4.カスタムその2

さて、本格的に外装のカスタムに入る為、お義父さんのトコへ行く。カスタムその1でも書いたが、
お義父さんのトコへ行けば、不動車がごろごろ転がっているばかりではなく、工具も揃っているから
非常にカスタム環境としてはバツグンである。
さらに、良いトコロはお義父さんの家はかなりの山奥であり、

  ”周りに家が1軒も無い”

のである。ドリル回そうがグラインダーでパーツ削ろうが、エンジンぶん回そうが家族以外から苦情
がくることは無い。
そのかわりカスタム途中にお義父さんが脱穀機だの、調子の悪いトラクターだのを持ってきて”直し
てくれ”と言うのは覚悟しておかないといけない(^^;

ここから30分山道を延々歩く(^^;

ウワサの一軒家

部品取車達
#お義父さん見たらセッキョーもんやな(^^;


まず、不動車から使えそうなパーツを探す。狙いとしては90SSなのだが思っていたより外装がキテ
いて移植出来るパーツが無い・・・。とりあえずフロントフェンダーのみ取ってみる。頭をひねっている
所に最近不動車になった(お義父さんが壊した)チャッピーが目に入った。あっこれのライトとウインカ
ーええ感じカモ。とりあえず剥ぎ取る。シートは前K50から取ったシートがあるなぁ。
これで一応パーツは揃った。

さぁ、それぞれを付けてみよう!と言ってももちろんポン付け等出来るはずもない。シートは底をハンマ
ーで叩いて形を合わせ、ステーをこねくり回して固定。
しかし、ここで問題発生。ノーマルとはシートの長さが違う(当たり前)為シートとリアフェンダーの間
にかなりスキ間が出来る。う〜むかっちょ悪い。幸い本体フレームと後部のマウントフレームは分離出来
るので、ステーを使ってマウントフレームを前にずらしてなんとか形にする。

きちんと収まってるように見えるシート

でも裏から見るとステーだらけ(^^;

ライトは純正ライトの配線を利用。現物合わせでチャッピーライトの配線と合わせ、DTのライトステー
にさらにステーをかませて固定する。まぁこんなモンでいいでしょ。

必殺現物合わせ
#切って繋げただけとも言う

同じくウインカーも純正から配線や固定パーツを抜き取り現物合わせでハメていく。かなり大きなウイン
カーでいい感じ。
余談ですが、俺はライトやウインカー等の保安部品は

  ”デカイほどエライ!”

と思っております。ですのでミニライトだのヨーロピアンウインカーは大嫌いです。
理由は”見えない”からです。このテの類を付けているツレといっしょに走ってたりすると、その友達
がいつ曲がるかまったく俺にはわかりません。無論他の車とかにもわからないでしょう。百害あって一
利無しとはこれらのパーツの事を言うのでは無いでしょうか?(好きな人には申し訳ないですが

最後にフロントフェンダー。これは90SSの物をグラインダーで真ん中から切り半分にする。さらに
ドリルで取り付け用の穴を開ける。合わせて見るとショートフェンダーでいい感じ。
そして、各部品塗装。これは”カスタムその1”と同じ
後は、これらを取り付けて完成!

テキトーながら結構収まりのついた
フロント部分

一息付きながら、他にも何か無いかなぁとさらに物色をする。そういや90SSのスピードメーター使え
るカモと思いDTと90SSのフロント半径を計る。これがうまい事にピッタリ一緒。早速剥ぎ取りDT
に付ける。

専用パーツのように付いたメーター

さぁ試運転。シートはさすがにおっさんバイクの物だけあって乗り心地はかなり良い。ライトとウインカ
ーも大きくなった分明るくなったような気がする。メーターもちゃんと動くしバッチリ!
しかし、やっぱり落とし穴。サイドカバー剥ぎ取ったモンだから、アップチャンバーが足に当たってアツ
くてたまらない。(もっと早よ気付けよ俺・・・
とりあえず、その辺にあったシイタケ乾し用の金網をぶった切りテキトーに塗装して付ける。

シイタケ干し用金網

おお、今度こそ完成じゃあ〜