


そうして今、こんな状況の中でも、ほとんどの倶楽部員さんが出席し続けて下さっている。
その上、肯定的に受け止めて下さっているメッセージまで頂くこともある。

ありがたい。いや、本当にありがたい。

でも、ある日、それを大変嬉しく思うと同時に、そこには責任が伴うという現実が、頭にずっしりとのしかかってきた。

皆、こんな私を信じて、ついてきて下さっているのだ。
倶楽部員さん達の顔を思い浮かべながら思った。

自分の決断には、責任が伴う・・・。
皆さんの信頼を裏切らないためには、徹底したコロナ対策しかない!


完全主義の血が騒ぎ、乏しい脳みそをフル回転して、
「できる限りのコロナ対策をやってやろうではないか!!」
  闘志が沸き上がってきた。


倶楽部では、「歌唱」が最大の懸念である。
学校・大手合唱団が、「ハミング」という手法でコロナと共存しているのを知り、倶楽部でも、口を真一文字に閉めての「ハミング」を採用することにした。

「ハミング」というのは、ボイストレーニングの中でも、大変重要な、声の共鳴の鍛錬法の一つである。
マイナスをプラスに、逆手に取ってやろうではないか!
普通の歌唱に戻った時の成長を夢見て。

レッスンの最初に、ホワイトボードに、「ん」というひらがなを大きく書いては決意を新たにした。

毎回の検温も、ささやかなコミュニケーションタイムとして楽しく実施♪

「手指の消毒、ちゃんとした?」と、顔を見るなり、こうるさい小姑のようにチェック。

どうしても歌詞を私が歌って教えなければならない時は、皆に完全に背を向けて窓の外に向かって歌う。
これが意外にも、曲の世界に心地よく没頭できたりする。

部屋の中央に鎮座するのは、毎回持参しているクレベリン・・・。



あきらめを通り越して、コロナ対策を楽しみ始めているような・・・。



想像もしていなかった状況の中、すみれウクレレ倶楽部は20周年を迎えた。


自分の人生を振り返ってみて、まじで、これだけは、精魂込めてがむしゃらにやってきたなあと思えるのは、「子育て」と「すみれウクレレ倶楽部」だった。

子供達も元気に成人し、子育てにかけていたエネルギーを、そっくりそのまま倶楽部に投入できるのが、本当に心地よく嬉しい。

今になって、やっと!!音楽を、そして、会館の窓から見える宝塚の風景を、練習場にそよぐ爽やかな微風を愛でるゆとりを持てるようになった。

やっと、「カルチャーの先生💛」っぽくなれてきたかしら・・・?


倶楽部のことを大切に思うからこそ、真剣に考えているからこそ、
ちょっとしたことに後悔したり、不安に思ったりすることも、多々!!ある。
時には、ズーン↓と落ち込むこともある。

そんなやっかいと思っていた性格も
(笑)、理想に向かおうとする旺盛な欲望から生まれる感情なのだと悟り、やっと、うまく折り合いをつけることができるようになってきた。
図太くなってきたのが自分でもわかる(*^-^*)


どんなことも、ぜーんぶひっくるめて、

更年期も過ぎた一人の女の人生に、

生き生きとした課題を次から次へと与えては、

色鮮やかに彩ってくれる

【すみれウクレレ倶楽部】の存在は、

まさに、
人生の張りそのものなのだと、

つくづく実感する今日この頃である。


倶楽部員の皆様にとっても、
すみれウクレレ倶楽部が、

♪心地よい居場所♪
♪良質のビタミン剤♪


であり続けてくれることを
心から深く願ってやみません!!!


今後とも、
どうぞよろしく
お願い致します!!


ありがとう 19周年

2020年6月1日、すみれウクレレ倶楽部は、創立19周年を迎えた。


春前から、全世界を襲ったコロナウィルスの脅威。

2月第四週目の練習を、悔いなく晴れやかな気持ちで終え、倶楽部員さんと笑顔でお別れした当時は、まさかその後、4か月近くものお別れになるなんて、想像すらしなかった。

その後、事態は刻々と深刻化し、安倍首相による最初の自粛要請の会見を見た時、「これは、倶楽部を閉めざるを得ない。」とさすがに断念し、「倶楽部休止」のメールを一斉送信した。


自粛スタート当時の主な過ごし方は、最上級クラスや自分用の「楽譜作り」だった。
楽譜作りというのは、ネガティブなことを一切考えられない程熱中できる、こんな時にうってつけの最良の過ごし方だ。

ところが、自粛期間がずるずると伸び、異様な警戒態勢が強まる中、第二波・第三波の話まで聞くにつけ、出口の見えない、灰色の雲がたちこめるような不安に覆われ、心から笑うことのできない日々が続いた。


「今、できることはやり切る!」のが私の第一信条である。

まわりの音楽教室・ヨガ教室などが、もの凄いスピードで、「オンライン」レッスンに移行していくのを知り、ジレンマに悩まされた。「オンライン」に着手していない自分は、手を抜いてるのではないか、やるべきことから逃げているのではないか・・・、
とは言うものの、果たして、「オンライン」というものが倶楽部員に受け入れられるのか・・・、と。

居ても立っても居られなくなり、コロナで一斉に普及したZoomを研究し、倶楽部で最も「オンライン」に抵抗が少なそうなクラスに、「オンライン」による練習を打診してみたが、メンバーの意向が揃わなかった。

そこで、誰からも抵抗なく受け入れられそうな「すみれ♪ワンポイント・レビュー」という復習音声を不定期に配信することを思いついて実施した。

たとえ1分半ぐらいの音声といえど、「録音したものを人様に送付」するというのは凄~く緊張し、何度も何度も録音し直すことの連続だったが、自己満足とはいえ、充実感ある作業だった。


ところが、緊急事態宣言の発令中、我が家に大きな災難がふりかかった。

透析が必要で足も悪い89歳の義父を家で世話してきた85歳の義母が階段から転落し、頭を強打してしまったのである。

その知らせを聞いた瞬間から、我が家はついに、二人同時の介護に突入した。

今は、二人をそれぞれ高槻の別の病院に入院させ、高槻の主人の実家の片付けも含めて、週一度にまとめて通っている。

退院後は、以前のように義父母・二人だけでの生活は不可能で、二人の介護認定がおり次第、退院後のそれぞれの生活プランを決めていく。

コロナによる自粛期間に、この事態が重なったことは、私にはかえって良かった。つくづく、何度もそう思った。
全ての対外的生活がストップして、時間と気持ちの余裕だけは山ほどあったからだ。

魂を込めて取り組んできたウクレレ倶楽部が属する「音楽・芸術・文化・レジャー」の世界は、世界が平和であってこそ成り立つもので、今回のような非常事態、目に見えない敵と戦う戦時下では成り立たないのだと、初めて、つくづく思い知らされた。

そんな中、自分の存在価値すら感じづらくなり、自信を無くしかけていた時、嫁としての大仕事、「介護」が飛び込んできたのだ。

一人っ子同士の結婚ということで、介護問題では、必ず!人一倍苦労することは、ず~っと覚悟してきた。

それをいいことに、両家の両親が自分達だけで何とかやってくれている間は、まじで!!嫁らしいことは何一つ、あえて(?!)してこなかったし、義父母からも、何一つ!!頼ってこられたことはなかった。
そして、子育て後は、第二の人生を伸び伸びと謳歌していた。

ところが、ここ最近、義母の衰えが目に見えるようになり、今回のような事態が、遠くない未来に起こりそうな予感もあり、ウクレレ倶楽部のリーダーさん達には、今年度より、パーティや倶楽部の規模をスリム化する意向をお話ししていたところであった。


ウォーキング中に探し見つけた、戸外の練習場候補地もいくつかあったが、熱中症の心配な夏が近づき、やはり、エアコンのある南口会館で倶楽部を再開することにした。

先日、考えうる全てのコロナ対策も記した倶楽部再開の連絡メールを倶楽部員さん達に一斉送信したが、たくさんの皆さんから、再開を歓迎する旨の前向きな返信を頂き、不安・苦悩が、覆されるような喜びを感じた!


自粛中、終始、私の脳裏に、最も大きな部分を占めて存在し続けていたのは、【すみれウクレレ倶楽部】だった。

自分には何も自信があるものは無いが、
倶楽部へかける思いだけは強いなあ!・・・と。

長いブランクの後の倶楽部再開。

緊張も不安もあるが、
心身・最高の状態で、
皆さんにとって充実感ある楽しい再開の日となるよう、
腹式呼吸をしながらのウォーキングで、
更に、毎日、鍛えて準備するぞ~っ!!!


南口会館の練習場の扉を開ける度に、
次の思いを、毎回、自分に語りかけているんです。


倶楽部員一人一人との関わりの瞬間の中に
永遠分の思いを込めて


            By Yuko

後記・・・
 
コロナ自粛・再開後、第一回目の各グループの練習を、一通り、終えることができた



この、ごく当たり前と思っていた倶楽部での日常が、自粛中の自分には、まばゆい夢の如く、遠い世界のもののように感じられていた。

再開の日に向かって不安や緊張感が高まりながらも、実はそれも含めて、自分の人生に、大きな張りや輝き・自信をもたらしてくれていたことを、
つくづく実感した。

それが、コロナで再確認できた。

当たり前のこととして捉えてはならない、幸せで尊いことだったのだ。

感謝の気持ちでいっぱいになった。

今のこの気持ちだけは、決して忘れてはならないと思った!


