草木で染めた糸ばかりを集めて

約七メーターの布を織ったのは

今から約10年前。

もっと淡い色だったように思うけど、

年月を経るにつれ、濃くなっていく。

布の中で草木は生きているのか。

余りに長いので切るのももったいなく

天井から壁面へとぶら下げてみた。

染め材料

• 梅の花が咲く前の枝

• さくらの落ち葉

• さくらのひこ生え

• インド茜

• 桃

• 百日紅

• ばらの選定の枝　

• 等・など

高さ１７０ｃｍ　巾６０ｃｍのつい立

近くの建具屋さんにお願いして

布の取替えが出来る

しつらえにしてもらった。

• さくら
• インド茜
• 杉
• びわ
• 梅
• 桃など

季節が違うと同じ材料でも

違う色に染まり、

どんな色に染まるかどきどき。

珍しく（夫いわく）派手な経糸にしたのに、

横糸で色を押さえ、落着いた平凡な色合いになった。

クッションと玄関下駄箱上のランナーを創った。