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1999年9月(平成11年)友人の誘いで北インドへ 出かけることとなった。 さかのぼって、私が10代の終りごろ、 文化服装学院 でデザインの授業の時のことだった。 デザインの中田先生が、
「デザインには、シンメトリーとアシメトリーがあります。 そういいながら一枚の写真を見せて下さいました。 なんて美しい建物だろうと ずーと心の奥にしまっていたのだけど, ずーと憧れていたのです。 「私もそう願えば見に行くことが可能なのだ!」と、 まだ夫の母の介護中だったのに、 夫や息子夫婦の協力 のお陰で、出かけることに 決めたのです。 |
その頃、丁度山崎豊子著の ”沈まぬ太陽”を読んでいた私は、 パキスタンの話からインドを重ね合わせ、 とてもナーバスになっていたのか, お腹の調子も整わず、 だんだん不安になりました。 海外旅行の経験は何度かあったの だけど、 こんなに不安になったのは初めてで、 飛行機の中からお腹が気になって 機内食も食べられず、 不安な気持ちを抱えたまま空港(デリー)に 降り立ちました。 夜9時ごろのデリーには、まだ人がいっぱいで、 正直なところ「私はなんというところに 来てしまったのだろう」と言うのが実感でした。 (インドの方たちごめんなさい)
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アンベール城へ | 「BGM Music By Gallery Oto」 (シチリアーナ) |