2019年 ハワイアンパーティ
            in 宝塚ホテル


2019年10月9日、年に一度のすみれウクレレ俱楽部・恒例のハワイアンパーティが宝塚ホテルのシルバーの間開催された。

たくさんのゲストの予約で、すぐに満席となった。

来春、宝塚ホテルは、大変、残念ながら、花のみちに移転するので、宝塚南口のホテルでの最後の発表会である。



発表会の何か月も前から、例年のごとく、各グループが会議室を予約して、自主練習にも励んだ。

練習場の南口会館・入口に入る度に、ホワイトボードに書かれた、その日のグループの部屋の予約状況に、皆の熱意をひしひしと感じ、心底、嬉しかった。

今年の春に入部したばかりのグループも、まだ出会って間もないメンバーで相談して部屋を予約し、自主練習を始めたのを知った時は、一層、喜びも増した。
こうやって、徐々に自然にコミュニケーションをとって、グループの和が作られていくんだなあって。

とはいえ、一体、私の知らないところで、自由曲の練習が、どのようなものに仕上がっているのだろうかと、実は、心配でもあった。


ところが、ところが、ふたを開けてみると、一番のベテランのグループを除いて、各チームが、それぞれ、色鮮やかなコスチュームで揃え、発表会で繰り拡げられる自由曲の数々は、様々な楽器の使用や、思い思いの編曲・演出など、今年は、一段と各グループの創意工夫が見られ、コーラスの響きの完成度にも驚かされた。

過去のパーティ至上、TOPレベルに入るのではないかと思われる程、私の心を大きく揺さぶる名演もあり、本当に嬉しかった。

全然、心配する必要は無かったなあ。
むしろ、今回は、俱楽部員の皆様に助けられたなあとの喜びであった。

発表会にて、「自由演奏の部」の存在は、自由に伸び伸びと、音楽を個性豊かに、自分達だけの力で作っていく、なんて有意義な、そして、滅多にない貴重な機会であろう。

それも、たまたま同じ時期に入部し、そこで出会った中高年男女が力を合わせて・・・。
これぞ、俱楽部活動の醍醐味である!!!!!
また、中高年の同好会としては、中々、高尚なレベルである。

各グループが仲良く、とても良い雰囲気を醸し出し、それぞれの素敵なカラーがしっかり有り、本当に、他の一般シニアさんから羨望の眼差しを向けられそうな中高年俱楽部としての姿である。

新入部員の皆さんにとっても、随分、刺激になったのでは。




今は、元気一杯、元気バリバリの私であるからこそ言えることだが、何故か、この春から夏にかけて、これが「更年期」というのであろうか、テンションが上がらない日々が続いた。

それまでは、例えば、10回の練習のうち10回が全て、練習後、全く後悔のない、すっきり晴れ晴れした達成感でいっぱいというのが、当たり前だったのに・・・。


本当に悩みに悩み、物凄~く気合を振り絞って練習場に向かうのだが、今までの自分と違う・・・。

俱楽部員さんに、この不調を悟られないようにしなければ・・・と。


そんな時、思いついたのが、いつも、皆に率先して、その大切さを強く!!語り続けている「腹式呼吸」。
それを、歌に応用する発声練習を、練習前にしようではないか!!!
と。


各個人がお口を開けて、一生懸命、発声に取り組む一人一人のお顔をしっかり見つめながら、一緒に取り組む発声練習は、倶楽部員一人一人との心の関わりすら感じられるようで、その後、物凄くスムーズに練習が進んだ。

その頃から、どんどんと元の自分を取り戻していき、再び、自信に溢れた元気な状態で、皆さんと練習場で関われることが、どれだけ幸せなことか、真に実感した。


そんな不調の時期があったからこそ、発表会での皆さんの美しいハーモニーに、一層、大きな喜びを感じ、安堵した。
そして、私がいない自主練習の場で、しっかり自分達の技量を磨いてくれていたことを知った。





本当に、主宰者として、ばかのように、くそ真面目で、プレッシャーを気負いやすく、己のメンタルを調整するのに試行錯誤するものの、パーティ直前になると、まじで、逃げ出したいような気持ちにすらなった。

様々な思いの強さのために、舞台で力(りき)み過ぎた感のある自分を猛反省しているが、いや、この【くそ真面目な不器用さ】こそが、私、そのものなのである(T_T)( ;∀;)(T_T)



さあ、これからも、皆、元気に、唯一無二の、
素晴らしい俱楽部を作っていきましょう!
!!

今後とも、どうぞよろしくお願い致します!





ありがとう 18周年

2019年6月1日で、「すみれウクレレ倶楽部」は、18周年を迎えた。


毎年、夏に向かって気温が上昇していくにつれて、恒例の「すみれウクレレ俱楽部・ハワイアンパーティ」へ向う心の高まりも増してくる。


今年度は、10月9日水曜日、宝塚ホテルのシルバーの間で開催されることが決まった。

この年に一度のパーティは、一年を通して晴れやかな大イベントであり、人生の中で、このレベルの晴れ舞台を探せば、30年前の結婚式まで遡らなければならない。


現在のすみレウクレレ俱楽部の姿を、たくさんの聡明なゲストの方々を前に、隅から隅まで見つめられることを思うだけで(←自意識過剰気味(^_^;))、
緊張するなと言われても、それは無理な話である。



努力の成果を一発勝負で発揮する機会といえば、学生時代では、試験・受験があった。「あー、早く大人になって、こんなものから解放されたい。」と思ったものだが、大人になったらなったで、今度は、我が子の試験・受験にやきもきさせられ・・・。
そうして、子育てからもほぼ解放された我が身には、俱楽部を存続していく限り、まだ、この1年に一度の一発勝負の大本番が巡ってくる。

正直、これが無ければ、どんなに気楽な人生を送っているだろうにと思うことも、しばしばである。


パーティ前からパーティ本番に至るまで、より良いものを見せたいという欲望があるからこそ、それに正比例して、大変困ったことに、不安・緊張感も増してくる。
そして、それを払拭するには、ただ、入念な準備と練習あるのみ・・・。

これがあるからこそ、プライドというものがある限り、とことん頑張らざるを得ない。いや、頑張れるのである。


なんやかんやと、いつも心中大騒ぎで迎えるパーティではあるが、結局毎年、無事にやり遂げ、フィナーレで大きな達成感を抱きながら、満面の笑みで、「ハワイ・アロハ」を声高らかに歌っている。

すみれウクレレ俱楽部のホームページに掲載した写真の中に、不安な胸中など外からは微塵も感じさせないような、「デーン!」とした己の姿を他人事のように眺めながら、「よー頑張ったな~。過去の自分!!」と、褒めてあげたくなる時もよくある。

決して、ラクチンではないけれど、毎年のこの経験は、必ずや、力・自信につながっているはずと信じて、これからパーティ準備に邁進するとするか!!!





今年5月に、その俱楽部で培った力・そして、俱楽部を主宰していく上で、とても大切なことを再確認させてくれた体験をした。


元、重病レベルの(?!)熱狂的なヅカファンであり、ヅカファンの聖地、「宝塚市」の市民になるという夢を、高槻の一人息子の主人にせがんで(^_^;)高槻から宝塚に引っ越しして達成した私は(^_^;)、歌劇熱は冷めてしまったものの、「宝塚市愛」は強い。

一昨年、宝塚市が募っていたボランティア、「宝塚観光ガイド夢さがし隊」に入隊し、そのグループが主催する「歌劇のまちでカンゲキツアー」の中の「花のみち歩きと歌劇フィナーレ体験」というイベントで、阪急宝塚駅から宝塚音楽学校旧校舎のバレエ教室までの行程における初ガイドを経験した。

先輩の作成したガイド・シナリオを元に、自分で調べた情報も加え、一年間、パソコンの前で、ガイド原稿を練りに練り続けた。

ところが・・・・・、いよいよガイド本番が間近に迫り、夫や娘・ママ友を練習台に、何度も予行演習したにもかかわらず、
全く!!!!!自分らしさが出ない。
当然、気持ちも、全く、上がらない・・・↓↓↓

「ガイドは自分に合っていない。」
「努力はなんとか報われるものと思ってきたけれど、今回は報われそうにない。」と、何度も諦めかけた。

開き直って、直前に練習法を変えたことにより、自信は徐々についてきたものの、それでも、自分らしさの発揮の糸口を見いだせないまま、本番を迎えた。


ところが、ところが・・・、

本番当日、私が担当するお客様方を前にした途端、長年、「すみれウクレレ俱楽部」で培ってきた勘が蘇り、そのお客様方が、愛しい倶楽部員さんのように、私の脳裏の中で見事に瞬時に変換され、「すみれウクレレモード」のスイッチが入ってしまった。
予行演習では出現したことのなかった、本当に自然体の自分であった。 予行演習とは、全くの別人だった。


ガイドは、ヘッドセットマイク、ウエストにはスピーカーをつけるのだが、「あなたにはマイクが要らないよ~。」と前から言い続けていた同期が、いざ、ガイドが始まり、花のみちに轟き渡る私の声に危機感(?!)を感じたのか、スピーカーをOFFにしに、慌てて私の所に走って来た(T_T)(/_;)(T_T)。

ベルばらのブロンズ像前では、密かに目論んでいたいた計画、「愛あればこそ」のさわりも歌っちゃいました( *´艸`)

現役ヅカファンの参加者達と元ヅカファンの私との間に、快活な言葉のキャッチボールが交わされた。

私は、今では歌劇に対する感受性もすっかり鈍くなり、「タカラヅカにトキメけない体??!」になってしまったことを、日頃、とても残念に思っている。

しかし、同じような年代になっても、しっかりお仕事や介護をこなしながら、トキメキの感性を持続されている皆さんの姿が本当に羨ましくて、「素晴らしいシニアライフじゃないですか~!!!」と、彼女達のシニアライフ・スタイルを、心底、声高らかに褒め称えた。

イベント終了が近づき、数名の参加者から、「一緒にお写真を。」と言って頂けたのは、光栄の極みだった。

イベントの最後に、当日、レッスンをして下さった、♥かっこいい♥元男役スターの先生と一緒の写真撮影コーナーは設けられているんだけれど、私なんかおこがましくて~( *´艸`)と言いながら、とってもとっても嬉しかった♪ ( *´艸`)


後日、花のみち周辺から騒音被害届が出ていないか(;´Д`)無性に心配になってきて( ;∀;)、ツアーに同行していた宝塚市役所の担当者にお電話をすると、参加者の皆さんがアンケートに、「参加者との距離が近くて、凄く楽しかった!」など、良い評価をたくさん書いて下さっている旨を聞き、心底、ほっとした。


参加者を、ウクレレ倶楽部員を見るような眼差し・気持ち、そして、俱楽部で培ってきた人慣れで(^_^;)、親愛の情を持って接することができたのが、しっかり彼女達の心に届いてくれたようだった。

真摯な気持ちで接すると、しっかり相手の心に届いたという実感が、俱楽部でも、一番大切にしていきたい姿勢だと、つくづく感じた!!


すみれウクレレ俱楽部でも、内容そのものの充実はもちろんのこと、まずその前に、一個の人間同士としての信頼感を大前提に、心をこめた一人一人との関わりを大切にしていきたい。

1時間の練習を振り返った時、一人残らず、どのメンバーの方とも、ちゃんと関わった場面・瞬間を思い出せるような姿勢。
後で思い返して、絡みの場面を思い出せない倶楽部員がいた場合は、猛烈に!!!反省する。
今も、ちょっと反省中・・・・・(ーー;)

● 一人一人、全ての俱楽部員の皆さんが、
すみれウクレレ俱楽部ライフを楽しんでくれていること ●


を第一目標に置いた練習日は、発表会やガイドと同じく、
いつも、一回一回が、真剣勝負の大本番である。

さあ、明日も、練習場で、真剣勝負の大舞台だ!

