高田繁先生句
来客も電話もなくて日の永し
永き日やどこへも行かず髭を剃る
休耕田いちねん菜の花畑かな
降られても吹かれて明るし菜の花は
菜の花に遠足の列?み込まれ
 会員句
帰宅時はまだ明るくて日永かな
見納めになるやも知れずさくら咲く
永き日や孫の将棋はきりもなし
料峭や顔を蒸される床屋にて
永き日は散歩の道を遠回り
大空へ白木蓮の歓喜かな

藤咲いて荒地一面隠れたる
紫雲英田に吾子坐らせて写真撮る
方言に迎えられたる駅花の旅
草青む牛の親子に触れ合いし
菜の花やローカル線の無人駅
菜の花や陸奥全景浄化せり
航跡の長く残りし日永かな
菜の花の辛子和へ一品加はへたる
ゆっくりと孔雀の歩む日の永し

第二六三回大沢句会ご案内

大沢地域福祉センター会議室
令和三年五月五日(水)午後一時三十分
兼題「端午」「牡丹」「当季雑詠」
兼題「日永」「菜の花」「当季雑詠」

九年母の木

抱卵のツバメの番睦まじく
蒸籠の湯気噴き上げて柏餅
慰霊祭愛の詩届けつつじ添う
水溜り天も地もあるかとの国
不揃いの柏餅にも母の味
山間に緞帳のように藤の花
生命の化石の里や若葉風
柏餅羽釜の火たきし祖母想う
過去帳の横に供ゆる柏餅
母の手の温もりありし柏餅
餅見えぬほど広き葉や柏餅
退職の恩師に送る新茶かな
百歳を生きて病室バラの花
柏餅作り終えたる掌の火照り
風吹けば小梅音して降りにけり
濃淡の山々清し老いの会
訪ねたしふんわり牡丹咲きし寺
かとの世もいちびり居るか群れ乱し
母の手の皺思い出す柏餅
薫風やうたた寝している厠にも
第二六二回
   大沢句会
            令和三年四月一日

正子
澄子
三恵子
純子
ちが
弘枝

正子
正子
澄子
三恵子
三恵子
純子
純子
ちが
弘枝