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『担』

 宇治田原町では、平安時代から続くといわれるお祭りが10月にあります。五穀豊穣を祈る秋祭りで、大宮、御栗栖、三ノ宮の3つの明神から、御旅所と言われる場所に3基の御神輿が運ばれ(神幸祭)、数日を過ごしたあと、また元のそれぞれの宮へと戻っていく(還幸祭)お祭りです。
 見所はなんと言っても町の若者たちに担がれた神輿が秋晴れの空の下に高々と差し上げられる瞬間です。普段は静かな町が人々の熱気に包まれます。
 本来ならば、30歳までの若者が神輿を担ぎ、それ以上の年輩者はそれを後援する立場にあるらしいのですが、最近は「かき手」が少なくなって、30歳以上でも希望者は担ぐことができると聞き、引っ越してきた2004年以来毎年、新参者ながら厚かましくも参加しています。「田舎」という場所を持たずに育った私には、古くからの伝統を守る地域の活動はとても新鮮です。自分が担ぐ神輿に向かって、町のおばあさんやおじいさんが、手を合わせて拝んでいる姿を見ると、身が引き締まり熱いものがこみ上げる感動があります。

2007年
それにしても、1トン以上ある神輿はさすがに重い!次の日は肩が痛いこと痛いこと・・・
大宮神社(荒木地区)御神
07-Oct
見よこの勇姿!
07-Oct
御旅所には三つの御輿が年に一度集う
各地区に住む敬神会の若人と後援会のOBが一つになって御輿を担ぐ
07-Oct
還幸祭の朝は平安より続く「座」がテントに集い、天狗が舞い、馬が走る
07-Oct
   

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