これからも、こんな気持ちに努めてまいります。
どうぞよろしくお願い致します。


2018年 ハワイアンパーティ
in 宝塚ホテル

2018年10月3日、毎年恒例の宝塚ホテルでのハワイアンパーティが開催された。

今年はゲストが増え、ものすごく喜ばしいことであると同時に、プレッシャーも一気に高まった。



元来、恐ろしく用意周到なところがあって、イベントへの準備計画も、早め早めに、丁寧に進めていった。
準備終盤は、家を掃除していても、途中で気が付いたことがあると、即、メモった。


カレンダ―が1か月前に差し迫ってくると、あの独特の緊張感が、いつもながら切実に私を襲ってきた。


ちょうどそんな頃、趣味仲間が主演を務める演劇やフラの先生の発表会に出向く機会が重なり、彼ら・彼女らの身になって、他人様の事ながら、私もその前日からそわそわ、自分の心の中で、イベント主催者・倶楽部主宰者としての模擬・イメージトレーニングをしていた。

いやー、どんなことでも、華々しいスポットライトの陰には、客の立場だけでは想像できないような、プレッシャー・心の葛藤がつきものであることを、痛い程、実感した。

生身の人間が、そんなメンタルと闘いながらライブで織りなす芸術は、そういう観点から見るとやはり、他人様事としては!面白い。
ちょうど、今月末に、久し振りに観に行く宝塚歌劇が、より楽しみになってきた。



さてさて、我々のイベント。

宝塚ホテルでの開催も、もう、大変な回数を重ねることとなったが、初代の会長さん達が作り上げてくれたスタイルがベースになり、後に続く役員さんや私が中心になって練っていく、大変、理想的で安定した体制となっている。

初代の役員の構想が見事であったのを再確認すると同時に、後の役員さん達も、歴代、しっかり受け継いで下さり、本当に感謝すべきことである。

それが功を奏したのか、私のゲストから、「一部・二部・三部と構成が良く、あっという間に時間が経っていた。」との声を頂いた。


当日の、開演前の恒例の昼食会。

演奏前の緊張感は大いに!あるものの、練習場では出ない話題も出てきて盛り上がる。

倶楽部開設当初から、ものすごく快く競演して下さっているベースのイチローさんも、年々、会う度に、シニア世代同士のシンパシーが増しているのが、とっても嬉しくて心地よい。

頼もしい今年度役員・これまた頼もしい次年度役員・体験レッスン時から司会候補と決めていた自分と同類キャラ(^○^)の陽気な部員・私と演奏を競演してくれる部員など、バラエティに富んだ顔ぶれでのトークも楽しく、一瞬、開演前の緊張が魔法のように消えた。

おそらく、他のテーブルでも、クラスの垣根を越えて、笑える話題で盛り上がったのではないだろうか。


今年は、フラの特設スペースも作り、フラの飛び入り参加コーナーを取り入れようと私が提案。
だって、倶楽部在籍者の多数にフラ愛好者がいる、こんなに豊かな人材を反映しない手はない。

一般的にはフラが主役で脇役がウクレレという立ち位置であるのが常識だが、ウクレレ主体のコンサートであるが故に、フラのステージが舞台袖となり、申し訳ないぐらいであったが、ウクレレの横に垣間見えるフラダンスに、何とも言えない贅沢を感じた。


3年連続、ものすごくやる気のある、元気で快活な新グループができ、目にも鮮やかなコスチュームを揃え、溢れんばかりの笑顔で、見ていても清々しい。

10年以上在籍してくれているベテラングループは、難度の高いテクニックにも、じっくりゆっくり食らいついてきてくれて、一朝一夕で培ったものではない技を見せてくれた。
また、オフでは、性格もわかりきった、身内的安堵感がある。


余談であるが、パーティ直前、余りの緊張・不安に、嫌がる主人を、強制的に客として座らせ、その前に、マイク・楽譜立て・アンプを運び込み、強引な「ジャイアンのワンマンショー」のごとく、聞かせたのであったが(笑)
♥いつも優しいパパ、ありがとう ♥
それが終わった後、試しに彼に、ウクレレに合わせて「月の夜は」とかを歌わせてみた。   しかし、全く、音程がとれない。 

「一般人とはこういうレベルか・・・。」
              
その時、自分の親世代もいらっしゃるこの倶楽部で、なんと高度なことを皆様にしてもらっているのだろうと、改めて実感したものだ。


各クラスの自由曲発表も、様々なジャンルの曲が様々な形態で登場し、恐らく、今年入った新入部員も、めらめらと初・自由曲への構想が沸いてきているに違いないと、にんまりしてしまう。


Ki Hapai Na Pua フラスタジオの古林先生のフラダンスを楽しみにしていらっしゃる方も多いだろう。
今回は先生の美しさを際立たせるような真っ白なお衣装で登場され、優雅に舞台狭しと蝶のように舞われるお姿に、私と同様、贅沢なときを感じた方も多いはずである。


盛りに盛り上がったフィナーレ。

毎年、この瞬間を、「やり切った。」という達成感をもって迎えることができるよう、ただその一点に向かってきた。     後悔だけは残したくないと。

そして、無事、幸せいっぱいに、その時を今年も迎えることができた。

あの時の皆さんの笑顔は、正真正銘、本物だろう。

お客様のお顔も、至上最高レベルに輝いていた!!!!!

その時、私は実感した。今年は、大成功だと!!!!!

私の元に届けられた膨大な数の写真群をパソコンで初めて見たのは、本番翌日の夜のお風呂上りの時間であった。


膨大な写真群の色鮮やかな写真をどんどん開き、フィナーレの写真へと移っていった頃、皆のこだまする声・コーラス、晴れやかな笑顔が脳裏にフラッシュバックし、その後、布団の中に入っても、ぐるぐる、あの時の興奮・熱気が蘇り、体が熱くなった。

イベント前日以上に、入眠までに時間がかかったのは言うまでもない。



最後まで、温かい目で見守り続けて下さったゲストの皆様。
ベースのイチローさん。
フラダンスの古林先生。
しっかり重責を果たして下さった今年度会長・会計のお二人。
そして、最後の最後まで、私を信じてついてきてくれた倶楽部員の皆様。

本当に本当にありがとうございました!




ありがとう 17周年

2018年6月1日で、「すみれウクレレ倶楽部」は、17周年を迎えた。


スタート当初は、自分の親世代が主だった倶楽部員さん達の年齢層も、近年では、自分より若い年齢層の方の入部も多くなり、自分が年齢を重ねてきたのを、改めて思い知らされる。


子育てが最も濃厚で忙しい時期を、倶楽部と共に過ごしてきた。



この春、新社会人になった娘の関東配属が決まり、引っ越しの手伝いで彼女の新居に初めて入った時、これで、子供達のうち一人分の子育てはゴールなのだと、強く実感した。

それまでは、大学にいれたら一段落と思っていた子育てが、経済的に完全に自活できるようになって初めて、本当の巣立ちなのだと悟った。



肩の荷が下り、テンションの張りつめていた子育て中は決して味わったことのないような、ふわっと春らしい穏やかな喜びを感じた。



だが、何故か引っ越しの間中、「ひな鳥が飛び立った後の空(から)の巣」の映像が頭に浮かび続けて消えなかった。


「空の巣症候群」という、同じ状況下の母が患うメンタルの変化を指す言葉があるが、自分には、絶対、絶対!無縁な言葉だと、ずっと信じ続けてきた。

しかし、意外や意外、気がついたら50代にとっくに突入していた身に、しばしば、すき間風が吹き抜ける。

あれだけ長年、待ち焦がれ、待ちわびていた子供中心の生活からの脱却であるのに、人間というものは勝手な生き物である。


そのようなすき間を埋めるかのように、この年代から、文化・教養・スポーツなどの趣味活動が活発になるのも、十分にうなずける。



私自身も、既に「英会話」や「宝塚観光ガイド」などの活動にも足を踏み入れ出しているが、これからもアンテナを張って、心に嘘をつくことなく正直に、本当にやりたいことだけ、じっくり吟味しながら、
また、やるからには真剣に関わって、第二の人生を充実させていきたい。

一人っ子同志の結婚で両家の親4人健在ということで、介護問題が我が家に降りかかってくるまでの、はかなき期間限定であろうが・・・(;´Д`)



幸いなことに、ばかのように一切の妥協を許さず倶楽部に費やしてきた全てが蓄積し、経験・ノウハウとなって、あらゆる場面で、朗らかに快活に自信を持って発信できていることが爽快で、まさに生き甲斐となっている。


しかし、ついてきて下さる倶楽部員の皆さんの大切なお時間を思えば、その責任は重く、倶楽部員さん達を絶対!!!失望させたくないというプライドは、もの凄く!強い。

決して、ラクチンではないが、倶楽部があるからこそ、人生に張りがもたらされる。


今、自身のシニアライフの輝きを試行錯誤しながら求め始めたように、倶楽部員の皆さんにも、この倶楽部にいるからこそ味わえる充足感を感じて頂きたい。切実に!!!!!

