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鍼は「気を動かす」、お灸は「血を動かす」と言われており、冷えのある方、慢性的な症状のある方、がんの方には特にお灸をお薦めしています。
お灸は以下のような特性がある。
強力な殺菌作用があり、有害な殺菌やウイルスによって炎症や痛みが起こるのを防ぐ。
独特の芳香作用で、リラックス効果がある。
抗酸化作用があり、活性酸素の害を抑える効果がある。
活性酸素…人が酸素と栄養分からエネルギーを取り出す過程において発生する。多すぎると、DNAを傷つけてがんを誘発し、脂質を酸化させて動脈硬化や脳卒中の原因になる。
ストレスや大気汚染、食品添加物も活性酸素を発生させる要因となる。
お灸は、肌を直接やく以外にも、いろいろな方法があります。
当院で主に使用するのは温灸と棒灸です。
どちらもホカホカと温かく、痛みがないのはもちろん、やけどの心配もありません。
症状や体質、治療の目的に応じて肌に直接すえる方法を提案することもありますが、決して強制はしませんのでご安心ください。
棒灸専用の棒灸器があります。棒灸を載せた棒灸器を必要な部位に置き、火をつけます。とても暖かくて気持ち良いので、知らないうちに寝てしまいます。
通常の棒灸よりかなり施術の時間が長く、熱量が大きいので、特に冷えが重度の方、免疫力低下の方に適しています。
灸頭鍼とは、鍼と灸の両方の効果を応用したもので、鍼の頭にもぐさをつけて燃やす、特殊な鍼の治療法です。
患部に刺した鍼ともぐさによって自然治癒力が活性化します。
生姜を1pぐらい切って、もぐさをその生姜の上に乗せ。それからそのもぐさを乗せた生姜をツボに置き、火をつける。温熱作用があります。
当院には、日本の鍼や中国の鍼があります。
鍼の長さや太さは多種多様。髪の毛と同じくらい細いものから、太いものまで様々です。
その中から、患者さまの体質・病気・刺鍼の部分によって、使い分けをしていきます。
例えば、頑固な痛み、慢性的な病、体格がいい方には、ちょっと太い鍼。
顔に刺す場合やお子さんの場合は、細い鍼。
四肢には、ちょっと長い鍼。
背中などの背部、お顔などには短い鍼などです。
鍼には得気(とっき)という独特な感覚があります。鍼をした時にズーンと重く響くような感じで、時に上下にひびきが流れていきます。この得気と痛みは分けて考えなくてはなりません。中国では得気がないと効果が少ないと考えられています。