第二五四回大沢句会ご案内
令和二年八月六日(木)
大沢地域福祉センター七会議室
兼題「」夕涼み」「凌霄花」「当季雑詠」

会員の句
合歓の花観音菩薩は細身なり
植ゑ終えて棚田百選甦る
連れ立ちて外湯巡りの宿浴衣
糊硬き浴衣の衿を揉んで着る
終日は読書三昧梅雨長し

茅の輪葦青き匂ひを潜りけり
助手席に座りて日焼けの左頬
駈け出せり揃ひの浴衣姉妹かな
眠る子を背負ひ潜りし大茅の輪
擦れ違ふシャボンの香り浴衣の娘
日々昼寝長くて用事捗らず
zコンビニの明かり青田の海に映ゆ
コロナ渦に名越の祓へ黙祷す
厨より煮物の匂ひ夕端居
手をつなぎ幼児とくぐる茅の輪かな

兼題「名越の祓」「浴衣」「当季雑詠」
  高田繁先生句
童女をば肩車して夏祓
飼犬が先に茅の輪潜りけり
左より足を踏み出す茅の輪かな
三人の柄の異なる藍浴衣
浴衣着て胸豊かなる少女

九年母の木

抱卵のツバメの番睦まじく
蒸籠の湯気噴き上げて柏餅
慰霊祭愛の詩届けつつじ添う
水溜り天も地もあるかとの国
不揃いの柏餅にも母の味
山間に緞帳のように藤の花
生命の化石の里や若葉風
柏餅羽釜の火たきし祖母想う
過去帳の横に供ゆる柏餅
母の手の温もりありし柏餅
餅見えぬほど広き葉や柏餅
退職の恩師に送る新茶かな
百歳を生きて病室バラの花
柏餅作り終えたる掌の火照り
風吹けば小梅音して降りにけり
濃淡の山々清し老いの会
訪ねたしふんわり牡丹咲きし寺
かとの世もいちびり居るか群れ乱し
母の手の皺思い出す柏餅
薫風やうたた寝している厠にも
第二五三回
 大沢句会
            令和二年七月

三恵子
純 子
澄 子
澄 子
弘 枝

ち が
正 子
澄 子
三恵子
三恵子
正 子
純 子
純 子
弘 枝
弘 枝