だからこそ、これからも、全身全霊で俱楽部と関わってまいります。

これからも、どうぞよろしくお願い致します。

2017年 ハワイアンパーティ
IN
宝塚ホテル

2017年10月4日、毎年恒例の宝塚ホテルでのハワイアンパーティが開催された。
今年も、豪華なシャンデリアがまばゆいシルバーの間で、90名を超える参加者の盛会となった。

今年は、来春から新社会人となる娘も観客として参加。
久し振りに再会したキャリアの長~~い倶楽部員さん達に、「大きくなったね~。」と目を細めておっしゃって頂いている姿に、心がほっこりとなった。

物心ついた頃から、我が家の子供達は、母親の書斎から漏れ聞こえてくる課題曲群を、ず~っとず~っと繰り返し繰り返し、耳にし続けてきた。
その、すっかり耳に馴染んだ曲が、たくさんの倶楽部員の演奏となって、次々と、ベース・ピアノサウンドと共に、
立派な完成形となって再現される様子に、涙がこぼれて仕方がなかったようである。
ここまでハーモニーとリズム巧みに弾きこなすまでには、どれだけの奮闘・努力があったか、自然とそこまで思いを馳せることができたらしい。

また、私としても、母親が長年、外で体をはって(?!!)やってきたことを、実際目にしてもらって良かったかなあと思っている。

今春、大学生になって、エンジョイしまくっている息子にも、
「気合・本気」というものを改めて思い起こさせるため?!!、家族ラインに母親の奮闘動画を娘に投稿させたのだが、母親の動画など、見てくれませんわ・・・(-"-)


倶楽部開設当初から、イベントがあれば、嫌な顏一つせず駆けつけてくれるベースのイチローさんとも、お互い、30・40代の頃に知り合って、今では、すっかりシニア世代の仲間入りとなり、同世代同志の、なんか、シンパシーのようなものを感じるようになった。

ピアニストとして参加して下さった先生は、楽譜作りから取り組んで下さり、どんなにお時間とお手間のかかる作業であっただろう。
でも、先生が作られた各クラスの楽譜の表紙には、各クラス名の表す花の写真があしらわれ、また、Tシャツやバッグにもハワイアンテイストがあしらわれていることもあり、先生の前向きさが、私も楽しかったし嬉しかった。

ホテルのご厚意で、我々のなんとか手の届く予算でレンタルをお願いしたピアノが、なんと、高級パーティの必須アイテム、「グランドピアノ!」であると知った時は耳を疑った。

倶楽部員のフラダンスの先生でいらっしゃる、KI HAPAI NA PUAフラスタジオの古林先生による優雅なフラダンスは、会場にいた大勢のフラダンス・ファンをも喜ばせてくれたに違いない。

今年の役員さん担当は、女性ばかりのピカケクラスさんであったが、本当に感心する程、正確に丁寧に迅速に仕事をこなして下さった。
参加者名簿の変更にも嫌な顏一つせず取り組んでくれる姿に、こちらの方が教えられる事が多かった。
もし、このようなOLがいたら、さぞかし、上司にも愛されることであろうと感心することしきりであった。

ゲストの皆様も、温かい眼差しで我々の演奏を最後まで見守り続けて下さった。
本当にありがとうございました!

それでは、各クラスへのメッセージです♪

【ピカケ】
皆がますます仲良く、ほのぼのと、私も皆さんとの練習では、いつも楽しく癒される。
そんな皆さんが、自由曲では難易度の高そうなソロに挑戦され、斬新で驚かされた。よく頑張りましたね。
課題曲目も、優雅なピアノサウンドと、とってもよく合っていた。

【イリマ】
少人数ながら、しっかりした演奏・歌唱に、練習中から大変感心していた。
私の申し上げることを、丁寧に一つ一つ実践されているのが練習中からよく伝わってきて、本当に嬉しかった。
カメラマンとしても、最初から最後までずっと活躍して頂き、400枚にのぼる写真を撮って下さった。本当にありがとうございました。

【レフア】
頼りにしている。
なんとか私の力になってやろうという気持ちがビシバシ伝わってきて、練習でも、熱心・従順そのもの、それが実力に反映されている。
パーティ前日の練習を病欠した男性部員が、夜、電話を私にかけてきて、「明日は、どんなことがあっても、絶対に会場に行きます!御期待のレベルまで達しないかもしれないけど、やります。」と言ってきてくれた言葉に、このグループ全体の姿勢が表れている。

【ククイ】

今回、私との競演を快く了解してくれ、一生懸命取り組んでくれている姿が、本当に嬉しかった。
人数が多いにもかかわらず、ウクレレのストラミングもばっちり揃い、コーラスも揃い、大変安心してパーティ当日を迎えることができた。
しっかり者の部員が多く、来年度のパーティ役員は、安心してお任せできる。
このグループの女性の、第二部からの名司会者ぶりは、本当に堂々たるものだ


【モキハナ】

去年も衣装の統一で、チームワークの良さを見せつけてくれたが、今回も、鮮やかなお揃いのコスチュームで、それだけでも我々の気分までグッと引き上げてくれた。
見るからにリーダーらしい男性リーダーを中心に、演奏面も、キャリアの浅いチームと思えないまとまりだった。
今年も、膨大な量の写真が出来上がってきたが、こちらのグループは特に、元気な良い写真が多い♪

【ロケラニ】
一年先輩のモキハナさんをだしに、彼らの奮闘ぶりを話しまくって彼女らの闘志に火をつけていた甲斐があって、5月に入部したばかりというのに、底抜けに明るく積極的なリーダーを中心に、あっという間に、無茶苦茶、仲の良い、熱い!!!グループに仕上がった!!!
当日のロビーでの練習でも、イントロのメロディを模したリーダーの気合のあるお声が響き渡っていた。素晴らしい!
こちらも、モキハナさん同様、良い写真が多い。
あっぱれ。フレッシュマン達!

【プアメリア】
一番古株と言えど、これだけ長く続けているのに、全くだらけず、驚く程、綿密に食らいついてきてくれる。
嬉しい。こんなに長年の間、熱くいてくれて・・・。
本当に難易度の高い曲だったけれど、よく頑張ってくれた。
もはや、身内感覚。来年も、皆、健康で舞台に立てますように。
リーダー格のMさん。自分だけでは抱え込むことができない不安がある時、ついつい電話をかけてしまう私ですが、いつまでもいつまでも、元気でいて下さい!



最後に、倶楽部員の皆さん、I LOVE YOU
こんな私についてきてくれて、ありがとうございます!

 

ありがとう 16周年

2017年6月1日で、「すみれウクレレ倶楽部」は、16周年を迎えた。

「誠実」だけをモットーに、一瞬たりとも惰性に傾くことなく続けてこられた。

お蔭様で、この16年の濃厚な時間が経験となって、あらゆる場面場面で、神の声が降臨し?!自信を持って、より楽しく、自然体で倶楽部と関われるようになった。

更に、人生の大切なエッセンスをたくさん学ばせて頂ける、私自身にとっての「学び・経験の場」として、この倶楽部の意義を、強く感じ始めている。

今から、大人の世界へと羽ばたこうとしている我が子達へも、事あるごとに、自分が
「すみれ」で経験させた頂いたことを語れることも多くなってきた。



今日は、掛け替えの無い「宝」であり、「学びの師」である、愛する倶楽部員さん達で構成された各クラスの2017年5月を語っていきたい。



【ピカケ】
今年度の会長・会計さんが所属する、倶楽部唯一の女性だけのグループ。

昭和・平成と、ご主人を陰で支えて来た大和撫子の皆さんが、倶楽部の役員職を積極的に引き受けて下さるか不安もあったが、前向きに取り組んで下さっているお姿に、心から嬉しく感謝している。

日ごろの練習にも、ゆっくりながら、じっくり努力して取り組んでおられる姿勢からも、その責任感は納得できる。

これから、リーダーさん達へのご協力を、ピカケの他のメンバーさん達にも、
切にお願いする。皆で協力し合って、元気に乗り切って頂きたい!

ちょうど、自分の母親世代の奥様が主な構成で、いつも、会話にほっこり癒されている。

また、お一人お一人のお声に深みが出てきて、大変、嬉しく思っている。



【イリマ】

自称「おば」と「おい」とおっしゃっている、仲良しのリーダー格の男女お二人と、私と同世代のお二人の女性で構成された、アットホームな雰囲気の少人数チーム。

最近、特に、それぞれの方々が、本当に、素敵な個性を持った、玄人はだしの工夫した歌い方をされるようになり、いつも、大変、嬉しく思っている。

その素敵な歌唱を、聴衆の皆さんにも十分に味わって頂けるために、全員の声量に豊かなボリュームをキープして頂ければ、本当に、嬉しい。



【レフア】

私の言ったことを、素直に、真面目に、実に細部にわたるまで、丁寧に実践してくれる。

「コーラス」にも積極的に取り組んでくれ、いつも、コーラス役選びに全く不自由しない。

かなりの難易度の高い要求にも、過去、ずっと、応え続けてきてくれた。

その従順な姿勢の賜物か、声量も更に増して深みも加わり、完成度の高いサウンドを安心して聞かせてくれる。



【ククイ】
今年度、グループ合併により、8名のチームに生まれ変わった。

ウクレレの合奏において、ボリューム感を存分に感じさせてくれ、また、右手のストラミングもしっかり揃い、堂々たる迫力のある器楽サウンドを楽しめるようになった。

この秋のパーティでは、シャンソンの名曲をジョイントさせて頂く予定。

しっかりした男性リーダーさん、元倶楽部会長の長老のもと、女性陣もしっかり者の淑女が揃い、これから、新・ククイさんが、どんなに素敵にまとまりを見せながら円熟していくか、心から期待しているし、間違いなく達成してくれると信じている。 



【モキハナ】
去年の春に入部したばかりだが、体験練習の時から、とにかく、手間がかからず、確実に良いグループになる予感があった。

初パーティでは、なんと全員、同じコーディネートのアロハをはじめ、皆で集まって作ったという手作りアクセサリ―に至るまでばっちり揃えて、パーティに、爽やかな華やぎを与えてくれた。

自主練習に熱心な先輩方をお手本に、しっかりした男性リーダーを中心に、2時間!他会議室を借りて、自由曲発表に向けての自主練習に励んでいるようで、予想通りのまとまりを見せてくれている。

大人数でありながら、出席率が良いのも嬉しい。



【ロケラニ】
5月に開講したばかり。

年代・性別・個性の様々な新メンバーを迎え、第一回目の練習日前は、「ちゃんとまとめることができるだろうか。」と不安がよぎったのであるが、見事に、良い意味で不安は打ち砕かれ、第一回目から一つにばっちり、まとまりを見せてくれた。
嬉しかった!!これも、メンバーさん、お一人お一人の社会性・協調性の賜物である。

課題も、全員が、きちんと家で練習・復習してこられ、なかなか順調な滑り出しである。

これから皆さんの心も、更にしっくりと一つにまとまっていくことを、楽しみに見守っている。



【プアメリア】

倶楽部開設当初からの倶楽部員さんを含む、最もキャリアの長いメンバーさん達。

毎年開催している「宝塚ホテル」でのパーティの基礎を築いてくれたメンバー達のグループ。

ここまでくると、私の性分・気性・考え方も十分!熟知され、「ぶっちゃけ話」を、思わずしたくなる。

私の課す無理難題を、もがきながらも長年こなしてきただけあって、先日、ちょっとひねった技を伝授した時でも飲み込みが速かった。

ハーモニーの余韻も合唱団のような響きが残り、ウクレレの楽器自体の音色も、乾いた良い音色に熟成され、心地よい。


これからも、皆さんが、ポジティブな気持ちで、
通い続けることができる倶楽部を目指して、
頑張ってまいります。

どうぞよろしくお願い致します!!!

