舳倉島紀行(1)

−平成17年春の探鳥記録−

                                    山本毅也

 舳倉島に最初に訪れたのは今から3年前の春である。定年で平日に堂々と趣味を楽しむことが出来るようになって初めて決行したのがこの舳倉島行きであった。大津を深夜に出発して、早朝輪島港に到着し、少々車内で仮眠した後9時発の船で島に到着し、以後2日半鳥見三昧の生活は、40年近くのサラリーマン時代には決して味わえない強烈な印象を残した。

 2度目に訪れたのは昨年5月12日であった。今回は写真家のN氏が同行したので前の日の昼間に出発して、夕方の能登海岸の景色を撮ることとなった。訪れたのは輪島の東約20kmの曽々木海岸の窓岩と白米の千枚田である。その日は輪島のペンションに泊まった。
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【曽々木海岸の窓岩】 16:42(写真1)
直径20mの大きな岩盤に波と風が長い年月をかけて、真ん中に直径2mの穴を開けた。曽々木を代表する名勝


【白米の千枚田】 17:14(写真2)
国道249号線沿い、曽々木と輪島の中間に位置し、海に向う1.2ヘクタールの斜面に1004枚の田が広がっている


5月12日雨
朝9時の舳倉島行きに乗り、10時半に現地に着いた。残念ながら朝から小雨で、降ったり止んだりの1日となった。

【シマノジコ】12:55(写真3)
島の中央にある観察小屋から撮影


【アトリ】 14:55(写真4)
小学校のグランドにて、手前にイカルが映っているが、ここには他にも数多くの種類の野鳥が集まり草の種子を啄ばんでいる


 

【カシラダカ】 15:09(写真5)
グランド脇にて


 【亜種ハチジョウツグミ】 15:19(写真6)
これも小学校のグランドで撮影


【アカショウビン】 16:20(写真7)
観察小屋から西に7、80m進んだ薄暗い小道で発見した。細い竹の枝に止まって大きなカタツムリらしきものを狙っているようだ。なにしろ感度を800にしてもシャッターが切れるか切れないかぐらいでおまけに手持ちときているので完全にぶれてしまい、単なる証拠写真としてのみに終わった。


 【シロハラホオジロ】 16:41(写真8)
雨のため観察小屋から本日最後の撮影


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