1.出会い

ある日会社で先輩と話していて、バイクの話で意気投合。俺もその先輩がバイク乗るなんて
知らなかったけど、実はなかなかのツワモノだった。

    カブに400レプリカのエンジン

とか載せてたらしい。(実話
んで俺が原付好きだと言うと、その先輩が昔乗ってた初期形のDTが今も動くハズだからくれる
という事になった。


その先輩から連絡があり、エンジンかかって乗って帰れるという事だったので
早速行くことにする。時間の都合で夜になったが、”これやでぇ〜”と出して
きれくれたのはたしかに初期形(タンク白・フレーム赤)のDT。

←ノーマルDT(こんなきれいじゃなかったけど・・・)

早速乗ってみるが、キックしてもエンジンかからない・・・。見かねた先輩がキックすると一発でエンジン始動。
まだコツつかんでないからかなぁとかその時は思ったが、これが実は不幸の始まりだった。
とりあえず、もらって家まで乗って帰る。しかし、どうにも吹けがおかしい。突然エンジンが”ボッボボ”と
苦しそうに泣き、止まりそうになる。オマケにいきなりのパンク。う〜むこれはかなりあちこちヤバそうやなぁ。
幸いパンクしたのが家の手前だったのでちょっとだけ押して帰り、その日は何もせず寝る。

次の日、どれ点検でもするかと思いDTを見てびっくり仰天!(死語)昨日は暗く
てわからなかったが、こりゃかなりのボ・・・いや年季物でかなり各部キテいる。
チェックしたところ

・シートが切れていてガムテープで貼ってあり、しかも皮部分が粉吹いている
・全体がサビている。リムとシリンダがかなりひどい。
・ブレーキ効かない
・バッテリーあがってる
・ライト暗い(まぁ6Vやし)
・前後ろともパンク
・エンジン吹けない。(アクセルを開けると”ボッボボブ〜ン”といって止まる)
・フィルター開けたらくさり落ちた

とまぁかなりひどい様子。こりゃカスタムよりメンテが先やな・・・トホホ(TT)
まぁもらい物やしと思い直し、メンテする事にする。