 

2016年 ハワイアンパーティ
          in 宝塚ホテル

 2016年10月5日、すみれウクレレ倶楽部・ハワイアン・パーティが、
宝塚ホテルのシルバーの間で開催された。総勢100名弱のパーティとなった。


パーティの何日か前から、非常に強い台風が、まさにパーティを直撃しそうな予報が出ていた。

でも、普段は心配性な私も、不思議と、うちのパーティの時間を避けて台風がやってくるような気がして、この点においては、大変、ポジティブであった。


その予感通り、幸いにも、帰りにちょっと強めの雨が降ったぐらいで、
嘘のようにほとんど影響を受けなかった。 本当に幸いだった。



今年度の会長は、俱楽部最高齢のTさんであった。
彼の誠実なお人柄は重々存じていたが、何分、大変なご高齢ということで、
案じていた。
ところが、驚く程、先に先に細かい事まで気が付いて、妥協を許さず、熱意をもって頑張って下さった。今までの会長さんと同様、本当に頼り甲斐があった。
さすがに、昭和の日本を支えてきた方々である。


更に温厚な人柄がにじみ出て良いお顏になられたベースのTさんも、
快く駆けつけて下さり、感謝の思いを改めて、何度も噛み締めていた。
本当に、長年、お付き合い頂き、ありがたいことだなあ。


今年は、キーボード奏者が新たに加わり、楽譜作りから取り組んで下さり、
彼女のご苦労はいかばかりであったかと思う。
私と二人だけの打合せ、練習初参加から合同リハーサルへと、段々、完成に近づき、本番には、エレガントなバランスのとれたジョイントが完成し、本当に幸いであった。
個人的にも、色々と深く楽しく語り合える女性で、幸せな出会いであった。


今年は、俱楽部員が学ぶKI HAPAI NA PUA フラスタジオ主宰の古林先生とお弟子さんによるフラダンスも、先生の晴れやかで美しい笑顔と共に、堪能させて頂いた。


毎年恒例の、開会前の、宴会場前ロビーの至る所で繰り広げられる、クラス毎の練習合戦にも新人クラスが堂々と加わり、熱い伝統は、また引き継がれた。
4月に入部したばかりなのに、しっかりお揃いのコーディネートで揃えていた。なんと、アクセサリーも、クラスメンバーの一人の家に集まって、手作りしたらしい。
きっと、更に熱いクラスに育ち、来年は、元気に自由曲の部に登場するだろう。
彼らの脳裏にも、そんな野望が湧いているに違いない。


また、練習時からの印象であるが、今回は急に、ソロでも声量・情緒豊かに歌い上げれる人材が多数出現してきて、大変嬉しい限りである。

全体的にも、声量がアップしたようである。


自由曲の部では、それぞれのクラスが趣向を凝らし、型にはまらず、演奏を聞かせてくれた。 お蔭様で、私も視野が広がる。

先生が監修の元、与えられたものだけを発表する発表会が世の主流であるが、このような独創的な、自主性を重んじるコーナーを設けることは、画期的なことであると思う。また、クラスへの愛着・結束にもつながっているのを、強く実感している。

本当に、このコーナーでは、学生が文化祭の余興で、先生の目を気にしながらも、
羽目を外してパフォーマンスするように、伸び伸びとやりたいようにやって下さいね。

あっと驚く奇想天外な演出、扮装、踊り付き、大歓迎ですよ!!



俱楽部員テーブルでは、クラスの枠を超えて話に華が咲いていた。
年齢・性別を超えて、この俱楽部入部をきっかけにした、本当に良い出会いだなあ。


真面目に、ひたむきに、純粋に、「ウクレレと歌」に取り組む、本当に、子供のようにピュアなハートを持った団体だなあ、とつくづく感じる。 まさに、学生さんのクラブ活動のような爽やかさだ。

普通、中高年以上の男女の集まりといえば、お酒を飲んで、愚痴と陰口、バカ騒ぎが付き物なのに。


変な話だが、皆さんの姿を拝見しながら、
他の趣味で、こんな俱楽部があったら、私も入りたいわ!って、
マジでいつも感じている今日この頃である。


うちの俱楽部特有の
アットホームな温かい和やかムードが、
本当に際立つパーティとなった。


台風の接近する不安の中、最後まで温かく見守り続けて下さったお客様方、
俱楽部内外でお世話になった皆様方、
そして、厳しい練習に、素直に真面目についてきてくれた倶楽部員の皆様、

本当に、ありがとうございました!!


パーティが終わってからの初練習日に、なんとなんと!あるクラスで、リーダーさんが来年の( ゚Д゚)!自由曲の楽譜
を2曲、クラスメイト達に、早速、ホッチキスで留めて配っているの見て、笑った。

いや、他のクラスでも、初レッスン後に会議室を借りて、来年の自由曲目選定会議とやらに取り掛かっているようである。


どこのクラスも、やる気・意気込みが凄い!熱い!


ありがとう 15周年

2016年6月1日、すみれウクレレ倶楽部は、大変光栄にも、【15周年】の大きな節目を迎えた。



すみれウクレレ倶楽部を主宰していると、本当にたくさんの方々との関わりがあり、
ウクレレ・歌の研究の他にも、色々な事柄を思い巡らし、行動していくことも必要となる。



ある精神理論の本によると、私のように神経質気味な人間は、もし、このような義務・役割・責任や目的を持たず、暇を持て余している身分であればある程、
次のような状態になりがちらしい。

つまり、注意が外界の事物に流れず、自己自身の心身の現象に固着して、
自己中心的なネガティブな心境に陥るように作られているらしい。

それを外に転じる最善の方法が、「仕事」をすることだそうだ。
それも、「人のために尽くす」「人が少しでも便利に、幸せになるようする」行動こそが、有効らしい。



私自身、「家事」においては、掃除や健康的な食材選びなど、かなりのオタク的こだわりを持っており、それらを徹底的にこなしていくことが、結構、好きである。

「すみれウクレレ倶楽部」においても、俱楽部員さんとの関わりが、
ある種の社会貢献につながっていると信じ、大きな生きがいとなっている。

結局、これらを主な自分の責務として、納得いくまで果たすことが、精神衛生上にも
恩恵となっている。



別の、ある脳科学者の本にも、同様なことが書かれてあった。

組織のリーダーとなると、肩に重荷を背負ったような気分にもなる一方、
そのリーダーが、心からメンバーの成長を願い、日々祈り、悩み、行動していくならば、そのリーダーの脳内には、その都度、「幸せ物質」が満ち、深い次元での幸福感につながっていくのだそうだ。

ある意味、この部分を、大変、納得しながら読んだ。


俱楽部に通ってきて頂いている以上、俱楽部員さんにお伝えしたいことは、
全て悔いなく、1時間の練習時間内に、すっきり出し切るように心掛けている。
それが、俱楽部員さんの、ほんの少しでも技術の向上につながると願って。

しかし、厳しいだけでは、皆さんが苦痛になるのも目に見えている。
そこは、得意な(?!)お笑いで何とか緩和したりして・・・(^_^;)

そして、俱楽部員さんの健康を、そして、御家族の健康を、心から願っている。


自分が満足・納得いく1時間の奮闘を終え、笑顔いっぱいの倶楽部員さん達を、
「お疲れ様でした!」と見送る時の爽快感は、いつも格別である。


私は、俱楽部によって、この脳科学書的表現で言えば、
「利他の行動から生まれる幸福感」の一端を経験させて頂いているのだ。


残念ながら、家では、元・一人っ子育ちのわがまま娘(?!)が出てしまい、決して、
良い妻・良い母・良い嫁でないところが、大変、大変、心苦しいところであるが・・・。
こちらの方は、まだまだ、「改善の余地・有り」である。



そんな中、俱楽部員さん一人一人に目をやってみる。


自分もそうであるが、1年365日、俱楽部員さん達も、毎回毎回、元気いっぱいの
ハッピーな状態で俱楽部に通い続けるということは、まず、不可能である。

自分や家族の健康状況などなど、様々な苦悩も生じてくるのが世の常であって、
俱楽部員さんにも、時には、練習に出て来るだけでも辛い日もあるだろう。

例えそんな時でも、気丈に練習場にやって来てくれる方々を見ていると、
感謝の気持ちと同時に、自分の方をも勇気づけられる。

そして、これからも俱楽部員さんに、なんらかの「喜び」を見出して頂けるよう
頑張っていかなければと、心を奮い立たせる。



この春は、新入部員もたくさんお迎えした。

生活に何か新たなことを取り入れる時のワクワク感は、本当に何事にも増して、
気分を明るく高揚させるものだ。

フレッシュマンである彼らのことに思いを馳せるだけで、自分も活気づけられ、
同時に、希望に溢れた新鮮な感情を、決して、これからも絶やしてはならないという使命感でみなぎる。


もちろん、長年通ってくれている俱楽部員さん達には、ハワイアン・ウクレレの演奏と歌への興味が色褪せることなく、変わらず皆の興味を引き出し続けられるように、
こちらの創意工夫・配慮の必要性を、心底、肝に銘じる。



感謝と決意を強く抱いての、15周年の創立記念日である。


これからも頑張ります。  
何卒、どうぞよろしくお願い致します。



2015年 ハワイアンパーティ
          in 宝塚ホテル

9月25日、昨年同様、盛大に、すみれウクレレ倶楽部 ハワイアン・パーティが、
宝塚ホテルのシルバーの間で開催された。

毎回の練習時では、「全身・触覚」状態で神経を集中させて皆さんの音に耳を傾けているのだが、本番となると、それこそ周囲360度に気を回さなければならないことが多くて、また自分自身の緊張感が大きすぎて、皆さんのサウンドをチェックする余裕が無い。

だからこそ、大まかに自分の脳にダイレクトに印象に残った感覚というものは、
より正直な気もする。



そこで、ずばり感じたこと!!!

