Grignard試薬

反応性で鳴らした俺達アルケン部隊は、ハロゲンを着せられ+に帯電させられたが、
マグネシウムを取り込み、アニオンになった。
しかし、そのまま溶媒和しているような俺達じゃあない。


カチオンさえ通れば条件次第でなんでもやってのける結晶知らず、
不可能を可能にし巨大な活性化エネルギーを粉砕する、俺達、特攻試薬Gチーム!

//ここで視点が変わりますがご容赦ください

俺は、リーダー炭素・酸素二重結合。通称カルボニル。
オキシド基置換と付加重合の名人。
俺のような分極二重結合でなければ百戦錬磨の付加反応どものリーダーは務まらん。


俺はカーボンダイオキサイド。通称CO2
自慢の構造に、植物はみんなイチコロさ。
分極かまして、炭素からアニオンまで、何でも付加してみせるぜ。


私は、アルカンシアニド、通称ニトリル。
チームのアゾ一点。付加酸化は、πと窒素の非共有電子対で、お手のもの!


よおお待ちどう。俺様こそエタンオキシド。通称エポキシド。
アルケン分析としての腕は天下一品!
不安定?三角形?だから何。


DHMO。通称水。
溶媒の天才だ。大統領でも溶かしてみせらぁ。
でも飛行機だけはかんべんな。


俺達は、条件の揃わぬフラスコにあえて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、特攻試薬Grignard!
炭素をくっつけたいときは、いつでも言ってくれ。

戻る