それは、各クラス皆、確実にレベル・アップしてきたことだ。

確実に感じた。     強く感じた。

これは、自由曲のコーナーにおいてもである。


今のところ、まだ多くの方と感想を話し合っていないのだが、既に今の時点でも、
そのようなお声が、
「本当に楽しかった~!」という感想と共に入ってきている。

少し話はそれるが、私自身、以前は、与えられたマイクさえあれば、それだけで何も疑うことなく満足し、つまり、音響に関しては全く無頓着であった。

しかし、自分で「マイ・マイク」を持つようになってから、段々と意識が高まり、
今回は居ても立っても居られず、宝塚ホテルの音響担当者にしつこく電話をしては、
マイクの型番までチェックし、スピーカーのチェックなどをしに当日のパーティ会場となる「シルバーの間」まで足を運び、担当者と話し合うこともあった。

私としては、音響面が一番心配の種であり、神経を使っていた。

こんな、うるさ型の私の特性を察知し、当日音響さんは、例えば、フラダンスの方の足元にコードがひっかかりそうなのを危惧する私の不安を即、察知し、延長コードを持ってきて下さったり、本当に、頼もしくも、ありがたかった。


さて、皆様方のボーカルである。
魅力的に歌う方などに対して、マイクの力を借りてでも、彼らの魅力を聴衆に伝えなければ、なんとももったいないという思いは、練習時からずっとあった。

だからこそ、マイクへの接し方を、ず~っと練習中に、くどく説き続けてきたわけだが、
それらも功を奏して、本当に、声が轟くように、よく響いていた。

コーラスなど、そこらのコーラス団体と見まがうばかりの出来。

マイクを通した自らの魅力的な声に、改めて、気づかされた方もいらっしゃったに違いない。

おそらく、皆さんの心の中に、「うわあ。うちのクラスも、ぼちぼちしておれないなあ(汗)。」と、新たな奮起のきっかけとなった方も、きっときっと、たくさんいらっしゃったことだろう。

そういう点から見ても、発表会というものは、不安・緊張など苦しみはつきものであるが、そこから得られるものも計り知れないだろう。

本当に、何事でもそうであるが、やはり、華々しい達成感を得るためには、様々な心の葛藤がつきものである。

真面目に真剣に取り組めば取り組むほど、その葛藤は大きくなる。

こんな葛藤が無ければ、どんなに気楽に人生が生きられるだろう、としばしば思いながらも、それから逃げてばかりいたのでは、キラキラ輝くような達成感とは、無縁の人生となってしまう。


大きなイベントが終わり、心地よく深~~~い疲れの中に、来年はこれ以上のものをなす気力が、もう出ないような錯覚にも囚われる。

しかし、おそらく来年も再来年も、必死に悪戦苦闘し、もがきながらも、晴れの舞台に立ち向かっていく自分達の姿があることだろう。





今年も、役員の方々の尊いお働きのお蔭で、大変立派なパーティとなった。

今まで長年、本当に志あるリーダーシップある方々が、自ら皆を引っ張っていくお立場となり、俱楽部への深い愛情を持って、誠心誠意、お尽くし下さってきた。


しかし、さすがに御年齢をどんどん重ねられ、体力・気力に限界が見えてくるのは、
誰が考えても当然なことである。

私も、自分の足をその方々の方に向けて寝られないほど、申し訳なくもあり、ありがたくもあり、心を痛めていた点であった。


でも、さすがに、彼らだけに頼っている場合ではない時が来た。


苦肉の策で、町内自治会のように、イベント運営の重要な役職を、各クラス順番の持ち回り制にすることにしたのである。


でも、皆さん、考えて頂きたい。

リーダー・副リーダーさんだけに、全てお任せでいいのだろうか。
もちろん、リーダーさん・副リーダーさんは、さすがに、バイタリティのある、デキる方が顏を揃えている。


しかし、改めて、ここでお願いしたい。


どうか、どうか、リーダーさんが大きく負担を感じることなく、クラスメイト、皆で!全員で!彼らを思いやり、クラス一眼となったサポート体制でバックアップし、守っていって欲しいのである。
リーダーさんが、明るく前向きな気持ちで過ごせるようにして頂きたいのである。


私自身も、俱楽部内での父として心底信頼してきた新旧会長から、しっかり学べることは学んで、全体を見渡せる目を養っていく覚悟で、腹をくくった。

つまり、指揮においては、私も大いに力を振るうことができるよう頑張りたい。
ただ、その指揮のもとでの
実務的作業には、皆さんのご協力が、絶対・必要不可欠なのである。

クラス全体が、イベント運営を自分事として捉えられるように上手に仕事を振り分けられるように、私も経験を積んでいくつもりである。

そんな時、
肯定的に、積極的に、前向きに、
しっかり受け留めて頂きたいのである。





最後の最後まで、大変つたない演奏に、笑顔でお付き合い下さったお客様方。

ギター・ベース・パーカッションで、私達の演奏を、豪華に飾り付けて下さったサポート・メンバーの皆様。

誠実なお付き合いに感謝している、熱田先生率いる「宝塚フラローイヒクラブ」の皆様方。

そして、最後の最後まで厳しい練習について来て下さった倶楽部員さん達。


本当に本当に、
ありがとうございました!


P.S.
  長年、ギタリストとして競演して下さってきたM様。
素晴らしいサウンドの数々、本当に、本当に、ありがとうございました!!!

関西とは比べものにならないカルチャーの中心圏・花の東京で、
溢れる才能を存分に活かし、ますますご活躍下さいませ!!!





        

ありがとう 14周年

お蔭さまで、すみれウクレレ倶楽部も、2015年6月1日で14周年を迎えた。
長年、俱楽部を愛し関わり続けて下さっている皆様方に心から感謝してやまない。



そんな中、「宝塚ホテル 建物老朽化のため大劇場横に移転・新築。」というニュースが飛び込んできた。



阪急東宝グループの創業者小林一三が、阪神間モダニズムの創生の一翼を担い、その聖地として宝塚に白羽の矢を立てて後、阪急宝塚南口駅前に建てられたこのモダンな洋館は、90年近くもの間、宝塚の文化と社交の中心としての役割を果たしてきた。


大劇場を出て、季節の花々に彩られた花の道をそぞろ歩き、宝塚大橋を渡りながら武庫川の川音に目をやると、大劇場、阪急電車、そして更に進むと、大正浪漫の薫り漂う宝塚ホテルのクラシカルな意匠が見えてくる。

この一帯が、宝塚の中でも、阪神間モダニズム文化の一端を育んできた、最もシンボリックな場所だ。


そんな風景の一部を臨める場所に俱楽部の拠点を置き、ホテルの宴会場でパーティを毎年開催できることは、自分には全く想像すらできない、夢のように光栄な出来事である。


自分の住んでいる街に、長い歴史を通してランドマークとして、しっとりと存在してきたこのホテルが本当に誇らしく、非日常のちょっと華やかな世界・気取った空間が、目と鼻の先にあることが、本当に幸せである。

いつしか、このホテルでの娘の披露宴へ、親族として向かう日も夢見ていたのに。


寂しさは口では言い表せない。

せめて、アール・デコ様式が魅力的な旧館だけでも保存して、その優雅さを活かした再活用でもしてくれぬものかと、ただただ非力なヅカ市民の一人として、無念の思いを噛み締める。


おそらく、私と同様、万感の思いを抱いている方も多いだろう。


宝塚ファミリーランドがなくなる時も、胸迫る寂寥感におそわれた。

しかし、あの時の感傷をも、今ではすっかり忘れたかのように、日々淡々と暮らしている。



夜一人でウォーキングをしている時、宝来橋のたもとにひっそりとたたずむ、与謝野晶子・来宝の際詠まれた歌の歌碑の前で足を止めることがある。

「武庫川の板の橋をば濡らすなり  河鹿(かじかとは蛙のこと)の声も月の光も」

そんな時、月明かりにキラキラ照らされて揺れる武庫川の川面を眺めながら、セピア色の写真で見たことのある、遥か昔の温泉街の風景をオーバーラップさせようと試みることがある。



そこまで遡らずとも、宝塚という街は、誰の心にも、幼い頃からの楽しく晴れやかな思い出が多過ぎて、街の風景の大きな変化に、時には戸惑いを覚え、更に強くノスタルジックな気持ちを抱かせる街である。



救いなのは、新生「宝塚ホテル」が、また大劇場横に再建されることである。

今以上に、花の道周辺に、この街のエッセンスが集約される。

願わくば、そのバージョンアップしたパワーが宝塚の街全体に広がり、先人が培ってきた香り高き感性が、引き継がれていくことを切に祈る。


そのためには、この街に住む人・集ってくる人々が、ただただ無機質に現実生活だけに終始するのではなく、
心の中に、「夢」と「ロマン」を抱く豊かさ、瀟洒なもの・美しいものに憧憬を抱くゆとりが必要ではないだろうか。



「すみれウクレレ俱楽部」を通じ、極々ささやかながら、文化振興の一端を担っていることの意義を今一度噛み締め、俱楽部に集う皆様方とのカルチャーライフを充実させていきたいと、心から願う。


そして、この街にふさわしい、素敵な
「ヅカマダムさん」になりたいと、心の底で密かに憧れる今日この頃である。

 



高齢者向け住宅でプチ・コンサート♪

 

2015年3月6日、池田にあるサービス付高齢者向け住宅「シュールメゾンポプラ鉢塚」の寛ぎタイムに、プチ・コンサート出演をさせて頂いた。

以前、ウクレレ倶楽部で、他楽器奏者としてご活躍頂いていた女性が職員として働いておられ、彼女からの出演依頼であった。


練習にかける時間も余りなく、昨年秋、ピッコロシアターに大変な意気込みで練習を重ね参加したメンバーに声をかけることが最も効率的!と即断し、フラダンスも倶楽部員の中から3人に引き受けてもらい、ギターの松尾さんを含め、10名で参加した。



私自身、高齢者向け住宅には、イベント出演で以前2度程お邪魔したこともあったが、本当に久々であった。


立派な自動ドアが開くと、目の前に、可愛い木目込みの雛人形。
そして、職員の彼女の優しい笑顔のお出迎えに誘われるように中に入ると、今度は、段飾りの立派な雛人形。     すっかり春色だった。

もう何年もの間、雛人形の箱すら開けたことのない季節感のない我が家とは大違いで、春の訪れをしっかり感じさせてくれた。


まだうすら寒い外界が嘘のように十分に暖められた室内、そして賑やかな声・生活音、お食事の美味しそうな匂い、穏やかな日差しの差し込む食堂。

久々の高齢者住宅訪問で緊張気味だった私を、「なんや、明るくて楽しそうな、いい雰囲気やん♪」と、ほっとさせてくれた瞬間だった。


館内には

宝塚で最も有名な(?!)ウクレレ倶楽部によるハワイアンショー
と書かれた、カラフルなハワイアン風イラスト入り手書きポスターが。

軽いプレッシャーと、こんな私達のために(T_T)と申し訳ないような恐れ多い気持ち・感謝の念でいっぱいになった。



本日の観客層は、デイサービスでお越しの方が大半らしく、そのような方々は、比較的元気で活動的な方が多いそうで、サロンの明るい雰囲気に一役買っていた


「そういえば、我が家のお向かいの元気なおばあちゃんが、優しそうなスタッフに抱えられ、マイクロバスに嬉しそうに仲間と乗って行くよな~。あれか~。」と思い浮かべた。



皆様方の表情は千差万別・・・。

フラダンサーと共に今にも踊り出しそうな陽気で茶目っ気たっぷりのおばあちゃま、静かな慈愛に満ちた表情にこちらの方が感激させられたおじいちゃま、とにかく可愛らし過ぎる90代のおじいちゃま・おばあちゃま、倶楽部の役員さんとして働いてもらおうかと思うほど、まだかくしゃくとされた紳士風おじいちゃま、・・・表情をお変えにならない方もちらほら。


演奏の合間に、会話していて一番気づいたこと。

「今の一番の楽しみは?」
という私の問いに、皆さんの答えは一様に、「施設で良い仲間とレクリエーションを楽しむこと」に尽きるようだった。

施設で手足を動かすことの喜びを教えてもらっているからか、じっとしているより、踊ったり、歌ったり、手をつないだり、そういう時の方が表情がぱっと明るくなった。

お年寄りは、動いたり体験させられたりすることを億劫がるのではないかという私の先入観・懸念は、見事に打ち砕かれた。
これも、日頃のスタッフの御尽力の賜物だろう。

おじいちゃん・おばあちゃんをこのようにしたのは、愛情持って繰り返されるレクリエーション効果の賜物だと思った。

もちろん施設の奥では、より重度な介護に励まれる、計り知れないお働きもあることだろう。

今までほとんど接することも考えることもなかった、意義深く大切な世界に触れさせて頂いた気がした。



本当に長い長い間、人生の山を越え谷を超え荒波を超えてきた、目の前で観覧して下さっている観客の皆様の体の中には、一体どれだけの人生訓が刻み込まれていることだろう。

ほんの一部の方としかお話することができなかったけど、本当に、お一人お一人全てから、宝のような人生訓を教えて頂きたかった。

演奏出演させて頂いている立場でありながら、大先輩を目の前に、たとえ言葉でうまく表現できない方からも、にじみ出る何かをつかませて頂きたい、そんな貪欲な気持ちにかられて仕方なかった。


出番が終わり、倶楽部員とのお茶で一服タイムに聞こえてきたのは、ご自分達のこれからの老後の話・・・。


考えてみたら、今日ご一緒した皆さんは、私の親世代。
皆さん、大変な介護経験もお持ちで、ほぼ配偶者の両親も含め全ての御両親を見送ってきた方ばかりであった。


子育て真っ只中の私から見て、日頃から、複数の趣味を楽しんでは気楽そうに暮らしておられるように見える皆さんがとても優雅に見えて羨ましくもあったのだが、そんな大変な経験も乗り越えてこられたのね。



ちなみに、私も夫も一人っ子同士ではあるものの、親は4人とも健在。
ありがたくも、それぞれ、豊中と高槻の地で、夫婦二人で元気にやってくれている。

自分の家庭のことだけで精一杯の私は、それらをいいことに、倶楽部員さんや友達から、「今日は親を病院に連れて行く。」などという話をしょっちゅう聞きながらも、全くと言っていいほど、「介護」というものにに無関心できた。

今日初めて、それが心底恥ずかしかった。
他の皆さんとの経験値・意識・知識に雲泥の差を感じた。



高齢者社会において、それを支える介護業界の方々の意義深いお仕事に敬意を表するとともに、高齢者にとっても、介護する家族にとっても、暮らしやすい幸せな社会になることを祈るばかりである。




祝 2015年  

   新年 あけましておめでとうございます


恒例のハワイアンパーティも、昨年は、過去最高人数のお客様をお迎えし、無事、盛会に終わった。

自分だけでは、到底、こんな夢のようなことは成し遂げられなかった。

先代役員の方々が、ご自身の人生・社会経験を存分に活かし、役員組織の基盤を確立して下さってきたお蔭であるし、そんな先代の意思をきちんと受け継ぎ、俱楽部を心から愛して御尽力下さっている現役員の方々のお蔭である。


また、俱楽部全体の各個人に至るまで、「努力・情熱無くしては語れない俱楽部への熱い姿勢」の浸透も、特筆すべきことである。



長い年月の紆余曲折を経て、数年前に、「俱楽部規定」なるものも作った。

何度か改訂を重ねてきたが、皆様方のご理解・ご協力を得て、俱楽部を非常にまとめやすくなったのも確かである。


本当に、ありがとうございます。



お蔭さまで、練習場で皆様方とご一緒する時間、俱楽部のことを考えている時間が、正直、最高に楽しく、生き生きできる、また誇らしく思える、今日この頃である。




ハワイアン・ウクレレを始めたきっかけを人から聞かれることも多く、思い返してみると、様々なきっかけの連鎖が思い起こされ、それらを残しておくことを思いつき、こちらのサイトに、
「備忘録」として、新コーナーを作らせて頂いた。

とても楽しい作業だった。





2015
年、ついに、40代に別れを告げる。


様々な事柄にぶち当たる度に、あれこれ考え悩みながら、時には自己啓発本を読み、時には人に相談しながら、生き方を模索してきた。


ようやく、ここ数年、「これが真実かな。」と実感し、納得できる信条に出会えたような気がする。




それは、「できること」「できないこと」を知ることである。

「できないこと」とは、
・自分の感情をコントロールすること。
・現実を思い通りにすること。
・他の人の気持ちを思い通りにすること。


「できること」とは、
・どうあがいても「できないこと」があるのを認識すること。=良い意味で諦(あきら)め
・不快な感情・現実も、仕方なしに受け入れること。
・なすべきことをなすこと。



もし、
不快な感情・思い通りにならない現実があったとしても、仕方なくそのままにして、そういうネガティブな側面と共存しながらも、目の前のなすべきことは疎かにせず、きちんと丁寧に懸命にこなしていく姿勢である。


どんな状況の時でも、「行動」にだけは責任を持つ生き方である。



時々、「できること」「できないこと」の境界線の線引きが難しいことがあるが(>_<)



今年も、どんな時でも、自分の描くより良い人生映像に向かって、最善を求めながら、その場その場で精一杯、心を込めて、なすべきことに取り組
んでいきたい。


まじで、頑張りまっす!!!
今年もどうぞよろしくお願い致します。



2014年 ハワイアンパーティ
          IN 宝塚ホテル

2014年10月24日、宝塚ホテルのシルバーの間で、恒例のすみれウクレレ倶楽部・ハワイアンパーティが催された。

先月の外部コンサート出演に続き、連続2つ目のビッグイベントだった。


プレッシャーに病的に!!!弱い自分にとって、この秋は、『覚悟の、試練の秋』と、腹をくくっていた。  
遊びのお誘いも、とにかく、このイベントが終わってから、と日程を遅らせてもらうほど・・・。



私ごとで恐縮であるが、月二回英語のフリートークのサークルに参加しているが、英会話力・教養・話題の無さから、他のメンバー達と比べて、とりわけ自分の発言力の無さに、毎回、本当に情けない気持ちでいっぱいである。
自分の全く違った一面も、一度だけでもご覧頂ければと、勇気を振り絞って、英会話メンバーも、ゲストにお誘いした。

また、何年も前から、イベント前の尋常でない自分の緊張話を聞いてもらっていた友人もお誘いした。

私自身、自分からあえてプレッシャーとなる要因を増やす勇気も無く、今迄、親以外の方を、恐れ多くもゲストとしてお招きするなど、到底できなかったのであるが。



その上、今年は、過去最高のパーティ参加人数となり、軽く100人を超えた(汗;)。


数日前には、ナーバスさに磨きがかかり?!、熱もないのに、なんとな~く熱があるよう~な気分がして、体温を何度も測ったり、ちょっとのどが痛いと、悪化するかも(汗;)と、民間療法の「はちみつ大根」を作ったり・・・。
三日前には、気力が出ず英会話サークルも休んでしまった(;´Д`)



パーティ冒頭のスピーチでも申し上げた通り、私は、ずばり、この年に一度のパーティで、ゲストにお見せする倶楽部員の演奏が、ほんの少しでもより良いものになるように、より良いものになるように、それだけをいつも念頭に置いて練習場に通っている。



ウクレレと言えば、イメージとして、ハンモックなどに寝そべりながら、ちょっと怠け者風のキャラクターが、ポロロンとウクレレを爪弾いて、「まあ、気楽に、適当にいこうやー。」っていうイメージなのであるが・・・・・・、はっきり言う。  私の性格は真逆!!!


うちのウクレレ倶楽部に入部する方も、きっと前者のイメージで入ってくることだろう。

ところが・・・、入部するや否や、
熱血・体育会系倶楽部であることに気づく。

しかし、入ってしまえば、その
「熱血」こそが「常識」となる。



パーティ前の最終練習で、宴会場への入場許可時間を言うや否や、倶楽部員皆が即メモし、必ずやそれ以前にホテルに到着してやろう!と血気盛んにクラスの集合時間を決めている。



当日は、パーティ会場のあるフロアーは全て貸し切り状態になるのであるが、その階のエレベーターの扉が開くと、フロアーの廊下の至る所々にクラス毎の群れができており、朝の挨拶なんかそっちのけで、とにかく、ひたすら、練習している。

私は、その熱い雰囲気を見ながら、にやっと、ほくそ笑む。
「これがうちの倶楽部なんだよ。」と。

そんな先輩方の姿を見て、入部したての新入部員達にも、この熱さが当たり前の一般常識となって、
「熱い」すみれの伝統は引き継がれていく。



今年は、口が酸っぱくなるほど、マイクの重要性を説き続けてきたし、ホテル側が用意して下さるマイクも、我々の要望がしっかり聞き入れられ、格段に改善されていた。

それも功を奏して、舞台リハーサルをしている音が外に漏れてくるのであるが、「なんや。うまいやん♪」って、普段の練習以上のものに聞こえ、驚きの喜びを感じた。

私だけでない。
本番が始まり、先輩格の倶楽部員の多くからも、口ぐちに、皆の演奏のレベルアップをたたえる声を聞き、「努力は裏切らない。」、そんな満足感を抱いたのである。


フィナーレでの、「ハワイ・アロハ」の大合唱。
倶楽部員・お客様方の隅々に至るまで、誰もが、晴れ晴れした明るい笑顔でいっぱいだった。\(^o^)


会長・役員の方々、そして、色々なところで働いて下さった倶楽部員さん達、厳しい練習に耐えに耐えて頑張ってくれた倶楽部員さん達、他楽器の演奏やフラで我々の演奏をレベルアップして下さった方々、
そして、長時間、温かく見守り続けてくれたお客様方。

本当に、ありがとうございました!!!


【後記】
パーティ後の心地良い疲れが、やっと癒えてきた今日この頃、倶楽部員カメラマンが精力的に撮りまくってくれた膨大な写真群を、ホームページにアップするために、整理している。

新入部員の初々しい輝き、先輩部員の貫録、躍動感溢れるフラダンス、宝塚かぶれの(?!)主宰者による歌唱、
そして、なんといっても、客席の笑顔・笑顔・笑顔が、このパーティの大成功を、しっかりと物語っている。





外部コンサートイベント、出演しました♪


2014年9月27日、塚口のピッコロシアターで、『ウクレレ ボロン ポロン』という、阪神間のウクレレBAND5組による競奏会が催された。


一年も前から、主催者から連絡が入っていた。


皆さんにも公言している通り、私自身、「人様に教えることは何人の前でも平気」人間でありながら、「舞台で演奏する緊張感が大の苦手」人間である。


迷いながらも、倶楽部の上級クラス2クラスに打診してみた。

『絶対、無理強いはしないけど、このイベントに積極的に参加する意志があって、練習がどれだけ厳しくなっても、絶対に耐えることができる!!!強い覚悟がある人』、手を挙げて!


レフアクラスの4人、プアメリアクラスの中から2人、積極的なヤル気満々の返事を頂き、いつもお世話になっているギタリストの松尾さん、ベーシストの高木さん、そして、宝塚フラローイヒクラブから熱田先生とそのお弟子さん、また、元倶楽部員であり現在はパーカッション奏者に転向した御婦人と、総勢12人で出演することとなった。


1年かけて、それはそれは丁寧に練習した。

さすがに、本番前日は安眠とまではいかず、出演前、舞台裏で待機している時に、緊張がピークに達した。

こういう時、いつも頭に浮かべるのが、フィギュアスケートのオリンピック選手。
あのレベルのプレッシャーに満ちた立場にだけは、何万回生まれ変われたとしても絶対になりたくない・・・。   などと、舞台前は、色々なことを考える。




ハワイアンバントと言えば、ウクレレ・ベース・ギターなど、せいぜい、3・4人のユニットで、さらっと歌うのが主流の中において、うちの倶楽部は、とにかくウクレレ人数が多い。

しかも、コーラスにも大変力を入れているため、さらっと、個人個人が好きなように歌うだけでは、到底まとまりがつかない。


そういう意味で、とにかく、「喉を拡げ、お腹から深い声を出すこと」を目標に、歌にもかなり力を入れている。


コーラスも付けて、合唱形式に、深い呼吸で歌いながら演奏するというのは、上達者であればある程、大変な肉体労働であることに気づく。


現に、今回のコンサート前の最終合同練習で、数曲歌った後、体の奥底からくる疲労感を皆が感じたようである。
決してそれは不快のものではなく、「今夜はゆっくり良い眠りに落ちることができそう」な、大変健康的な疲れである。

そんな良質の疲れを感じ取ってくれる程、真剣に歌と向き合うようになってくれたメンバーの成長に喜びを感じた。



さて、この度の私達の演奏は・・・・。

リズミカルな曲は、「ウクレレと歌は、打楽器だ!!!」という私の掛け声のもと、とにかく、パンチ・パンチ・パンチ。

コミカルソングは、とことんはじけて、コミカルに。

ロマンティックなラブソングは、無声音を活かした囁きのような声質・演奏法から、クライマックスでは情熱的な歌唱・演奏法へ。


つまり、ハワイの原曲以上に、情感のこもったドラマティックなものを、私は理想としている。


創立13周年の倶楽部であるが、同じ曲であっても発見はずっと続き、演奏も確実に進化している。



イベントでは、5組のチームが演奏したが、それぞれに個性があり、演奏形態も様々であった。

うちの倶楽部にとっても、まさに、特性を発揮する場となった。



そんな「すみれウクレレ倶楽部」の特性を「良し。」として、長く前向きに通い続けてくれている今回の参加者はもちろん、観客席から熱い応援を送って下さったたくさんの倶楽部員の方々、また、大変永きにわたる年月、ギター・ベース・フラダンス、また、今回はパーカッションで、私達の演奏を、確実にランクアップさせて下さるサポートメンバーの方々、本当に、本当に、ありがとうございました。



【後記】
今、こうやって、エッセイを書いている我が身にも、心地よい疲れが数日たってもまだ消えない。

主人が撮影してくれたビデオを見ながら、今迄見たことの無いレベルの気概が、立ち姿からだけでも表れている方もおり、この一年の練習に臨む真剣な態度・数々の議論などが思い出される。


内輪主体のパーティではなく、久々の対外イベント。
『すみれの看板を背負って、阪神間のハワイアン愛好者の前で、舞台に立つ』という重み・プレッシャーを、私だけが背負っていたのではない。
皆が、同じ気持ちで背負ってくれていたんだという思いが、後になって、しみじみ感慨深く湧き上がる。


息子が校内でも最も熱心な部類のバスケットボール部に所属しているが、私達は、年齢こそ中高年以上(高齢者?!)になったが、青春真っ盛りの学生達の情熱となんらかわりない。いや、それ以上かもしれない。

まさに、「倶楽部」としての十分な輝きを放っているのではないかと、本当に、我ながら、意義深い人生の課外活動の一端を担っていることに、大変大きな満足感を抱いている。




ありがとう 13周年

 お蔭さまで、2014年6月1日で、「すみれウクレレ倶楽部」は13周年を迎えた。

最近、様々な人達との交わりの場に出ていくことがとても多いのだが、そんな時、「すみれ

ウクレレ倶楽部」を築いてきたことが、自分の大きな自信となっていることを発見し、本当

に嬉しく思っている。


若い頃は、勤勉でもなく努力家でもなかった自分が、呆れるほどの情熱で倶楽部は続けてく

ることができた。



一体、いつになったら我が子が「本気モード」になってくれるのか、とやきもきすることも

多い今日この頃、我が身を振り返ってみると、「本気モード」になったのは、学生時代など

とうの昔に過ぎ去り、結婚で退職し、家庭と両立できそうということで、子供向けの英語教

室の講師をしてからだなあと感じる。



そこでは、親ウケもとても大切な要素で、準備にも手を抜かなかった。

習い事の世界は、ちょっとした負の要因が、即、生徒数の減少に反映される。

逆にいうと、生徒数=人気のバロメーター(自分の仕事における絶対的評価)であり、

厳しいけれど、私にはそのスリリングさがたまらない魅力で、断然モチベーションを上げて

くれた。

満面笑顔の子供達を見ながら、教えることに自分の適性も感じた。

子供相手に、ある意味上品な(?)笑いを提供していた頃と違い、ウクレレ倶楽部では大人

相手、これぞ関西のおばちゃんとして、また一人の母として、妻として、遠慮無しに下世話

なギャグもお構いなしに提供できる今のポジションは、よりしっくりくる。


教材にも教授法にもしっかりしたマニュアルがあって、研修でみっちり叩き込まれた英語教

室時代と違って、ウクレレ倶楽部は、とにかく真っ白も真っ白、全くのゼロの状態からカリ

キュラムを研究・開発し、確固たる責任を持ってアウトプットしていく。


本当に13年間、良いことも悪いことも、一瞬たりとも妥協したことがない!と自信を持っ

て言い切れるのが嬉しい!!!

倶楽部員さん達の中から素晴らしい協力者も現れ、それが役員組織となり、今も多大なご協

力を頂いている。


改めて、こちらで、深く感謝申し上げます。ありがとうございます!!!!!

初期に会長を務めて下さった男性倶楽部員さんが、この春、天に召された。

倶楽部開設当初、まだごく少人数だった倶楽部員さん達と宝塚駅の街角コンサートに出演し

た時、新聞広告で見て、観客として駆けつけてくれたのが彼との初めての出会いだった。

その時の鮮やかな水色のアロハを紳士的に着こなされた姿が、目に焼き付いている。

お元気な頃は、厳しくも優しいアドバイスをたくさん頂き、イベントでも精力的に引っ張っ

て下さる頼もしいお姿を拝見してきた。


晩年は入退院を繰り返しながらも、奥様の車での送り迎えの助けを得て、最後の最後まで「

すみれウクレレ倶楽部員」としてあり続けて下さった。

いよいよ、体力の限界を感じられ、去年の年末に退部の意思を伝えられ、クラスの皆で花束

を持って最後の練習にお越しになるのをお待ちしていたのに、直前に最後の入院をされ

、帰らぬ人となった。

葬儀場に入って、美しい花々に囲まれた絵画のような遺影に、品の良い彼の笑顔を見て涙が

出たが、会場に流れる、柔らかくも優美なハワイアンの音色に、更に涙が溢れた。


ハワイアンにも色々なジャンルがあるが、まさに彼好みの、昔、裕福なアメリカ人が、豪華

大型客船でたくさんハワイを訪れるようになった頃好まれた、彼のイメージにぴったりのハ

ワイアンであった。

絵画にも造詣の深かった彼の、宝塚ホテルの庭園を描いた絵画作品などのそばには、ウクレ

レケースに立てかけられた彼のウクレレも展示されていた。


レッスン中に一人一人の席を回った時の、彼のウクレレを弾く横顔・指先が目に浮かび、胸

が熱くなった。ご家族などのご挨拶からも、彼の中でのウクレレやハワイアン、そして倶楽

部の占める比重の大きさを感じさせられる葬儀であった。

最後のお別れの時流れた曲、HE MANAO ALOHA

優雅さ・華麗さや愛に満ちた歌詞を有するこのハワイアンの超難曲は、彼が所属していたク

ラスのメンバーにとっても、大変思い入れの深い曲。



「ありがとう!!」   参列した倶楽部員が彼に心から送ったに違いない。

もちろん私も、文化全般に造詣の深かった彼のお眼鏡にかなったものの一つに携われていた

ことに、光栄な気持ちでいっぱいであった。

出棺の時、クラスのメンバー達が、場内に流れるこの曲に合わせて口ずさみ、彼を送り出し

た。

人生の長き期間の大切な生きがいとして、喜びとして、一人の人間の中にウクレレ倶楽部が

確かに大きく存在した事実を、更に感慨深く噛みしめながら、これからも真摯な気持ちで関わっていこうと心に誓った。

 
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